ガーシー被告が保釈された理由と法廷で名前が出なかった2人の超大物
#ガーシー
俳優の綾野剛らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)など5つの罪で起訴され公判中の元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告が21日、保釈された。東京地裁が同日、保釈を認める決定を下し、保釈保証金は計3000万円で被告は即日納付。弁護人が19日、4回目の保釈請求をしていた。
各メディアによると、ガーシー被告はTシャツに短パン、サンダル姿で保釈。6月の帰国時よりも頬は痩せ、やつれた印象で、午後7時45分ごろ東京拘置所から出て来て集まった報道陣の前に姿をみせた。被告は神妙な面持ちで報道陣に10秒近く頭を下げ、足早に迎えの車に乗り込んだという。
通常、保釈金は被告の資産や収入などにより決定。それでも、両親への自殺ほう助の罪で起訴され、10月20日に初公判を控えた、歌舞伎俳優の市川猿之助被告が500万円だったことに比べると、その6倍と高額だった。
ガーシー被告の弁護人を務める高橋裕樹弁護士が同日、自身のYouTubeチャンネルを更新し現状を報告。「保釈保証金も、今年起きた重大事件と比べてどうなんだということはあるんですが、結果的に保釈されている状況が僕としては非常にホッとしています」と率直な心境を吐露。
保釈の条件については、「何個か定められてるんですが、東谷さんに関しては配信やSNSはタッチをしないと。少なくとも判決までの間の法的なルールとして定められています」と明かした。また、「ご本人、17、18キロ痩せてるので。今日の姿を見て心配になられている方や元気な声を聞きたいという方も非常に多いかなと思いますが、保釈の条件がついているのでテレビ番組等も含めて、配信、ライブ配信、SNSなどへの投稿は基本的に行わないと。そういうルールなんだなと思っていただければと思います」と呼びかけた。
「ガーシー被告は糖尿病を患っていることを公言していたが、当初、留置施設の環境がいい警視庁東京湾岸警察署に拘置されていた。しかし、食事が合わずに激ヤセしてしまい、東京拘置所に移送された。拘置する側としても、これ以上、ガーシー被告の健康状態を管理するのが難しくなり、万が一、倒れたり入院したりしたら大問題。19日の初公判でほとんどの容疑を素直に認め、逃亡の恐れもないことから、保釈金はまさかの高額だったが保釈請求が認められた格好だ。保釈が認められたことにより、執行猶予付きの判決が下されることになるのでは」(全国紙社会部記者)
昨年7月の参院選での初当選を前にして、YouTubeのアカウントをBANされてしまったガーシー被告だが、その原因と言われていたのが大物2人の“疑惑暴露”を予告したためだとささやかれている。しかし、初公判、そして、今後も法廷でその2人の名前が出ることはなさそうだという。
「楽天グループの三木谷浩史代表取締役会長兼社長、そして、『週刊文春』(文藝春秋)で現在の妻の前夫不審死に関する疑惑などを報じられてしまった、前官房副長官で自民党の幹事長代理と政調会長特別補佐に任命された木原誠二衆院議員。この2人の“圧力”により、ガーシー被告は国際手配までされることになったとも言われている。もはや、この2人がガーシー被告の逮捕にどう関わったのかは、一部の関係者のみが知ることのままになりそうだ」(同)
数多くの有名人の疑惑を暴露してきたガーシーだが、今後、裁判所で何が語られるのだろうか?
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