反町隆史『GTO』26年ぶり復活の裏で…原作者が講談社にブチギレ
#松嶋菜々子 #反町隆史 #GTO
反町隆史の主演で1998年に放送された人気ドラマ『GTO』(フジテレビ系)が、来春にスペシャルドラマ『GTOリバイバル』として26年ぶりに復活することが発表された。ネット上では歓喜の声が殺到しているが、その裏側で原作者が出版社にブチギレする事態が発生し、ファンが困惑しているようだ。
『GTO』は、藤沢とおる氏の同名コミックの実写化。元暴走族の高校教師・鬼塚英吉(反町)が、破天荒な言動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマで、全12話の平均視聴率(世帯)は28.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最終回は35.7%を記録した。さらに反町が歌う主題歌「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」が大ヒットし、生徒役から窪塚洋介、小栗旬、池内博之ら多くのスターを輩出するなど社会現象となり、ヒロインの教師・冬月あずさを演じた松嶋菜々子と反町が結婚するきっかけになったことでも知られる。
新作スペシャルの具体的なストーリーはまだ伏せられているものの、鬼塚が生徒たちの前でチェーンソーを手にしている映像や場面写真などが公開されており、令和になって年齢を重ねても破天荒さは変わっていない様子。ネット上では窪塚や小栗ら旧作キャストの登場が期待されているほか、20年以上ぶりとなる反町と松嶋の夫婦共演の可能性にも注目が集まっている。
ファンにとってはワクワクするような話題だが、その裏側で原作者がブチギレする事態が起きていた。
原作者の藤沢氏が20日付のX(旧Twitter)で、新作ドラマについて「反町の鬼塚がSPドラマで復活します!」と告知した後、「久々にGTOが復活するのは嬉しいんだけど講談社のヤンマガでやってたGTOの最終章にあたる『パラダイスロスト』は途中で雑誌から追い出されたまんま中断中だし、そのくせドラマになると前に出てくる・・こんな会社ってどうなのよ・・?・・どこか、別の出版社で版権ごと引取ってくんないかなあ・・」と、講談社への不満をぶちまけたのだ。
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された『GTO』は2002年に終了したが、2009年から連載された『GTO SHONAN 14DAYS』を皮切りに続編や番外編が制作され、2014年からは最終章にあたる『GTO パラダイス・ロスト』が「週刊ヤングマガジン」(同)で連載された。『パラダイス・ロスト』は現在までに単行本が20巻刊行されている長期連載となっていたが、今年2月に「しばらく休載します。再開は初夏予定!!」と誌面で告知されたのを最後に連載がストップしており、6月には電子書籍版が各ストアで販売停止になるという異変も起きていた。
初夏になっても連載は再開されなかったが、過去にも長期休載があったことから大半の読者は「作者の都合で休載が長引いているのだろう」と考えていたようだ。ところが、藤沢氏としては「途中で雑誌から追い出された」という認識のようで、SNS上では「てっきり先生の都合だと思ってたのに」「作家が出版社にこれだけ言うってよっぽどでは」「天下のGTOですらそんな扱いなのか」などと驚きの声が広がっている。
普通に考えると、新作ドラマ発表に合わせて『パラダイス・ロスト』が連載再開となってもおかしくないだろうが、藤沢氏の口ぶりからするとそれもなさそうな気配。「ヤンマガ」でなくとも、他誌やウェブへ移籍するという手もあるが、それも難しいのだろうか。伝説的ヒット作の最終章であるだけに、このままなし崩し的にフェードアウトという事態は避けてほしいが……。
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