文春砲を浴びた馬場伸幸議員は維新代表辞任どころか離党すべき…他スクープ14本
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞 #日本維新の会
今週の注目記事・第1位「『馬場、許せへん』前理事長が悲痛告白」(『週刊文春』8/31日号)
同・第2位「『嘉風元関脇』前妻と“猟銃無理心中”男が本誌に語っていた『鉄槌』」(『週刊新潮』8/31日号)
同・第3位「独占スクープ 加護亜依『稲川会』現役幹部組員と1泊2日韓国『ごっつぁんカジノ旅行』写真」(『FLASH』)9/5日号)
同・第4位「木原事件 嘘つきは五人いる」(『週刊文春』8/31日号)
同・第5位「性被害200回 最も気に入られた男が初告白『ジャニーさんは僕に5万円の領収書を書かせた』」(『週刊文春』8/31日号)
同・第6位「『国会議員』夏の“外遊バカンス”に便宜供与」(『週刊新潮』8/31日号)
同・第7位「NHK『あさイチ』出演大人気料理家は総理の愛人だった」(『週刊文春』8/31日号)
同・第8位「ミスチル事務所にガサ入れ! 桜井和寿最側近社長の罪状」(『週刊文春』8/31日号)
同・第9位「三回忌『千葉真一』“銀座ママ”になった『最後の女性』が語る“熱すぎた夜”」(『週刊新潮』8/31日号)
同・第10位「ビッグモーター保険金不正請求問題 損保ジャパン白川儀一社長(53)に『共犯疑惑』を直撃!」(『FRIDAY』9/8日号)
同・第11位「“テレビの女王”マツコ・デラックスが泣いた」(『週刊文春』8/31日号)
同・第12位「竹中平蔵大いに語る『今こそ富の配分をせよ!』」(『サンデー毎日』9/3日号)
同・第13位「『大谷翔平が大嫌い』国民的ヒーローを拒絶する人たちの言い分」(『週刊ポスト』9/8日号)
同・第14位「なぜ終了『東海道新幹線』ワゴン販売」(『週刊新潮』8/31日号)
同・第15位「“戦後78年”伝説のゲイバー『吉野』ママ92歳が追憶『進駐軍』と『焼野原の日本』」(『週刊新潮』8/31日号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!
今週は現代がお休み。最初は、戦後を生き抜いてきた名物ゲイの物語。私はゲイバーというのはあまり行ったことがない。たまに新宿二丁目のバーに知り合いに連れていかれるだけだったが、私は先に帰ってしまった。ゲイの人を差別しているわけではない。“彼女”たちは大体饒舌で、酒を静かに楽しめないからだった。
当時、赤坂のうす暗い通りに、たしか「熱海」というカウンターだけの店があり、そこのママさんが粋なゲイだった。元々は熱海でやっていたが、何らかの事情で赤坂に移ってきたという。カウンターで静かに飲むのもよし、ママさんととりとめのない話をするもよし。居心地のいいバーだったが、しばらく行かなかった。しばらくして尋ねてみると店はなくなっていた。
新潮で終戦後から今まで、激動の時代を生き抜いて、92歳になる吉野寿雄だが、まだ矍鑠としているようだ。米軍の占領下、物資豊富な米兵に日本の女性たちはぶら下がり、「パンパン」などといわれた。当時、銀座松坂屋の地下や、伊東屋の上の階にも、進駐軍専用のキャバレーがあり、夜な夜な大騒ぎをしていたという。街には「星の流れに」が流れていた。
「真っ昼間からパンパンさんがいっぱい。有楽町、特に日劇(現・有楽町マリオン)のまわりが多かったわね。パンパンなんて呼び方は失礼だから、私たち仲間うちでは、銀座のパン屋さんに重ねて『木村屋さん』って呼んでいたのよ」
パンパンの言葉の由来は諸説あり、第一次大戦後に日本の委任統治領となったサイパンで、日本海軍の水兵たちがチャモロ族の女性を「パンパン」と手を叩いていたことに由来するのではないかという説もある。
神奈川県横浜市磯子区に旧皇族などの別邸があり、そこで月に1、2度、ゲイパーティーが開かれていたそうだ。見たこともない洋酒や、ハムにコーラがあり、飲んで騒いだ後は、日米入り乱れての乱交が始まったという。大きな芝生の庭があったから、大騒ぎをしてもバレなかった。
