真木よう子だけじゃない、けっこう多い芸能界事実婚事情
#城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――8月26日、真木よう子が事実婚を発表しましたね。自身の公式Instagramで薬指に指輪をした左手の写真を投稿し、「私にはパートナーシップの相手がいます 事実婚というものですかね」と綴っていました。
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城下 真木さんは以前、2008年に結婚し、2009年出産、2015年に離婚しています。芸能マスコミではこれから真木さんのお相手探しが始まるでしょう。
――芸能界において事実婚ってどうなんでしょう。
城下 事実婚は芸能界では珍しいことではありませんね。有名どころで言うと、後藤久美子さんとジャン・アレジさんがいます。一家はスイス在住ですが、スイスでも、アレジさんの出身地、フランスは事実婚が多い国として知られています。
――事実婚のことを「フランス婚」なんていうくらいですもんね。
城下 また、2017年に亡くなった松方弘樹さんを看取ったのは長年、事実婚として連れ添った30才年下の女性でした。松方さんは1968年に一度目の結婚をし、1979年に仁科亜季子さんと再婚しましたが、1999年に離婚が成立しています。その事実婚のお相手とは、20年以上連れ添ったと言われています。
――前妻、前々妻とは籍を入れていて、なぜ3度目は籍を入れなかったんですかね。
城下 松方さんに「なぜ籍を入れないんですか」と聞いたことがあります。松方さんは「俺のほうがずっと年上だろう。俺が先に死んでも、彼女はまだ若いから結婚できる。そのときに『再婚』となるよりも、初婚のほうがいいんじゃないか」と言っていました。「籍は入れなくても残せるものはちゃんと残すようにしている」とも。
――なるほど。彼女のためを思ってのことだったんですね。
城下 いしのようこさんも、1歳下の男性と事実婚であることを明かしています。いしのさんといえば、2020年に亡くなった志村けんとウワサになったことがあります。
――志村はやたらモテモテで、共演したいろんな若い女性芸能人と浮き名を流していましたね。
城下 そうですね。噂された女性たちの名前を挙げて「本当に付き合ったんですか」と志村さんにたずねたことがあります。志村さんは「本当に付き合った女性はいるよ。でも、誰だかは言わないよ」と言っていました。僕が受けた印象だと、いしのさんは付き合ったんじゃないかと思うのですが、真相はわかりません。
――結局、志村は生涯独身を貫きました。
城下 志村さんは、結婚願望のない人なんです。「付き合って最初のうちは楽しいけど、だんだん大変になっちゃうからね」と笑っていました。
――自由でいいなあ。
城下 その後、いしのさんは柴田恭兵さんとの熱愛が女性誌で報じられましたが、それも真偽のほどはわかりません。柴田さんは妻がいますしね。いしのさんはテレビ番組で「結婚は考えたことない」と断言しています。ほかにも、発表していませんが、薬師丸ひろ子さんもカメラマンとの事実婚が報じられたことがあります。萬田久子さんは、長らくアパレル会社社長と事実婚状態でしたが、2011年に死別しました。
――結構いますね。
城下 芸能人は結婚するよりも「自由でいたい」という気持ちが強いのかもしれません。真木さんもInstagramで「契約云々は面倒なので、お互いの自由を尊重し合えながら永く一緒にいられたら」と書いていました。だから、あえて事実婚を選ぶ芸能人は少なくないのです。
――確かに、経済的にも自立していれば、結婚にこだわる理由はなさそうですね!
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