堂本剛が語ったアイドルやアーティストとしての苦悩…藤ヶ谷太輔に贈った金言
#堂本剛 #藤ヶ谷太輔 #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
堂本剛さんはKinKi Kidsのメンバーで1993年からずっと一線で活躍している。ジャニーズと言えば歌とダンスのイメージが強い。堂本剛さんの凄いところは作詞、作曲も手掛けるところにある。自分で歌うだけでなく楽曲提供もしており、ももいろクローバーZ、MISIA、鈴木雅之、吉田拓郎などそうそうたるメンバーに提供しているアーティストの面が強くある。
8月25日に放送された「A-Studio+」でゲスト出演され、普段とはまた違った面の堂本剛さんが見られた。「愛とか平和の話はほぼカットされるんですよ、ふざけた話とか面白い話がやっぱり使われるんで、自分がどういう思いで活動しているかっていうのが伝わらなかったりして……」と、求められる自分と本当の自分の葛藤を話されていた。
確かにテレビは団体行動の面が多く、こういった単独ゲストの番組でもないと本音で喋る機会など訪れる事はなかなかない。複数人で番組に出ていると全体の流れが全てになってしまい、一人ひとりの重要性が薄くなってしまう場合が多い。散々喋ってもオンエアを見ると殆ど喋っていない事もある。だからオンエアを見たタレントはどんな言葉が使われるかを探求し、結果空気を読みながら発言する能力が異常に発達してしまう。空気を読む力はある面では周りに対しては配慮が出来ているので大人な部分として好かれる事も多くあるのだが、どこか虚しくなることもある。
相手の事ばかりを考えてしまうと最終的には自分は誰? という事にもなりかねない。時には自分らしくあることの重要さを出していくのも生きるのには必要な要素でもある。そんな思いが堂本剛さんから感じられた。
「僕が根本的に持ってる人間性みたいなものは人から必要とされないのかという感覚が凄くして……自分で楽曲を書くか、どなたかにプロデュースしていただくかの選択をしてくださいの日が来て、その時にこのまま自分で書かないと自分の心の声が出せないなと思って自分で書かせてくださいって言って今20年やってて……」
売れているから幸せとは全く対極の心理の部分を語ってくれた。物事は自分で選択権がないと不安に押しつぶされそうになることがある。それは売れていようが売れてなかろうが同じかもしれない。
でも気づいたら芸能界にいたい人は、自分が何を表現し、自分で考え継続し続けるかというのが売れてない人よりも難しいかもしれない。何故なら自己表現がなくてももう成功しているのだから。下手になにか自分で動くと失敗が目立ってがっかりされてしまう事にもなる。でも生きる理由が必要、そして重要なんだと思いました。
「アイドルがどうせ作ってるんだろとか、ホンマにアイツが作ってんのかとか、そういうのが凄かった……」
ジャニーズという強力な団体に属しているからこそ個人行動で自己を主張すると違った見られ方をしてしまう。その悔しさをバネに成功まで導き出した執念は本当に簡単には真似できない事だ。
後輩の藤ヶ谷太輔さんへの言葉で「人生において求められてる場所が1つではないということ、もっともっと色々な事をやればよくて、人生1回でいろんな自分を生きちゃいけないのか、これは人が決める事でもなんでもなくて君が生きたいように絶対生きるべき、人生に対して応援してくれる人と一緒にいればいい」
色々苦労したからこそ言える言葉が非常に説得力があり、新しい事へ挑戦する行動力を持つお言葉だった。
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