「このバレないっていうことが大事だったんです。当時の米軍で同性愛だとわかると不名誉除隊なので、みんな内心ではビクビクしていたのよ」
その後、新橋烏森で日本初のゲイバー「やなぎ」が誕生して、そこには銀座の一流の店のママや、皇族までも忍んで来たという。吉野はその後独立し、数寄屋橋に「ボンヌール」を開店。東京五輪直前に六本木に移り、「吉野」をオープンさせた。そこには、長嶋茂雄、高倉健、イヴ・モンタンなどが顔を見せた。吉野は、今のジャニー喜多川問題についてこう話す。
「あんなのって本当なの? だってあなた、10歳やそこいらじゃ、まだ毛も生えてないわよ。私だったら手なんか出せないわ」
吉野は「あの頃に戻りたい」という。戦後の混乱の中、あのメチャメチャで日本も自分も、毎日が未知との遭遇だった日々を懐かしむ。今の日本は、混乱しているという点では同じだが、「明日は今日よりも良くなる」という希望が持てない。
私は、戦後と共に生きてきた。いつの時代がよかったかって? 私には帰りたい時代がない。今が最高ではないが、素質もなく、なんの努力もせず、ここまで生きてこられたのだから、それほど悪い人生ではなかったと思っている。
私は、電車に乗って、外の景色を見ながら、酒を飲むのが好きだ。大昔、取材で訪れたイタリアからドイツまで、たしかオリエント急行だったかに乗ったことがあった。駅で弁当を買うと、折の隅に小さなワインが入っていた。それをちびちびやりながら、外の絶景を眺めるのは至福の時間だった。
もちろん列車の中には素敵な食堂があり、そこでもワインをしたたか飲んだ。 関西方面で取材を終え、東海道新幹線に乗ってすぐに小柳明人記者とレストランへ行って飲みだし、東京が近くなるころには、レストランにあったほとんどの酒を飲み干し、レストランの人間に呆れられたことも楽しい思い出である。
だが、東京―大阪間がスピードアップし、それにつれて、レストランがなくなり、車内販売と自動販売機がそれに取って代わった。味気ない。だが、新潮によれば、10月いっぱいで、「のぞみ」「ひかり」でのワゴンでの販売がなくなり、「こだま」ではすでに廃止されているので、すべての車内販売が無くなるというのだ。
多くの客が乗る前に食料を買い込み、車内販売を買わなくなってきているというのが理由のようだが、車内販売には何か異変が起きていないかを見て回り、緊急時に即応するという大切な役割もある。これは自動販売機ではできない。
東海道新幹線で大阪方面に乗り、富士山が見えてきたらハーフボトルの白ワインを飲み始める。大阪に着くころには、ハーフの赤ワインが終わりになる。そんな旅も「思い出」になってしまうのか。寂しいもんだ。
さて、連日、朝のワイドショーでは、大谷翔平の話題で持ちきりである。右肘の内側側副靭帯の損傷が判明して、今シーズンは投手としての出場がなくなったことで、エンゼルス球団への批判は日ごとにエスカレートしている。典型的なのは東京スポWEB(8/28(月) 11:26配信)の以下のような見方であろう。
「右ヒジの靱帯を損傷しているエンゼルスの大谷翔平投手(29)に対するペリー・ミナシアンGM(43)の爆弾発言が波紋を呼んでいる。26日(日本時間27日)の会見で今月3日(同4日)のマリナーズ戦後にMRI検査を提案したところ、大谷と代理人のネズ・バレロ氏が拒否したと暴露したのだ。故障の責任を転嫁するようなあきれた姿勢だ。“エンゼルス(天使たち)”と呼ばれる球団の“悪魔”の発言に米メディアはあきれるばかり。球団の管理体制が問われている。(中略)
3日の段階で検査を受けていれば、異常を発見できた可能性があったが、決定は大谷側にあった。つまり、“故障した責任は球団にはない”という悪魔の主張だ。
