AマッソYouTube「5年前のスケジュール」振り返り……売れた理由が明確に!?
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お笑いコンビ・Aマッソが18日、YouTubeの公式チャンネルに「5年前のAマッソ、何してた?」という動画を投稿。現在と5年前のスケジュール帳を持ち寄り、多忙となった現在と売れていなかった時代を比較するトークを繰り広げた。
メンバーの加納自身やスタッフも「どっかで見たことあるなーって」「低予算企画」と自虐して始まった今回の動画。確かに、過去にも、ニューヨークやさらば青春の光など、ブレークを果たした芸人たちが数多く手を付けている定番の企画ではある。だが、実際に現在売れている芸人でなければ成立しない企画だけあって、ファンにとっては感慨深い動画といえるだろう。
最初に紹介されたのが、加納が「最近いちばん詰まってた日」とした8月のある1日。「YouTube撮って、キウイ(加納のYouTube個人チャンネル)撮って、収録2本」「初めてじゃない? 今年に入って1日に収録2本っていうのが」と、近年のブレークを実感しているようだ。
また、加納からは「6月がすごいわ、ラフな生活のススメ(NHK)の脚本作業と、単独の準備で(月内)全部やな、ぐっちゃぐちゃやな」と芸人と並行して行っている執筆活動の充実ぶりも語られた。一方の村上は、加納単独での稼働も多いことから、スケジュール帳が「ヨガ」「(後輩の)モチダ(との食事会)」といったプライベートの予定で埋まっているようだ。
さらに2人は2018年のスケジュールを繰りながら「今、リモート(会議)がウソみたいに入ってます。それが2018とかには、まったくないのよ」と、加納が時世の移り変わりが感じられるエピソードを披露すると、村上は「ブラジリアンワックスが入ってる」「『カメラを止めるな!』見てるわ」と、仕事のスケジュール帳にプライベートの予定を書き込むクセが変わっていないことを明らかにしている。
2018年のAマッソといえば、静岡朝日テレビでも放送された看板レギュラーWEB番組『Aマッソのゲラニチョビ』に出演中。業界内では、まさにブレーク前夜と評されていたころだ。11月には同局で『霜降り明星のパパユパユパユ』に出演していた霜降り明星と2組で『笑いの修学旅行』と称し、沖縄での大喜利ツアーロケも行っている。
だがその沖縄ロケの直後、後輩の霜降り明星が『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝を果たし、瞬く間に芸能界のトップへと駆け上がっていった。その姿を指をくわえて見ているしかなかった加納は、その後「あの霜降りの優勝でスイッチが入った」と語っている。『ゲラニチョビ』にはブレーク前のフワちゃんやEXITもゲスト出演しており、周囲がスターダムにのし上がっていく中で停滞していた加納にとっては、相当に悔しい時期だったはずだ。そんな日々を、今回の動画で加納は楽しそうに笑いながら思い出している。
Aマッソは、よく笑うようになった。
仏頂面で、ネタだけが面白くて、いつもカメラや共演者をにらみつけていて、雑誌のインタビューにまともに答えたことなど一度もなくて、とがり散らかしていたあの加納が、最近は本当によく笑うようになった。笑いながら、平気で食レポもこなすようになった。しかも、ネタの切れ味と執筆活動における深い洞察と的確な言葉選びといった天賦はそのままに、よく笑う小柄な女性コンビは、好感度だけが急上昇した。
今回の動画でも、2人はずっと笑っている。Aマッソが売れた最大の理由が、この動画に詰まっているように感じられる15分間だった。
(文=新越谷ノリヲ)
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