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日刊サイゾー トップ > ライフ  > 中野vs阿佐ヶ谷、買うならどっち?
不動産価格の高騰、ついに潮目がきた!不幸にならない再開発の街購入(中野vs阿佐ヶ谷編)

サブカルの聖地中野と昭和レトロな阿佐ヶ谷、再開発が進む町、住むならどっち?

5.賃料の推移とその比較

 ライフルホームズが発表している賃貸マンションに関するデータを基に、直近5年間の『中野駅』と『阿佐ヶ谷駅』に関する賃料の推移を比較していきます。

※参照:ライフルホームズ

 データを確認すると、中野駅の標準的な物件の賃料は直近の3年間で4.09%程度上昇していることがわかります。これは東京都の変動率である5.68%より、低いです。

 この3年間の賃料上昇率を内訳でみると、初年度0.97%、2年目1.85%、3年目1.27%となっています。

 港区や千代田区などの伸びと比べると、中野駅周辺の賃料上昇は緩やかだと言えます。

※参照:ライフルホームズ

 続いて、阿佐ヶ谷駅の標準的な物件の賃料は直近の3年間で1.08%程度上昇していることがわかります。こちらも東京都の変動率と比較すると、緩やかだと言えます。

 この3年間の賃料上昇率を内訳でみると、初年度-0.24%、2年目2.39%、3年目-1.07%となっています。

6.マンション価格の推移と比較

阿佐ヶ谷駅前のマンション
阿佐ヶ谷駅前のマンション

●6-1.駅別中古マンション価格に関するデータの推移

 東京カンテイが発表している、駅別中古マンション価格に関するデータを基に、直近5年間の『中野駅』と『阿佐ヶ谷駅』に関するマンション価格の推移を比較していきます。

※参照:東京カンテイ

 データを確認すると、直近5年間で『中野駅』が41万円/坪(約15%)、『阿佐ヶ谷駅』が55万円/坪(約25%)上昇していることがわかります。

 どちらの駅も、再開発事業が行われていることから、今後も開発の進捗を踏まえ、しばらくは上昇傾向が続いていくことが予想されます。

●6-2.マンション専業各社のファミリー物件の単価比較

 このように堅調に推移している中野駅と阿佐ヶ谷駅の住宅価格ですが、さらにいくつかのマンションサイトを参考に、一般的なファミリー向けマンションの価格を調べてみました。いったん、ざっくり知るために築年数や最寄り駅までの距離は考慮外としています。

 まず、大手仲介サイトであるホームズ(https://www.homes.co.jp/mansion/chuko/price/)では、直近3カ月間に募集を開始された物件を基に平均価格を出しており、70平方メートル前後の中古マンションの平均価格は、中野駅が5,755万円(272万円/坪)、阿佐ヶ谷駅が5,676万円(268万円/坪)でした。

 次に、新築マンションの相場に強い、マンションエンジン(https://www.manen.jp/)では、中野駅が平均価格8,870万円(419万円/坪)、阿佐ヶ谷駅が平均価格8,100万円(383万円/坪)でした。

 他にも、国土交通省の売買データを基に価格や相場を教えてくれるウチノカチ(https://utinokati.com/)では、中野駅が平均価格8,726万円(412万円/坪)、阿佐ヶ谷駅が平均価格8,439万円(399万円/坪)でした。

 最後に、AIを使った評価で業界を引っ張っているソニー不動産(https://sre-realestate.com/kai/mansion/)では、中野駅が平均価格6,281万円(297万円/坪)、阿佐ヶ谷駅が平均価格6,256万円(295万円/坪)でした。

 ちなみに、どの相場も2023年8月時点の数字です。

 上記を参考に、マンションエンジンの新築価格とその他3つのサイトの平均価格(中野駅6,920万円、阿佐ヶ谷駅6,790万円)を単純に比較すると、中古マンションと新築では、中野駅が約22%、阿佐ヶ谷駅が約16%の乖離(かいり)がありました。

 将来の家族構成や職場の変化など、万が一のマンション再販を踏まえ、個人的にねらい目だと思う、築10年程度の中古マンションを賢く購入する方が、万が一のことを考えて安心だと思います。

 ちなみに、中野駅周辺で作られている再開発マンションは、幅広い年齢層や世帯におすすめです。特に、都心に近く、交通の便が良い立地なので、通勤や通学に便利なマンションとなっていると思います。

 中野駅周辺は若いビジネスパーソンや学生には特に人気がありますが、ファミリー向けの住まいも多く存在しています。

 多くのマンションでは、1~3人程度の世帯向けの1LDKや2LDKの間取りが提供されています。ただ、中野区の再開発では、大規模なプロジェクトも進んでおり、大きなファミリー向けの3LDKや4LDKの住戸も増えてきています。

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