たしかに大谷は検査を受けなかったかもしれないが、5月3日(同4日)の敵地カージナルス戦から98試合連続スタメン出場。投打二刀流ということを考えれば疲労蓄積している。本人の意思を尊重したといえば聞こえはいいが、マドン前監督のように話し合って“強制的に”休養させることはできた。そういう点では球団の管理責任は免れない」
だが、トラウトなどは、長い故障明けで出てきたと思ったら、またすぐに故障者リストに入り、今シーズンは出てこないかもしれない。何十億というカネをもらい、専任のトレーナーもいるのだから、体調管理は選手個々人の責任でやるというのが、大リーグ流である。
シーズンが始まる前のトレーニングも選手に任せる。その代わり、自己管理できていない選手は下に落とすか、トレードで出してしまう。大谷は食事なども自分で管理し、睡眠時間を何よりも大切にしていたと報じられている。その大谷翔平が、何よりも恐れていた靭帯の損傷に気づかなかったのだろうか。腕がつった時、おかしいとは思わなかったのだろうか。
ポストは、大谷を叩く者は人でなし、大谷は絶対に善である。そういう空気が日本中にまん延しているのはおかしいではないかと疑義を呈している。不思議なのは、誰でも何でも叩くSNSにも、大谷の悪口はほとんどないという。野球解説者の江本孟紀はこういう。
「本人が打たなくてもチームが勝てなくても『大谷、大谷』でいいのかと、ほかの選手に言いたいね」
日本でいえば巨人軍のように弱い球団で、孤軍奮闘している姿は、たしかに日本人を鼓舞する力はある。私も大谷翔平は大好きだ。だが、今回の故障は、シーズン初めから危惧されていたことだった。WBCで侍ジャパンを率い、投打に大活躍し、日本を優勝に導いたのは間違いなく大谷の力である。
だが、WBCに出た選手は、その後のシーズンではあまり活躍できないというのはよく知られている。これからシーズンが始まるというのに、その前にコンディションを最高に持っていき、そこからすぐにシーズンが始まるから、疲労は間違いなく蓄積される。
去年、本塁打の記録を打ち立てたヤクルトの村上が、なかなか調子が上がらないのも、WBCの“後遺症”であろう。だが大谷は、シーズン開始とともに投打に大活躍し、今日までの時点で、本塁打44本、投手としては10勝を挙げ、MVPの最有力候補である。
大谷を「モンスター」に例えるメディアもあった。大谷ならできる、彼は普通の人間ではないのだから。そういう“過信”が無意識のうちに大谷にもあったのかもしれない。だが大谷も人間だった。そんな当たり前のことを、今回気づかせてくれたのだが、日本の大谷翔平ファンは承服しない。
もし、大谷がもう一度「トミー・ジョン手術」を受ければ、来年1年間はほぼ休場となるかもしれない。そうなれば、NHKBSも中継をやめるだろう。再来年、大谷が再びマウンドに立った時、今のように日本中が沸くだろうか。
それはともかく、優勝など夢のまた夢になったエンゼルスに忠誠を尽くすのではなく、ここは、自己チューといわれても、自分にとって最上の選択をするべきだ。40歳になっても、マウンドとバッターボックスで躍動する大谷翔平を見たいからだ。
私は、竹中平蔵という人間が大嫌いである。大量の非正規労働者を生み出した元凶ということもあるが、この人間の全てがうさん臭く、信用ならない。サンデー毎日が田原総一朗を担ぎ出して、竹中インタビューをやっているのだが、これまた酷いものである。
例えば、
田原 非正規増やした。
竹中 非正規雇用には増えた背景がある。1979年の東京高裁判決で、整理解雇の4要件が示され、事実上正規雇用は首にできないとなった。経営側から見ると人件費は固定費になる。そんな経営ができるわけないから、その判例が当てはまらないような範疇の雇用形態を作らざるを得なくなった。それが非正規だ。
田原 90年以降急増した。
竹中 世界の経済変動が大きくなり、企業がそんな固定費を持てなくなった。
小泉政権でやったのはただ一つ、労働者派遣法の対象業務として製造業を解禁した。私がやったというが、坂口力厚労相がやった。私にそんな権限ないですから。
田原 あなたの発想では?
