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不動産価格の高騰、ついに潮目がきた!不幸にならない再開発の街購入(田端VS西日暮里編)

再開発が完了した田端と、再開発が進む西日暮里…買うならどっち?

2.人口や世帯数、年収の比較

 続いて各駅の人口と、世帯数推移のデータを比較していきます。

●2-1.人口と世帯数の推移とその比較

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※参照:北区、及び荒川区HP

 北区、荒川区が発表した人口に関する統計データを基に、田端駅、西日暮里駅から徒歩15分圏内の世帯数と人口の推移を考察していきます。

 データを確認すると、田端駅は2022年を境に、若干数ではありますが人口が減少していることがわかります。

 これはあくまでも予想ですが、田端駅周辺に大学が多く、コロナの影響で上京してくる学生や社会人の数が一時的に減ったことが原因として考えられます。

 今後、コロナ渦を経て、どれくらい数字が戻ってくるのか注目だと思っています。

 一方の西日暮里駅は多少の増減はあるものの、世帯数、人口共にほぼ横ばいで推移していることがわかります。

 田端駅と比べると、その利便性が上げられます。

 山手線だけでなく、京浜東北、千代田・都営日暮里・舎人ライナーなどが通っており、駅周辺の繁華性も田端と比べると、圧倒的です。

●2-2.駅徒歩圏の人口予測の比較

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 次に、各駅徒歩15分圏内の人口推計のデータを見てみます。

 上記のグラフは『国土数値情報(H30国政局推計)/国土交通省』のデータを国際航業が編集・加工した情報を元に作成されたグラフです。

 田端駅の2050年までの人口は、364人減少の予想となっています。

 北区の年齢階層別人口推計を確認すると、2013年から2033年にかけて0-14歳の人口が5,179人減少する予想、それと対照的に65歳以上の人口が2,928人増加する予想となっています。

 少子高齢化の影響により、町全体の人口は徐々に減少傾向にあるようです。

 一方、西日暮里駅はわずかですが、2,645人増加の予想となっており、手堅いエリアであることがわかります。

 荒川区では、北区のような人口推計はありませんでした。

 そのため、あくまでも推測にはなりますが、田端駅と同様に少子高齢化は進みつつも、再開発事業の影響で、移住者が増加することを予想した結果の数値ではないかと考えられます。

●2-3.駅徒歩圏の年収の比較

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 次に、田端駅と西日暮里駅の年収別世帯数の割合を比較していきます。

 どちらの駅もほとんど同じ割合で、年収200万~500万円の世帯数の割合が60%を占め、一般家庭に愛されているエリアだと言えます。

 また、年収600万~1500万の世帯数も残り40%を占めており、どちらも比較的ゆとりのある世帯も住むエリアだとも言えます。

●2-4.人数別世帯数の比較

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 上記のグラフは、田端駅と西日暮里駅の世帯数を比較したグラフです。

 年収比較と同様、こちらもほとんど同じ割合でした。

 単身世帯が全体の50%以上を占めており、単身者から人気の高いエリアとなっています。

 山手線の交通利便性や家賃相場が低いことが理由の一つとなっているかもしれません。また、下町の雰囲気も漂う環境が単身者に好まれているのかもしれません。

3.乗降客数の推移とその比較

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田端駅ホームの様子

 東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、『田端駅』と『西日暮里駅』を利用する乗降客数の推移を比較していきます。

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※参照:「国土数値情報(駅別乗降客数データ)」(国土交通省国土政策局)の数値を参考に作成

 データを確認すると、2002年からコロナ禍前の2019年までの17年間で、田端駅の乗降客数は7,267人(約18%)増加しています。一方、西日暮里駅も、7,723人(約8%)と増加しています。

 しかし、コロナ禍になった2020年に、どちらの駅も大きく乗降客数は減少しています。

 年収200万未満の単身者が多いといったデータからも学生や外国人居住者が多かったのではないかと予想できます。

 コロナ禍の終息による、2023年以降の数値の変化にも注目していきたいところです。

 また、西日暮里駅に関しては、2029年に再開発が完了すると、駅前の利便性を踏まえ、将来的に乗降者数が増加することも予想されるため、今後に注目です。

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