河合郁人、A.B.C-Zから脱退でも「退所せず」の謎…残るメンバーの「TOBE行きの準備」説も
#A.B.C-Z #TOBE #河合郁人
A.B.C-Zの河合郁人が21日、12月21日をもってグループを脱退すると発表した。ジャニーズ事務所が揺れる今のタイミングであれば、「脱退と同時に退所」というパターンになりそうだが、脱退後も引き続きジャニーズ所属でソロとして活動していくという。ファンですら首をかしげる驚きの選択にさまざまな憶測が飛び交っている。
河合はジャニーズ公式サイトで発表した文書で、「僕は40歳までに自分がMCの冠番組を持つ事、MCというポジションを定着させる事を目標としています。勿論その目標がすぐに叶えられるわけではありません。今はグループ活動をしながらバラエティ番組や情報番組の出演、MCの仕事をやらせていただいています。グループ活動をしながら出来てはいたのですが、今まで以上にもっと深くこの世界を経験し、極めていかないと自分の目標を叶えることはできないと思い個人での活動を選びました」と、グループ脱退を決意した理由を説明。「自分勝手な行動だと重々承知しておりますが、僕の思いを理解して背中を押してくれた4人のメンバーには感謝の気持ちしかありません」とも記し、メンバーの理解を得たうえでの脱退であると明かしている。
グループの主演舞台「ABC座」の最新作が12月7日から21日まで帝国劇場で上演される予定で、河合は千秋楽をもってグループ卒業となる。これまで同舞台は、ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏が生み出した初代「ジャニーズ」のメンバー秘話を再現する「ジャニーズ伝説」を定番の演目としていたが、今回はジャニー氏による性加害問題の影響か、演目タイトルは「ABC座星(スター)劇場2023~5 Stars Live Hours~」となっている。
この発表を受け、ファンからは「えー、グループ脱退して事務所には残るってことあるのね」「中居(正広)くんとかSMAPのままMCになってたし、なんでグループ辞めなきゃいけないのかモヤモヤする」などと困惑の声が続出。事務所に残ったままソロになるのはレアケースであるため、一部では「退所の下準備では」といった指摘もあり、退所者が相次いで移籍している滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」への将来的な合流を推測する声もあるようだ。
だが、これについては「逆パターン」を予測する声も業界内にある。
2012年にデビューしたA.B.C-Zは、バラエティや舞台などで活動しながら定期的に新曲もリリースしてきたが、メンバーたちが自虐するほどジャニーズ内ではパッとしない状況が続いていた。特に音楽活動についてはかなり厳しく、このところは売上をわずかにアップさせていたものの、昨年10月リリースの最新シングル「#IMA」は初週売上約3.7万枚(ビルボード・ジャパン調べ)で、初週に数十万枚を売り上げる後輩グループとの差は開く一方となっていた。
バラエティに関しても、冠番組『ABChanZOO』(テレビ東京系)とParaviで配信されていた『えびたび』が今春にそろって終了。メンバーたちのレギュラーは熊本などのローカル番組が中心になっており、TBS系『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』のコメンテーターなどを務める河合をのぞくと、他の4人は全国ネットでの露出が少なくなっている。
「冷遇されている」ともいえる状況だが、彼らは先述した『ABC座』をはじめとする舞台での評価は高い。そのため、舞台志向が強いといわれる滝沢氏を頼って、TOBEに移籍するのではという噂が根強くあった。ジャニーズ時代、滝沢氏は舞台におけるA.B.C-Zの実力を高く買っていたといわれ、それも移籍説の信憑性につながっていた。
だが、現時点でTOBEはバラエティに関して出演実績が一切ない。今後、テレビ局側がTOBEにバラエティのオファーを出すかどうかも不透明だ。そうなると、バラエティ志向が強く「冠番組を持ちたい」という目標がある河合にとっては、TOBEへの移籍はデメリットのほうが大きくなる。
そうした事情から、河合だけがジャニーズに残り、橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一の4人がグループごとTOBEに移籍するのではという見方が浮上しているようだ。その準備として河合が脱退を決め、ファンも首をかしげた「グループを脱退してもジャニーズに残留」という珍しいパターンになったのではとみる向きがある。
ジャニーズ事務所は10月2日に会見を開く方向で調整を進め、その場で新社名などを発表するとみられ、それに伴ってかつてない混乱が生じると考えられる。もはや何が起こっても不思議ではなく、河合に限らず、今後もファンにとって不可解とも思えるようなメンバーの動きが続発する可能性がありそうだ。
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