竹中 私はもちろん賛成だったが、あの時内閣で反対した人はいません。閣議決定は全会一致ですから。もう一つ、パソナがもうけたというが、パソナは製造業の派遣は一切やっていない。
このやり取りは、何度も何度も繰り返されてきた。竹中の言い分は決まっているのだから、インタビューする側は、そうきたら、そこにどう切り込むかが問われるのに、何もない。ただ竹中の言い分を聞くだけ。お粗末なものだ。その上、マイナカードの宣伝係のような発言を引き出している。
田原 金融政策以外ではズバリ岸田氏に何を提言する?
竹中 まずはデジタル化だ。マイナンバーをしっかりやらなければいけない。紐付けミスへの批判はあるが、あのくらいの人為ミスは誤差の範囲内だ。システムを変える時100%なんてありえない。マイナを使って、国税庁と年金機構を一緒にしてデジタル歳入庁にすればいい。税金や保険料をどう払っていて、どの程度の社会保障を受給しているかが個人で全部わかるようになる。政府の仕事に明確なイメージが持てる。しかも行政改革になる。
竹中に“論破”された田原は、インタビュー後にこんな感想を書いている。
「竹中氏の説明能力の高さと政策アイデアの豊富さは相変わらず、との印象だ。一連の批判に対してもただちに倍返しの反論が返ってくる。異次元緩和の2年撤退論、分配政策の根本的見直し論もそれなりの説得力がある。小泉、安倍、菅の歴代3首相がこの人を手放さなかったのもわかる気がするが、岸田政権とはどうなるか。いずれにせよ、この20年の経済政策は、竹中ファクター分析が肝要だ。その感を改めて深くした」
全面降伏である。「田原衰えたり」の感を一層深めた。
お次は文春だが、よく分からない話である。簡単にいえば、ネットフリックスが“テレビの女王”マツコ・デラックスの生配信番組を作っていて、それが直前になって、技術的な問題でお蔵入りしてしまったというだけの話である。だが、マツコは文春に涙ながらに思わせぶりなことをいったというのだ。
「私の感情、想いみたいなものは言うけれども、他の人のことを絶対売らないって決めているから。今回の件で誰かに責任を押したくない。ネットフリックスさんも悪くない。本当に完璧主義で視聴者想いの会社だと思う。これは本当にいろんな人が傷ついたし、頑張ったのに報われなかったから。ちょっと私の口で真実を語るつもりはない。私のせいで頓挫したって好き勝手書けばいいじゃない」
何をどう傷ついたのか。テレビの面白さは生にあるが、それがこのところ色んな規制がかかってきて面白くなくなってきた。そこに風穴を開けようというのが今回のネトフリの企画だったが、それが技術的なことで中止になったことで、テレビからそろそろ干されそうになっているマツコが、歯ぎしりしているということか。
マツコ・デラックスというのは、かつてよくテレビに出ていた占い師の細木数子を思い出させるから、嫌いで、見ない。あの顔を、ネトフリでも見ることになったら、契約をやめようかな。
さて、ビッグモーターの不正請求問題は、社長と息子の副社長が辞任で落着はしない。FRIDAYは、金融庁がビッグの取引先損保7社に報告徴求命令を出したが、中でも、ビッグの元幹部が、「車の損害を過大に見せるための写真の撮影方法を、損保ジャパンの社員から直接指示された」という証言を得ているという。
ビッグの元副社長など、37人の社員が出向しているほど“仲のいい” 損保ジャパンも同罪だというのは当然だろう。現社長の白川儀一社長は53歳で、やり手だが、もし不正を見逃していたとすれば「辞任」は避けられないという。 FRIDAYは、件の白川社長に直撃しているが、無言で立ち去ったという。
ところで、千葉真一という俳優が亡くなって、今年が3回忌。以前ここでも書いたが、千葉とは一夜、神楽坂の小料理屋で、2人だけで長時間話したことがあった。内容は忘れたが、次に作る映画の話を熱く語っていたと記憶している。 私より少し上になるが、若々しく、『仁義なき戦い』を彷彿とさせる男であった。
