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不動産価格の高騰、ついに潮目がきた!不幸にならない再開発の街購入(中野vs阿佐ヶ谷編)

サブカルの聖地中野と昭和レトロな阿佐ヶ谷、再開発が進む町、住むならどっち?

7.住宅街や商業地の地価の推移とその比較

 次に、各駅周辺の地価を確認していきます。

 以下のグラフは、商業地域に区分されている『中野区5-1(中野駅)』と『杉並区5-18(阿佐ヶ谷駅)』、住宅地に区分されている『中野区-29(中野駅)』と『杉並区-39(阿佐ヶ谷駅)』のデータを基に、2013年から2022年までの価格を表したものです。

※参照:国土交通省地価公示・都道府県地価調査

 まず、中野駅周辺の商業地の地価推移を見ていきます(2013年~2016年までのデータはありませんでした)。

 2017年から着実に地価が上昇し、6年間で約140万円/平方メートル(45%)価格が上がっていることがわかります。

 一方、阿佐ヶ谷駅も10年間で約29万円/平方メートル(53%)価格が上がっています。

 

※参照:国土交通省地価公示・都道府県地価調査

 次に、中野駅周辺の住宅地の地価推移を見ていきます。

 こちらも商業地と同じく2022年まで地価が上昇し、6年間で約11万円/平方メートル(19%)価格が上がっていることが分かります。

 一方の阿佐ヶ谷駅も、10年間で約12万円/平方メートル(27%)も価格が上がっており、どちらの地区も安定して上昇傾向です。

8.中野駅と阿佐ヶ谷駅のマンションデータの比較まとめ

 今回は共に再開発が行われ、さらに注目度が増していくと予想される、中野駅と阿佐ヶ谷駅を比較してみました。

●8-1.中野駅周辺の不動産は?

中野駅周辺の様子
中野駅周辺の様子

 以前から人々の注目を集めている中野駅は、アニメや学問、音楽など多彩な文化を後世まで継承していくであろう人気の高い街です。

 先述の通り、将来的には人口が減少していく予想となっていますが、再開発により建設されるツインタワーの住宅戸数は約400戸となっており、竣工する2024年春以降はこれまで以上に活気溢れた街になることが期待できます。

 また、治安が悪いと言われている中野駅周辺ですが、犯罪件数も年々減少していることから、治安面での不安も今後解消されることが予想され、総体的に見て町全体の価格は高まることが期待できそうです。

 これまでの経験や今回の取材を通して、中野駅周辺のマンションは、都心にアクセスしたい人や便利な生活環境を求める人におすすめだと思います。

 例えば、通勤や通学に利用する方や、都心のさまざまな施設やエンターテイメントにアクセスしたい方にとっては便利な立地です。また、中野駅周辺にはショッピングモールやスーパーマーケット、飲食店なども多くありますので、買い物や食事に便利な環境です。

 さらに、公園や緑地も多く、自然を楽しみたい方にもおすすめです。また、中野駅周辺では、新築のマンションやリノベーションされたマンションも増えていますので、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。

●8-2.阿佐ヶ谷駅周辺の不動産は?

開発予定地の中杉通り沿道
開発予定地の中杉通り沿道

 隣の荻窪駅だけでなく、新宿駅まで約8分と利便性もよく、荻窪や高円寺よりは落ち着きがあって、家賃も安い阿佐ヶ谷は一人暮らしに根強い人気があります。

 また、商店街は賑わっていて、1年中魅力的なイベントが開催されます。おしゃれでこだわりのあるカフェや雑貨屋は女性にも人気です。安くて美味しいお店も多く、1度住んだら住み続けてしまう魔力を持つ街としても知られています。

 さらに、将来的に駅前の再開発により利便性がアップしたら、一人暮らしだけでなく、ファミリー層にも注目され、地価の上昇に関しても展望が期待できると思います。

 ただし、先述の通り駅周辺は住宅が密集しており、火災危険度の高いエリアが多いため、購入を検討する際には危険度の低いエリアを選ぶよう心がけてください。

 これまでの経験や今回の取材を通して、阿佐ヶ谷駅周辺のマンションは、記述の通り、アーティストやクリエイティブな方におすすめです。

 阿佐ヶ谷は個性的な街であり、古くから多くのアーティストや文化人が住んできました。そのため、音楽や演劇、アートに興味がある方には魅力的な環境です。また、阿佐ヶ谷は静かな住環境も魅力であり、都心とは少し離れているため、自然や公園も多く、のんびりした暮らしを求める方にもおすすめです。

 さらに、阿佐ヶ谷駅周辺には多くのカフェやレストラン、バーなどがあり、食べ物や飲み物にこだわりのある方にも満足いただけるでしょう。他にも、古着屋や雑貨店など、個性的なお店も多くあり、ショッピングや探索も楽しめます。

 中野駅同様、阿佐ヶ谷もまた、アクセスも良いため、都心への通勤や通学も比較的スムーズです。電車やバスでの移動が便利でありながら、落ち着いた住環境を求める方にもぴったりです。

 具体的なニーズやご要望によって、さらに詳細なアドバイスをすることもできますので、何かお困りのことやご質問があれば遠慮なくお知らせください。

相樂 喜一郎(不動産鑑定士補/宅地建物取引士/管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/公認 不動産コンサルティングマスター。)

株式会社リビングイン代表取締役。不動産鑑定士補/宅地建物取引士/管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/公認 不動産コンサルティングマスター。外資系証券、大手不動産会社を経験し、2013年の設立以降、リビングインでは人生をもっと謳歌するため、10年後、20年後の経済的な自由の獲得に向け、中長期でインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも得ることを目的に正しい再開発を行うエリアの再生物件に集中し、これまで、高輪や方南町、上板橋、千川・要町、渋谷エリアの再開発に伴う投資をお客様向けに紹介し、不動産投資と運営をサポート。プライベートでは、大地震を経験し、家族ともっと一緒に居られる時間を作るため、2011年より、株式投資で作った資金を活かし、東京23区内の再開発・道路拡張予定にある不動産と、国内12カ所で太陽光発電施設を運用し、総資産を6.9億円、年間総収入7,300万円まで成長(2022年12月末時点)宅地建物取引業 東京都知事(2)第96307号 賃貸住宅管理業 国土交通大臣(2)第2733号 一般不動産投資顧問業 国土交通大臣 一般 第1309号

東京、これから買える街

【失敗で安心をつくる、株式会社リビングイン】

さがらきいちろう

最終更新:2023/09/28 09:00
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