トニセン喫茶店オープンは、活動休止フラグ? ベテラン芸能リポーターが見解
#城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――「20th Century(トニセン)」の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が喫茶店「喫茶二十世紀」を11月1日にオープンすると話題になっています。
城下 11月1日はV6のデビュー28周年記念日の日ですね。
――解散から2周年でもありますね⋯⋯。喫茶店は期間限定企画ですか。
城下 いえいえ、期間限定ではありません。近年、チェーン店のカフェが増えてきていますが、3人は小さな頃から身近な存在だった古き良き街の喫茶店を未来に残したいという思いを持って、「ずっと在り続ける喫茶店」をコンセプトに、2021年夏から開店の準備を進めてきたそうです。坂本さん52歳、長野さん50歳、井ノ原さんが47歳。昭和の喫茶店が懐かしい世代なんですね。
――アラフィフになって、アイドル業が厳しくなってきたから飲食業ということですか。
城下 そんなことありませんよ。坂本さんは毎年舞台の仕事が必ず入っていますし、井ノ原さんも主演ドラマがシリーズとして続いています。長野さんもグルメ番組に出演。3人とも仕事は順調。どちらかというと、喫茶店経営は楽しみのためですね。
事務所関係者も「メニューの単価が安いから儲からないよ。儲からないのは目に見えているのに、やりたいと言うから⋯⋯」と言っていました。単価が安い上に、お客さんは長居をしますしね。V6が解散してしまった今、トニセンとしての活動をしていきたいということなのでしょう。
――なるほど。それがコンサート活動ではなく喫茶店とは意外です。
城下 喫茶店はファンサービスとしてよく考えられているなと思いますよ。メンバー3人が昭和の喫茶店を懐かしむ世代ということは、ファンも同じような世代ということですから懐かしさを共感してもらえるでしょうし、彼らのお店であれば昔のグッズや写真などが自由に見られるコーナーもあることでしょう。
3人の誰かが来店する可能性もある。来店すればSNSで話題になるし、来店しなくても「もしかしたら会えるかも」と常連になる。
――ファンであれば、メンバーが来ても来なくても店に行くだけで楽しめますよね。
城下 店のデザインも昭和レトロですし、メニューもナポリタンや卵サンド、ソーダなど懐かしいメニューを考えるそうです。坂本さんは約10年間テレビ番組で料理コーナーを担当していましたし、長野さんは調理師免許を所有していますから、どんなメニューになるのか楽しみですね。
――確かに一度は行ってみたいかも。オープンが楽しみです。
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