その千葉と女子大生時代に知り合い、年齢差54歳でも、愛し合ったという、今は銀座の高級クラブのママをしている某女に、千葉との思い出を語らせている。
彼女はこう語る。
「“千葉真一”ではない、素の自分に戻りたかったのだと思います。一緒にスーパーで食材を買って料理するのが好きで、ジャワカレーに生卵を入れる“千葉流”をよく作ってくれました。トレーニングにも付き合って、近くの公園のベンチで腹筋をやらされたおかげでだいぶ痩せました」
千葉は嫉妬深かったという。彼女も銀座のホステスとして働き始め、数カ月に1度会う関係が続き、そろそろ「復縁」を考え始めた頃、コロナ渦で会えなくなってしまった。
そして千葉はコロナに感染して亡くなってしまう。彼女は、中退していた早稲田大学に再入学し、今秋卒業するという。千葉の元妻だった野際陽子に似ていると、千葉がいっていたように、才気も色気もある素敵な女性になっているようだ。
私は、ミスチルという言葉は聞いたことがあるが、彼らの歌を聞いたことはない。だが、一度バカ売れすると、私など気が遠くなるようなカネが入ってくるようだ。
そのミスチルのマネージメント会社を、昨年11月21日、証券取引等監視委員会が家宅捜索を行ったというのだ。容疑は、ここの代表取締役の谷口和弘(46)が、実体のない会社の株価を吊り上げるために虚偽の発表を行ったとみていて、近々、証券委から特捜部に本格的な捜査のバトンがわたると、文春が報じている。
谷口は、ミスチルのメンバーの前で自らの疑惑について説明し、捜査に協力して全部話すといったという。メンバーも、反省し一からやり直すしかないと声をかけ、谷口はその言葉で吹っ切れ、前を向いたという。人間、持ちつけないカネを持つと、そのカネを何倍にも増やそうと考えるものかもしれない。身の程ということを忘れてしまうのか。こういう人間は、芸能界には数多いるのだろう。私もあやかりたかったな。
私はNHKの朝やっている『朝イチ』は比較的見ている方である。大きな災害が起きようとも、大谷がホームランを打とうが、一切関係のないのがいい。そこに出ている人気料理家が、昔は、菅直人が総理大臣だった時、愛人だと報じられた女性だと、文春が報じている。
その女性は山脇りこ。代官山で料理教室を開く一方、レシピ本を20冊も出し、「美味しく、カンタンに」をモットーにして人気だという。文春によれば、山脇りこは改名後の名前で、以前は戸野本優子で、菅直人と六本木のホテルで密会をしていたと文春が報じた。
その騒ぎなら覚えている。コケティッシュな女性で、それが報じたられた後、菅はジタバタしたが、彼女は「私の失敗です」と語り、表舞台から消えていった。 文春が確認すると、結婚して山脇に改姓していた。元々、菅より優れたものを持っていたのだろう。彼女の料理人としての腕も確かなようだ。いいじゃないの、幸せならば。
“エッフェル姐さん”だと有名になった松川るい参院議員や今井絵理子参院議員は氷山の一角であること、国民なら誰もが知っている。今年の夏も多くの議員たちが“物見遊山”的外遊をしている。例えば、自民・公明・立憲の5人の予定を見て見ると、7月3日から9日までに英国、スペイン、イタリアを回り、「欧州各国における議会制度及び政治経済事情調査」のためとある。
だが、この短い日程で3か国を回り、調査など何ができるのか。挨拶して、すぐに次の国へ行くとなれば、観光と同じではないのか。中には家族を伴って出かける者もいるそうだ。それに、向こうでは車から通訳まで付き、かかった費用は我々の血税で支払われる。
何しろ、今年度分議員派遣旅費として約2億7100万円が計上されているのだから、使わなソンソンというわけだ。議員たちには毎月調査研究広報滞在費として100万円が支給されているのだ。なぜ、そっちを使わないのか。いっても詮無いことだ。この国では、金儲けのために議員になる輩が多くいるのだから。中には、どこへも行かないで、旅費だけをもらう議員はいないのだろうか。私はいるような気がするのだが。
