芸歴40年でもお金を払ってお笑いライブにエントリー…ある中年芸人の謎人生
#お笑い #芸人 #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
先日お笑いライブで年上の中年の芸人さんが出演していた。白髪交じりのなかなかの人生経験をしている風貌と貫禄を持っている。コンビで出演していて、なんか見た事あるなと思った。たまに超マニアックなライブのお客さんでも来ていた方じゃないか、ああ、お客さんが興味本位で出演もするようになったのか。
当時のコンビ名はせんべいキャラメルの「いわいまさか」という名前の芸人だ。61歳。相方はピンでも活動しているテラシマシュウジという芸人。40歳。ここのコンビを見て驚いたのはいわいまさかさんがサブで突っ込んでいるという面。メインでボケではないんだというやり方に驚かされた。いわいさんは決してグイグイ前に出るタイプではなく控えめに漫才をしていた。そのコンビは2年もたたないぐらいで解散された(2019~2021)。
すると後日お客さんが5人ぐらい来ているライブにピンで参戦していた。お笑いが好きなんだなと思った。フリップネタをしており最後歌を歌うというネタをしていた。声はそこまで出ておらず若干聞き取りづらいところもあり、控えめで謙虚な部分がここでも表れていた。
すると今度はまたコンビを組んでライブに出演しており「ハイパージジイインフォメーション」というパンチの聞いた名前で出演されており、このコンビはいわいさんの好きなタイプを発表していくという漫才をしていた。相方はゼウスちかおさんという芸歴25年近く芸歴は重ねている45歳のベテラン地下芸人だ。
8月26日に私が主催で「新道竜巳の地下芸人フェス」というライブを開催し、このハイパージジイインフォメーションにも出ていただいた。MCでこのお二人と話す機会があり、話を聞くと「もう40年ぐらいやっていて、途中就職していたり」「昔で言えば星セント・ルイスと共演もあります」とのこと。
星セント・ルイスと言えば横山やすし・西川きよしの世代の頃の漫才師でもある。「あとはダチョウ倶楽部との共演もあります。あと笑福亭笑瓶さんとも……」。聞いていると有名な人と共演したのをただ自慢しているだけのようにも聞こえるが、とてつもない先輩がエントリーライブでお金を払ってネタをやっている。
これだけベテランなのにお金を払わなければ出演出来ない過酷な現状にいわいさんはニコニコお笑いライブを楽しんでいる。本当にお笑いが好きだとライブに出ているだけで幸せなんだなと表情を見て思いました。なぜずっと続けられているのかを聞いたら「会社員をやっていたので」と就職して無理なく活動していたから出来たという。
本来は続けるというだけでメンタルがやられたり、ネタ作りがスランプになったりするものだが、全くその辺は平気だった。超人なのかお笑いというものの見方が一般の芸人とはまったくかけ離れた視点で見ているようでもあった。さらに聞くと「本格的にやろうと思ったきっかけはレッドカーペットがやっていた時期(2007~2014)なので」とお笑い芸人のスイッチが入るのに25年近くかかったことを語っていた。人間そんなにスイッチ入るのに時間かかったらそのスイッチそのものが腐りそうなものだが、起動出来たということ自体が珍しくもある。
デビュー当時はギャグをやっていたという話になり「今出来たりするんですか」と聞くと照れながらもやっていただきしっかりとウケた。結婚はしたことがなく、彼女もできたことがないという。聞けば聞くほど人生が謎ないわいまさかさんだった。
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