「パンツを売って弟を大学に…」元ヤンキー美女の“一線を超えた”苦労話
#馬鹿よ貴方は 新道竜巳
近年のコンプライアンスの厳しい世の中で、テレビでの苦労話として一線を超えたと思える発言があった。9月10日にテレビ東京で放送された「ゴッドタン」にてヤンキータレントスカウトキャラバンという企画で、元ヤンキーの美女をオーディションするという事で、女優の八鍬有紗(やくわありさ)、egg専属モデルのきぃぃりぷ、egg専属モデルのMAHIRO、バーレスク東京のダンサーのパンナの4名が出演した。一見ヤンキーとは思えない美女ばかりだった。
今回注目したいのはパンナさん。この日地上波初出演という事もあり、おぎやはぎの小木博明さんがパンナさんにだけ「テレビで言えない事やってない?」と突っかかって「思い当たるものがあるんだったら出ていかないと」と不安げに伺いながら現場の笑いをさそった。
元々過激になりそうな企画というのもあり、どの方もなかなかの話を披露していた。八鍬さんが女1人で男7人と喧嘩した話をし、きぃぃりぷさんは中学1年の時に他校に殴り込みに言った話をし、MAHIROさんはムエタイ選手とタイマンをした話をし、基準となるレベルがなかなかに過激で見ている方としてはハラハラし見応え満載のトークバラエティだった。
そしてパンナさんは売られた喧嘩は全て買うという話で柔道と空手の経験者というのもあり、喧嘩が起こった時は「私が最後のボス」としていたそうだ。「本当に強かった」と自画自賛するシーンも。パンナさんは4人目に発言する位置というのもありどんどん発言がエスカレートしていく。
とあるタイミングで「パンツを売って弟を大学に」とフリップをだす。「ママがお金にゆるい」そうで、幼少期、親がお金を子供に取っておくタイプでなかったそうでパンナさんも専門学校に行きたかったのだが、母親がお金を使ってしまい行けなかったという経験もあった。
そのことを父親に言うと家庭が崩壊すると思い言えなかったそうだ。そんなパンナさんは高校卒業し上京してくる。弟が大学に行きたいと言っていたので「ヤバい、パンツ売らないと」と追い詰められたエピソードを語った。高校卒業して「見学店で働いてて」と夜のお仕事の話をする。その店ではパンツが売れるとバックがいいらしく、「めっちゃパンツ売ってました」と地上波では聞けない言葉が続いた。
1つ売れると本人に8000円入ってくるという。別に時給やオプションも発生していると思うのでさらに上乗せの8000円になるのだろう。スタジオにいる鬼越トマホークの金ちゃんや、劇団ひとりさんがどこの店かすぐわかったあたりのところで言うと、おそらく繁華街でずっとある老舗の店の話のようだった。
ここまで攻めていながら店の話はあまり明確に話さないところがギリギリのトークだと思わされる。昔、素人の女子高生がブルセラショップに使用済み下着を売ってお金にするという事が社会現象になったので、てっきりそっちを思わせられ完全にアウトと思わせられたが、ちゃんと老舗のお店で売っているという健全な話で少しホッとさせられた。
まだ深夜番組でこういった魅了される番組が見れるのはいいことだなと思わせられると同時にパンナさんの初登場のテレビ出演はかなりの衝撃的なデビューで圧倒的な存在感で終わるという、自分も見習わないといけないなと思わされる放送だった。
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