TBS井上アナの「慶應野球部批判するな」大号泣にドン引き 一番キレているのは…
今夏の甲子園は慶應高校の優勝で幕を閉じたが、思わぬ批判が殺到するという珍しい状況が続いている。決勝戦の慶應側スタンドからの、過剰とも思える応援について賛否の声が沸き上がり、メディアが大々的に慶應高校の快進撃を取り上げることについても批判的な声が続出。そして、一躍“時の人”になってしまったのが、TBSの夕方のニュース番組『Nスタ』を担当する井上貴博アナだ。
「井上アナは小学校から大学まで慶應に通った生粋の慶應ボーイで、しかも野球部のOB。母校の快進撃には喜びを隠し切れない様子で、『Nスタ』内のみならず他のTBSの番組にも出演して、チームの状況を嬉々としてリポートしていました。
しかし優勝後、慶應に対して批判的な声が寄せられたことにより、ラジオ番組で感情が爆発。『選手を責めるのは違うんじゃないか』『(声援に押されたというのは)仙台育英に失礼じゃないか』など、およそ4分にわたって号泣しながら思いの丈を述べました」(ネットニュース編集者)
『Nスタ』では常に冷静沈着で、笑顔を絶やさない井上アナ。熱いメッセージは世間に届くかと思いきや、反応は冷たかった。
「“選手を責めるのは”という指摘ですが、ネットで批判されていたのは応援団。もともと誰も選手は責めておらず、まずそこが間違っていた。また、仙台育英云々に関して言えば、声援がプレーに影響したかどうかは育英の選手のみぞ知るところ。“慶應側の人間が言うな”という話です。そもそも慶應のゴリ押しに多くの視聴者が嫌悪感を覚えていた。そのタイミングで慶應OBのアナウンサーが感情を露わにして私見を述べたことで大炎上となりました」(同上)
こういった世間の反応に敏感にならざるを得ないのは『Nスタ』の関係者だ。井上アナはホラン千秋とタッグを組んですでに6年が経つが、番組は決して楽観的な状況にはない。
「夕方のニュース戦争は、『news every.』(日本テレビ系)が盤石のトップで、『Nスタ』と『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)が2番手グループ。『Live News イット!』(フジテレビ系)は厳しい戦いが続いていましたが、MCが加藤綾子から宮司愛海に変わると数字が伸びてきて、日によっては『スーパーJチャンネル』や『Nスタ』を上回るようになってきました。『Nスタ』はコロナ期間中は堅調でしたが、コア層に強い『イット』に食われている状況です。
もともと井上アナは、『every.』の藤井貴彦とキャラ的に被っていると指摘されていました。両者ともに丁寧な語り口、落ち着いた物腰、誠実さに溢れた表情が売りでしたが、今回の井上アナの言動に不信感を覚えた視聴者は多いはず。“やっぱり藤井さんの方がいいや”と、かなりの数の視聴者が『Nスタ』から『every.』に流れそうです。これはTBSにとっては悔やんでも悔やみきれない大失策です」(キー局関係者)
どんな時でも冷静沈着に振る舞うのが、アナウンサーに求められるスキルだということ。慶應愛を全面に押し出したことで失ったものは大きい。
「今回の井上アナの発言の最大の問題点は、彼が感情的になり、中立性を欠いたことです。これはニュース番組のキャスターとしては致命的。報道は客観的になることが大原則で、意見や感想は受け手に委ねれば良いのに、彼は越権行為を犯してしまいました。
今後、『Nスタ』が学校の話題や高校野球の話題を取り上げれば、視聴者の脳裏には「このアナウンサーは慶應が大好きな人」という思いがよぎるでしょうから、これは明らかに“ノイズ”です。ホラン千秋もまさか局アナに足を引っ張られるとは夢にも思わなかったでしょう」(同上)
一番迷惑がっているのはホラン千秋か、はたまた慶應ナインか。
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