お次は今週のジャニー喜多川問題。ジャニーというのは底知れない精力を持ち合わせていた人間なんだろう。今週の被害者、元ジャニーズJr.の大島幸弘(38)は、ジャニー喜多川から200回も性的被害を受けたと告白しているのだから。 1998年、当時中学2年だった。ダンスのレッスンの後、「ユー、今日、家泊まっちゃいなよ」といわれた。
ついてきた母親を帰し、六本木のマンションへ。ジャニー喜多川から風呂に入っちゃいなといわれて、バスルームへ。すると、ジャニー喜多川が顔を出し、洗ってあげると、手がどんどん下がっていって、性器を洗い出したという。
その後、布団に入るとジャニー喜多川が来て、マッサージ。それから手が彼の性器に伸び、口で始まる。そんなことを200回もされたら、人間が壊れてしまうのでは。今でもその時の性行為のことがフラッシュバックして、気分が悪くなるという。
これほどの被害者がいるのに、ジャニーズ事務所の動きは鈍い。新聞はもちろん、他の週刊誌の動きもない。これではジャニーズ事務所側の思惑通りになってしまう。この問題は文春一誌に任せておいていいのか。テレビも出版社も、ジャニーズ事務所に弱みを握られているから、動かないのであろう。
かくして、日本芸能史上最悪のジャニー喜多川の性的虐待問題は、葬り去られるのではないか。心配だ。
同じように、文春が追及している木原誠二官房副長官の妻の殺人疑惑と、その捜査に圧力をかけてストップさせた疑惑は、他のメディアが報じないまま、忘れ去られていくのだろうか。木原とその妻の「疑惑」について、文春の報道は丹念に事実を拾い、確実に2人を追い詰めている。木原側は、文春を刑事告訴したといっているが、東京地検が告訴を受理したという話が聞こえてこないのは不思議である。
今週の文春は、捜査一課特命捜査第一係長が、亡くなった安田種雄の事件について、「自殺と考えて矛盾はない」と説明したことを徹底的に論破している。文春によれば、もし安田が自ら頭から喉を突き刺したとすれば、そのナイフを引き抜き、自分の傍らに置くというのは法医学上あり得ないと、再捜査の際、法医学者が回答しているという。
しかも、そのナイフにはふき取った跡があるというのだ。また、廊下には複数の血痕があったことも分かっている。何者かが凶器を持ち出し、一度部屋を出たことが推察されるというのだ。
これらの疑問を突き詰めていくと、妻だった人間のほかに、今一人協力者がいると考える方が合理的である。こうした疑問に対してきちっと説明する責任が警視庁にはあるはずだ。だんまりを決め込めばほとんどの日本人は忘れてくれる。木原や捜査当局がそう考えているとしたら、手ひどい反撃を、文春から受けるはずである。まだ事件は終わってなどいない。
さて、加護亜依(35)といえば、スキャンダルを食って生きているような気がする。これぐらい多くのスキャンダルを起こし、まだ芸能界の隅っこで生きていられるというのはすごいことだ。
今回は、韓国旅行に行っていたが、実は、稲川会系の現役組長と一緒で、カジノまでやっていたというのである。まあ、加護亜依のことだから、驚くこともないだろうがね。
SmartFLASH(08.21 06:00)から引用してみよう。
――「加護さんが投稿した動画に映っているのは女性2人だけですが、じつは滞在していたこのカジノ付きホテルでは、指定暴力団の現役幹部組員と、もう一人の男性の2人と行動をともにしていたんです」
そう言って、この関係者が提供したのが、今回掲載した写真だ。加護と友人のほかに、両手両足に刺青が入った男性(左端)と、黒Tシャツに短パン姿の男性が写っている。
加護が着用する水着や手に持つビールの銘柄は、インスタ動画とまったく同じものだ。暴力団事情に詳しいジャーナリストが写真を見て話す。
「右端の男性は、稲川会二次団体の幹部を務めるX氏です。X氏の所属団体は稲川会のなかでも若手が多く、武闘派といわれています。ほかの団体より経済的にも潤っており、勢いがあると評判です。ヤクザ界で “大物” と言っていい人物でしょう」
