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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 漫才師YouTubeの最古参は?

漫才師のYouTubeチャンネル、一番早く始めたのは誰!? “最古参”ランキング

トータルテンボスのSUSHI★BOYS – YouTube

 漫才コンビ・トータルテンボスが20日深夜、ラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)にゲスト出演。テレビプロデューサーである佐久間氏とトークを繰り広げた。

 トータルテンボスが『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)に挑戦していた2000年代を振り返るなど、ファンにはたまらない内容だったが、最近のトータルテンボスといえば、なんといっても佐久間氏が運営するYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』で出演した「100ボケ100ツッコミチャレンジ」動画の“1,000万回再生超え”だろう。企画した佐久間氏も「こんなにハネた理由が分からない」と語る快挙だが、トータルテンボス自身も古くからYouTubeチャンネルを開設し、さまざまな企画を公開している漫才師だ。

 今回は、どの芸人がもっとも早くYouTubeの世界に飛び込んでいたのか、ランキング形式で振り返りたい。

 今回のランキングの条件は、

・『M-1』ファイナリストに限る
・コンビの公式チャンネルであること
・現存する動画が古い順

 とする。

10位『トータルテンボスのSUSHI★BOYS』トータルテンボス

チャンネル登録者数:57.9万人
チャンネル登録日:2017年4月11日
最古の動画:2017年6月5日

 今回の話題の発端となったトータルテンボスが第10位にランクイン。約6年前にスタートしている同チャンネルでは、大村朋宏が藤田憲右にいたずらを仕掛ける動画を中心に公開されている。当時からライブの幕間映像としてこの手の動画を撮りためていたトータルだが、企画内容もYouTubeにフィットしていたようだ。

9位『キュウ お笑いオフィシャルチャンネル』キュウ

チャンネル登録者数:4.16万人
チャンネル登録日:2017年3月9日
最古の動画:2017年3月9日

 2022年『M-1』ファイナリストのキュウが9位。『M-1』でも結成9年目で9番目に登場して9位だったが、ここでも9位となった。公開されている動画は、漫才ネタが大半を占めているが、更新頻度は低く、登録されている動画数は53本のみ。

8位『NON STYLEチャンネル』NON STYLE

チャンネル登録者数:70.7万人
チャンネル登録日:2015年9月25日
最古の動画:2016年11月2日

 08年『M-1』王者のNON STYLEが8位に。井上裕介がスキャンダルで謹慎していた時期に石田明が披露した「謝罪会見」というピンネタの動画が750万回再生、井上が謹慎から復帰した際の「復帰漫才」が1,130万回再生と、爆発的にバズっている。現在でも週1本、最新の漫才ネタ動画が更新されている。

7位『ハリセンボンOfficial Channel』ハリセンボン

チャンネル登録者数:16.1万人
チャンネル登録日:2016年8月3日
最古の動画:2016年8月13日

 07、09年の『M-1』ファイナリスト・ハリセンボンが7位にランクイン。7年前に公開された、箕輪はるかがけん玉に挑戦している動画が最古だが、それ以外はすべて22年以降に公開されたもの。コント、トークに加えてYouTubeらしい企画もあり、現在でも週1本ペースで更新されている。

6位『アメザリチャンネル』アメリカザリガニ

チャンネル登録者数:4820人
チャンネル登録日:2016年1月27日
最古の動画:2016年4月26日

 01年の『M-1』第1回から3回連続ファイナリストであり、松竹芸能の大お兄さんアメリカザリガニが6位。漫才ネタに加えて、vlogやVtuber企画などが公開されている。更新頻度は低いが、現在でも定期的に動画がアップされている。

5位『ランジャタイぽんぽこちゃんねる』ランジャタイ

チャンネル登録者数:11.3万人
チャンネル登録日:2013年9月29日
最古の動画:2015年12月7日

 21年『M-1』に出場したランジャタイが第5位。数ある動画の中でも、伊藤幸司が角刈りにする、角刈りを芸人仲間に見せる、といった「伊藤角刈りカミングアウト企画」が再生数の上位を占めている。最近では国崎和也も丸刈りにしており、主にメンバーが髪を切るチャンネルのようだ。

4位『ジャルジャルタワー JARUJARU TOWER』ジャルジャル

チャンネル登録者数:145万人
チャンネル登録日:2014年10月29日
最古の動画:2014年10月31日

『M-1』で4度決勝に進出し、20年には『キングオブコント』で優勝を果たしているジャルジャルが4位。2,757本の動画のほとんどがコントであり、最近でも毎日、おなじみの白バックに黒Tシャツで行うコント動画を更新している。「コントは8,000本ある」と公言するジャルジャルだけに、その更新はまだまだ止まりそうもない。

3位『ウエストランドのぶちラジ』ウエストランド

チャンネル登録者数:6.61万人
チャンネル登録日:2013年12月2日
最古の動画:2013年12月11日

 昨年の『M-1』王者・ウエストランドが3位にランクイン。約10年前から約30分のラジオ動画「ぶちラジ」を毎週公開しているほか、『M-1』優勝当日に「賞レースなんて単なる手段なんだよ!」と叫ぶ漫才動画をアップして話題を呼んだこともあった。ちなみに最古の動画である「ぶちラジ」は放送第101回のもの。2011年9月15日に公開された第1回から第100回までは、現在でもPodcastで聞くことができる。

2位『毎週キングコング』キングコング

チャンネル登録者数:49.5万人
チャンネル登録日:2013年7月16日
最古の動画:2013年8月12日

 3度の『M-1』決勝経験があるキングコングが2位。2人のトークを中心に、2,000本以上の動画がアップされている。梶原雄太がYouTuber・カジサックとして活動するきっかけになったチャンネルでもあり、本記事執筆開始時にも「まあ、キングコングかウエストランドだろう」と思っていたら、2位と3位だった。びっくりした。

1位『ぺこぱチャンネル』ぺこぱ

チャンネル登録者数:18.8万人
チャンネル登録日:2012年1月10日
最古の動画:2012年1月23日

 1位は19年『M-1』で3位に入り、大ブレークを果たしたぺこぱ。オスカー所属時代の12年にチャンネルを開設しており、最古の動画はオスカーの大番頭であり、松陰寺太勇が師と仰ぐTAIGAさんのネタ動画だった。『M-1』ファイナリストに限ったランキング企画がTAIGAさんのネタで終わってしまうこととなった。

 *

 10年代後半まで、芸人がYouTubeチャンネルを開設することに批判的な声も多かった。だが現在では、売れっ子芸人たちがこぞってチャンネルを開設し、やりたいことをやりながら収益を得られるようになった。

 その裏には、時代にあらがった先駆者たちの足跡があったことを、改めて振り返ることができた今回の企画だった。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/09/21 19:00
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