侍ジャパン「次期監督問題」候補者が軒並み拒み、消去法で栗山監督に打診も…
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今年3月に大谷翔平、ダルビッシュ有らを擁し、ベースボール世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で悲願の優勝を遂げ、世界一を奪還した野球日本代表・侍ジャパン。その後任人事に、退任したばかりの栗山英樹前監督が返り咲く可能性が高まっているという。
契約満了を持って5月末日で代表を去った栗山前監督だが、退任後は悠々自適に暮らしている。
「以降は拠点を置く北海道・栗山町のログハウスでゆっくりと過ごして、農作業や自前の球場の芝刈りなどをする日々。夏場は高校野球番組『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)に出演したりもしましたが、基本的に現在の仕事といえば講演会活動と日本ハムの球団プロフェッサーとして若手選手の育成補佐にあたっています。講演料は1本100万円は下らずと高額ですが〝旬な人〟として数年先までスケジュールが埋まっているといいます」(球界OB)
侍ジャパンを主宰するNPBエンタープライズは当初より栗山前監督の続投を熱望していたが、本人サイドの意向により契約満了を持って退任することが決まったが……。
「8月末に発表されるとした新監督の名前が、9月半ばになっても一向に聞こえてこない。11月16日からは新たな体制で複数カ国を集めて行う国際試合『第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ』が東京ドームで控えています。チケット発売、放映権販売、ポスターには新監督の名前や写真は不可欠ですが、何も動けていません。複数ついている侍ジャパンのスポンサーからも『まだなのか』と問い合わせの声が日増しに増えてきています」(広告会社幹部)
無論、候補者は多数挙がっていた。報道によると、WBC出場歴もあるイチローを筆頭に、松井秀喜、松坂大輔など米メジャーリーグ経験者を中心に監督を引き受けてもらおうと交渉していたが、いずれも不成立に終わったという。
球界関係者は「どうしてもまとまらずに途方にくれたら、栗山さんなら引き受けてくれるだろう、と再登板を願う声が9月に入ってから強まってきた。ここ1週間くらいで『栗山前監督再登板』をどこが先立って報じるか、メディア同士が裏取りと同時に互いにけん制する姿がありました」という。
言うまでもなく栗山前監督を呼び戻す最大のメリットは、大谷翔平を招集しやすいことにつきるだろう。
「次回のWBCは2026年3月ですが、まだまだ大谷も第一線でプレーできる年齢。ダルビッシュ有は引退している可能性もありますが、投手コーチでの入閣に期待がかかります。いずれも栗山さんがいればスムーズに話は進む。キャスティングとマスコミ対応の高さは他の候補よりも抜きん出てると思います」
今月16日、イベントに参加した栗山氏は代表監督再登板が望まれているという声に触れ「そういってもらえるのは幸せでありがたい」などとするも、再登板は否定した。果たして最終決着は……。
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