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城下尊之の「フラッと芸能解説」

有吉弘行入院画像公開で異変? 体調不良をオープンにする芸能人

有吉入院画像公開で異変? 体調不良をオープンにする芸能人の画像1
有吉弘行 公式Instagramより

ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――8月11日、有吉弘行が自身の公式Instagramで、酸素マスクをつけて病院のベッドに横たわる写真や、鼻に綿を詰めた写真を投稿していましたね。インパクトある姿にファンは心配しているようです。

城下 有吉さんは、8月13日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHTDREAMER」(JFN)に生出演し、鼻中隔弯曲症と、それが原因となっている慢性副鼻腔炎の手術を受けたことを明かしていました。仕事に支障が出ないよう、夏休みの時期に手術を受けることにしていたのでしょう。Instagramの写真はちょっと驚かすつもりだったのかもしれません。

――8月12日には、TOKIOの城島茂がMCを務める『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)を体調不良のため欠席しました。

城下 所属するジャニーズ事務所は「ここ数日、体調不良で休ませていただいております」とコメントしていましたね。自宅療養し、8月13日には仕事に復帰したそうです。

――芸能人も体調管理がたいへんですね。

城下 一昔前の芸能界だったら、こうして芸能人が大っぴらに「手術した」「体調不良で休んでいる」と発表することはあまりありませんでした。芸能人はいつも元気、何が何でも仕事に穴を開けてはならないという意識が強くあったんです。

インフルエンザくらいであれば、番組側も「ただ座っているだけでいいから来てくれ」と呼んでいました。入院や手術が必要であれば、スケジュールを調整して密かに療養し、復帰時は何事もなかったように出てきていました。でも今はそういう時代ではありません。有吉さんのように、芸能人が病院で横たわる姿を公開してもいいじゃないか、という風潮になってきています。

――確かに、メンタルの病気や不妊治療などもオープンにする芸能人もいますね。

城下 新型コロナウイルスの影響が大きいと思います。コロナ禍では感染したら発表して休むということが当たり前になりました。芸能人だって人間ですから体調を崩すことは自然なことですし、休むことも当たり前。回復したらまた仕事に戻ってくればいいという考えが定着したように思います。

――そうですね。世の中としてもコロナ前よりは休みやすい空気になりましたね。

城下 2019年に舌がんを患った堀ちえみさんは、40周年記念公演「Chiemi Hori 40周年+1 Anniversary Live~ちえみちゃん祭り2023」を9月に名古屋、11月に福井で開催すると、先日、発表会見を開いていました。今年2月にステージ復帰を果たしたときは「ステージに立てる日が、まさか来るとは」と涙していました。本当によかったですよね。

堀さんの周りの人にとっては、大病を克服したことを強くアピールすることで、チケットの売り上げにつながれば、という思惑もあると思いますが。

――芸能人が病気を克服したことを発信すれば、同じ病気に罹った人にとって心強いですし、それが売り上げにつながればなおよし、ということですね!

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/08/16 08:00
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