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みちょぱ、ジャニーズ被害補償で「推しに貢いだお金使われるのは…」 ファンの気持ち代弁で反響

みちょぱ

 モデルの「みちょぱ」こと池田美優が、ジャニーズ性加害問題の被害補償について「推しのために使ったお金が補償に当てられるのはファンにとって複雑」などと指摘し、ファンから「私たちの思いを代弁してくれた」といった声が相次いでいる。

 みちょぱは14日、日本テレビ系情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』にコメンテーターとして出演。番組では、故ジャニー喜多川元社長による性加害の事実を認めたジャニーズ事務所が、被害者救済策として補償窓口の設置などを発表したことが取り上げられた。

 この話題を受け、みちょぱは「(事務所が)被害者の方に向き合うのは大事」とした上で、「ライブに行ったり、グッズを買ったり、ファンクラブに入ったりとか、ファンの方が推しのために出したお金で(補償が)支払われるのかなって思うと、ファンの方も複雑な気持ちというか。もちろん、タレントさんが悪いわけじゃないから」と指摘した。

 さらに「好きなタレントにお金を使ってたのに、そのお金が被害者の方に(払われる)ってなると、悪かったのはジャニー(元)社長なのに、それもどうなんだろう」と語り、性加害と無関係のジャニーズタレントのために使ったお金が補償に使われることへのファンのモヤモヤを代弁した。

 この発言はSNSなどで拡散され、ジャニーズファンから「みちょぱの言う通り。推しのために使ったお金は推しに届いてほしい」「初めて芸能人の方がファンのモヤモヤを言語化してくれた」「事務所が被害補償するのは分かるけど、推しに貢いできたお金なのに、なんでジャニーさんが起こした事件に……って思っちゃう」といった感謝と称賛の声が続出した。

 その一方で「推しのために使ったお金でもジャニーズ事務所の収益なんだから、それが被害補償に回るのは仕方ない」という意見もあるが、ジャニーズ問題において「ファン目線」のコメントは希少で、他のコメンテーターとは一線を画した語り口が反響を呼んでいるようだ。

 さらに番組では、アフラック生命保険がジャニーズ事務所との広告契約を解除する方針を明らかにした一方で、長らくCMに出演してきた嵐の櫻井翔との個人契約を検討しているという話題も取り上げられた。これについても、みちょぱは「それで(契約)できるんだと思っちゃいますし、むしろ今は(ジャニーズの)イメージがよくないので、結構辞めたいなと思っている方がいるんじゃないかなって。それをどこまでちゃんと送り出すというか、今までは縛りが強かったと思うんですけど、辞めてもどうぞご自由にっていう、そういう柔軟性も持ってほしいなと。もしそういう判断をしている方がいるのであれば」と、ジャニーズの退所者への“圧力”に言及したとも思えるような鋭いコメントをしている。

 みちょぱといえば、5月末に同番組に出演した際にも、岸田文雄首相の長男・翔太郎氏の不適切行為の話題で「息子さんがやっぱりバカ息子だったのか」などと発言。他のコメンテーターたちが言葉を選んでいた中、ストレートに「バカ息子」というパワーワードを繰り出し、SNS上で「スカッとした」「庶民の気持ちを代弁してくれた」といった称賛の声が飛び交った。

 おそらく彼女に政治や社会問題の専門的な知識があるわけではないだろうが、視聴者と同じ感覚を持ったまま「モヤモヤを分かりやすく言語化する」というセンスは非凡な才能を感じさせる。

 8月に放送された単発番組『直撃記者#お話聞かせてもらっていいですか?』(TBS系)で初の報道番組MCを務めたことでも話題になったみちょぱ。これまでの主戦場はバラエティだったが、今後は情報番組でも若手の“ご意見番”として存在感を強めていきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/09/15 13:00
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