前出の関係者によれば、加護とX氏は、旅行以前からの知り合いだという。
「今年になって、港区にある飲食店で加護さんとX氏が知り合った縁で今回、一緒に韓国旅行に出かけることになったと聞いています。
人目を警戒したのか、出国時は別行動でしたが、韓国のホテルで落ち合い、写真にいない女性1人を合わせた計5人で過ごしました。カジノも訪れて、ホテル代やカジノでの遊興費などはすべてX氏が負担したと聞いています。
X氏らと一緒に写っている写真は、ほかにも複数枚あったようで、かなり親密な関係に思えました」
2児の母である加護。育児から解放された時間を大物ヤクザと満喫したというのか。――彼女に対する期待は、次にどんなスキャンダルを起こしてくれるのかというものでしかない。自分の人生をもっと大事に生きた方がいいと思うのだが。
人生を大事に生きるといえば、大相撲の元関脇・嘉風の元妻も大事に生きていなかったようである。その元妻の死を伝えている新潮の記事は、短いが、何やら人生というものを考えさせてくれる記事である。
7月某日、都内のリバーサイドの高級タワマンの一室で、男女が血まみれで死んでおり、一丁の猟銃が落ちていたという。7月22付の朝日新聞はこう報じている。
「21日午前10時10分ごろ、東京都中央区湊2丁目のマンションで、『別居している夫から、未明に自殺をほのめかす電話があった。見に来たがオートロックで中に入れない』と女性から110番通報があった。警視庁などがマンション室内を確認し、通報者の夫で住所、職業不詳の男性(50)と、マンション近くに住む職業不詳の女性(44)が死亡しているのを見つけた。
築地署によると、2人とも寝室の布団の上で胸から血を流して倒れていたという。室内には猟銃1丁が落ちており、署は2人のどちらかが発砲した後、自殺した可能性があるとみて調べている。男性は栃木県公安委員会の許可を得て猟銃を所持していたという。(遠藤美波)」
この女性が嘉風の元妻であった。嘉風が彼女と離婚をするときにも、大騒動だった。特に、子どもをどちらが引き取るかについて話し合いが決裂し、元妻の怒りは子どもたちへの理不尽な行為となって表れたのである。
「元関脇嘉風の妻が小学女児に凄絶虐待の証拠映像-コロナDVここに極まれり」(『週刊新潮』2021年2/18日号)
私が当欄で書いたものを転載する。新潮によると、コロナ禍で巣ごもりが増えたためだろう、児童虐待が増えて、昨年は過去最多となったという。全国の警察が児童相談所に通告した件数は、一昨年と比べて8738人増えて10万人を突破した。統計開始以来10万人を超えたのは初めて。
中でも、大相撲の中村親方(元関脇嘉風・38)の3歳上の妻の「子どもたちへの虐待」は、もはや犯罪というしかない。
小学校高学年の長女と低学年の長男に対して彼女は、耳をつんざくような声で、「オラあ! 片付けろ、ボケぇ」と怒鳴る。そのうち、虫刺されの薬である「ムヒ」のスポンジヘッドが切れていたことに憤り、長女に、「おまえじゃない? 目ぇに入れたろか」という。
長女が懸命に否定すると、「あろうことか、母親は実の娘の目に、ムヒをねじ込んでいたのである」(新潮)。長女は激しい痛みに耐えかねて絶叫した。子どもたちにとっては地獄である。
この様子を映した7分間ほどの動画を新潮は入手したというが、こうした虐待行為は日常的に行われていたようだ。昨年の7月には夫婦げんかで警察官が大挙して嘉風の自宅へ来たこともあった。
これ以降、嘉風は子ども2人を引き取り別居、離婚調停の真っただ中だそうだ。この動画も、そのために嘉風側が証拠として撮ったのであろう。「鬼母」という言葉では生温いと思わせるほどだが、そこに至るまでに夫婦の間で何があったのだろう。それが知りたい。
