沢尻エリカ復帰を支えるエイベックス会長の支え力
#エイベックス #城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――沢尻エリカが、エイベックスの代表取締役会長の松浦勝人のYouTubeチャンネルに登場して話題となっています。8月21日に公開された動画に突然出てきました。
城下 2019年、麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、芸能活動を休止した沢尻さんですが、今年2月に執行猶予が明けたんです。
――ということは、復帰が近いということでしょうか。裁判では「女優復帰は考えていません」と宣言していたけれども、YouTubeでは金髪に白いド派手なドレス姿で、とても一般人という感じではありませんでした。
城下 逮捕されてもエイベックスは契約解除にせず、今も松浦さんが半ば面倒を見ているようなもの。松浦さんはまた道を踏みはずさないように見守りながら、復帰に向けて少しずつ本人の気持ちが盛り上がるように待っているんでしょうね。沢尻さんは気持ちよく仕事ができないといやなんです。だから、無理に仕事をさせることもしていません。
――いいご身分ですね。
城下 沢尻さんは「お騒がせ女優」ですからね。2005年、『パッチギ!』で注目されましたが、その後、主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶で「別に」と不機嫌な態度を見せて大バッシングを受けました。2009年、ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんと結婚したものの、翌年には離婚の意思を表明、2013年に離婚成立。結婚時に前所属事務所、スターダストプロモーションを離れ、2011年にエイベックス・マネジメントと業務提携契約を締結。
――ハイパーメディアクリエイターとの結婚式では、頭にドでかい花飾りを載っけてましたね。
城下 2012年、5年ぶりの主演映画『ヘルタースケルター』が公開され話題になりました。2014年には、連続ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)に主演。このドラマもすごく評判がよかった。沢尻さんは『バッチギ!』の頃から、「気難しい女優」と言われていたんです。
映画の宣伝でのインタビューで、映画に少しでも関係のない質問をすると「それ、映画に関係ありますか?」なんて言ってしまうので、アナウンサーが泣かされていました。だから「『ヘルタースケルター』は蜷川実花さんが監督だからできたけれど、ドラマどうだろう」と言われていたんです。
――「別に」騒動のように撮影途中で不機嫌になったらどうしよう、と。
城下 そうなんです。ところが蓋を開けてみたら、きちんと仕事をするし、スタッフに対する態度も悪くない。悪い噂ばかり聞いてみんなビクビクしていたから、「普通の態度」でも「評判と違っていい人」という評価になる。
――なるほど。であれば、復帰作を待っている関係者もいるでしょうね。
城下 ただ、どんな作品で復帰するかが重要です。『ヘルタースケルター』に匹敵する話題作でないと。沢尻さんももうアラフォーですから、中年の女性ならではの作品を選びたい。しかも本人が納得して「演じてみたい」と思うようにしなければならない。作品の話題性、本人の気持ち、それらをピタリと合ったときに、おもしろい作品が出てくるのではないでしょうか。
松浦さんは、本人のケアをしながら、そんなことを考えているのだと思いますよ。期待してしまいますね。
――もうアラフォー、そろそろ落ち着いて芸能活動できるようになるといいですね。
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