東野幸治、「実写版『ONE PIECE』ダメ出し」でわかった“独特”なエンタメ感性
#東野幸治 #ワンピース
尾田栄一郎の人気マンガを実写ドラマ化したNetflixシリーズ『ONE PIECE』の配信が8月31日にスタートした。
その反響はすさまじく、米国の映画批評サイトでは一般視聴者のレビューの平均スコアが95%という圧倒的な高評価。ネット上ではキャストの演技力や原作再現度の高さが絶賛され、アメリカやフランス、ドイツ、ブラジル、オーストラリア、台湾、香港、インドなど世界50カ国以上でNetflixの「今日のTV番組」ランキング1位を獲得。一部の指摘では、世界84カ国で1位となっており、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4や『ウェンズデー』の世界83カ国1位を上回る新記録となったとも伝えられるなど、大反響を巻き起こしている。
こうした反響に反し、同作をバッサリ斬り捨てていたのが東野幸治。9月1日放送の冠ラジオ番組『東野幸治のホンモノラジオ』(朝日放送ラジオ)にて、実写版『ONE PIECE』を観たと明かした東野は「10分くらいで消したんですよ。怖なって」と告白。その理由はというと……。
「自分の思い描いていた『ONE PIECE』ではなかったそうで、『なんか、わからん人らがやってるんですよ。学芸会みたいな』と、役者の演技にダメ出し。その後、本作が世間では絶賛されていることを耳にして驚いた様子でした」(芸能ライター)
そんな東野の独特な感性は、過去の発言からも読み取れるという。
「昨年の『行列のできる相談所』(日本テレビ系)では、『絶対おもしろいベストアニメを教えて!』と題し、出演者のオススメのアニメ作品を紹介。その中で、東野は『宇宙よりも遠い場所』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『ゾンビランドサガ』といったコアな作品を選び、熱弁していました。さらに、『シュールというか……とにかく変』という理由から2020年に公開されたアニメ映画『音楽』をベストアニメに挙げていました。またマンガでも、『チ。ー地球の運動についてー』(小学館)が大ヒット中の魚豊(うおと)氏の過去作『ひゃくえむ。』(講談社)を紹介したり、以前も『ゴルゴ13』(小学館)について、主人公のゴルゴ13がほとんど登場しない『芹沢家殺人事件』について小一時間ほど語ったものの、ほぼカットされてしまったことがあるとか。2021年には『テレビでは鬼滅(の刃)を紹介する自分がいてるんですけど、心の中ではその収録の後、エヴァーガーデンの映画はよ行きたくて』と話していたように、一般ウケする作品もチェックはしているものの、嗜好はかなりオタク寄りなんですよね」(テレビ誌ライター)
実際、マンガオタクとして知られる中川翔子や広瀬アリスは『ONE PIECE』を読んでいないことを公言しており、東野の感性に近いところがあるかもしれない。あるいは、堀江貴文氏も「ONE PIECEの仲間感が気持ち悪い」と語っていたこともあり、東野の芸風とも言える“ひねくれ”モードが発動したのか。
「とはいえ、大御所タレントとなった今でも、新しい知識をインプットしようという好奇心が尽きていないところは素直に凄いと思いますね。東野の前では、いいところを見せようと半端な知識を披露した若手などは、さらにその上の知識をぶつけられてしまいそうです」(前出・芸能ライター)
東野のオススメ作品を実写化して世界配信したら、どんな反応になるのか気になるところだ。
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