その後、児童虐待で彼女は逮捕され、離婚は成立したのであろう。それから2年、彼女はインスタでセレブな生活を綴るようになったという。高級ブランド、高級ホテル、高級レストランでの写真が毎日のようにアップされるようになった。男性のほうは実業家で、高級ホテルやレストランを日常的に使っていて、彼女とはSNSで知り合い交際に発展したという。
最初は順調だったが、彼女は偽名を使い、年齢もサバを読んでいたという。その男性は、嘉風とは本当に離婚したのか、疑心暗鬼になってきたそうだ。件の男性は、新潮に電話をかけてきて、最後にこういっていたという。
「彼女はちょっと嘘が多い。もしこれから(別の男性に)乗り換えるとなったら、鉄槌を下さないと、という思いが正直あります」
嘘で固めた人生を生きるというのも大変だろう。だが、そういう女性に惚れる男は多いのだろうが、なぜ、猟銃で心中することにまでなったのだろう。子供たちが、このことを知ったらどう思うのか。辛い話である。
さて、今週の第1位は、次の選挙でまた大躍進するといわれている日本維新の会の代表で、維新の顔である馬場伸幸代表のスキャンダルを報じた文春に捧げたい。この問題は先週でも報じていた。これが事実だとしたら、馬場は代表辞任どころか、維新からも出ざるを得ないのではないだろうか。
大阪府堺市で四つの保育園を運営するドレミ福祉会の前理事長・西郁子(仮名)が、訪ねて行った文春の記者にこういったという。
「なんで理事長があの人になるのか……。おかしい。異議申し立てする。私が知らない間にやっている。私の承諾なしにやっている。それは絶対成立しない」
ドレミを一代で築き上げてきた西だが、身寄りもなく、コロナ禍で親しい者でさえ連絡が取れない状態が続いていた。この春、ドレミの元理事で、自身も社福理事長のAが、西の身を案じて園を訪ねると、認知症が目立つ西を、馬場事務所が老人ホームに入居させ、法人および個人の財産管理をしているということが分かった。登記簿によれば、法人資産は約15億円、個人資産は約2億円だという。
西は馬場を以前から応援してきていて、2017年には業務執行理事に就任させたが、馬場は成年後見人でもなんでもない。西は認知が進んでるが、認知症の検査も受けさせていないという。
今年の春、西、別の社福理事長で西と30年来の付き合いになるB、それにAらと、馬場、馬場の公設第一秘書が一堂に集まった。そこで馬場は、西の今の状況では、成年後見人制度をつかうのはそぐわない、西から一筆もらって、馬場事務所との間で任意の財産管理契約を結び、西の死後は、個人財産を法人に寄付する自筆証書遺言も書かせたというのである。
Aらは、西に成年後見人をつけるべきだと反論して終わった。だが、その後馬場は、連絡もないまま理事長に就任し、西は退任させられてしまった。文春に対して西は、「私は絶対認めてない」「成年後見人を利用する」と明言はしたが、認知は進んでいるようだ。
だが、高齢者問題に詳しい生田秀弁護士によると、認知症であっても、「後見人をつけたい」「弁護士に管理してほしい」という程度の認識があれば、家裁に申し立てをして、成年後見人をつけることができるという。
馬場側は文春に対して、「お答えできる状態にない」と答えている。いやしくも公党の代表であるならば、このような疑惑を突き付けられるだけで恥だと思わなければいけない。馬場よ、説明責任を果たせ。(文中敬称略)
【巻末付録】
今週はポストだけ。
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やはり「なをん。」が抜群。西田幸樹万歳!
羽生結弦の結婚相手、週刊誌も素性をつかめない謎と母親との絆…ほかスクープ14本
今週の注目記事・第1位「木原副長官違法風俗の常連」(『週刊文春』8/17・24日号) 同・第2位「木原誠二官房副長官を切らなきゃ、岸田首相は『崖っぷち』」(『サンデー毎...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
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