『27時間テレビ』の実績引っ提げ、吉本芸人が昼番組を席巻か
#フジテレビ #千鳥 #ダイアン #かまいたち
約4年ぶりに復活したフジテレビ系大型特番『FNS27時間テレビ』。
全時間帯で同時間帯横並びトップとなる高視聴率を記録したうえ、番組のエンディングを飾る「グランドフィナーレ」の平均視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、有終の美を飾ったことで、総合司会を務めたお笑いコンビ「千鳥」「かまいたち」「ダイアン」の3組が、新番組のメインMCとして浮上しているという。
「千鳥、かまいたち、ダイアンは、打ち切りが噂されていた『27時間テレビ』を見事に復活させたことで、評価がうなぎ上りです。そこで、低視聴率続きの情報番組『ぽかぽか』をしかるべきタイミングで打ち切りにして、後番組にこの3組をメインMCにするという案が浮上しています」(お笑い関係者)
1987年にスタートして『27時間テレビ』は、これまでタモリ、ビートたけし、明石家さんまらがMCを務め、夏の生放送バラエティ番組として定着していたが、2017年から19年は収録形式になり、20年からは新型コロナウィルスの影響で放送が見送られてきた。
「2019年は、総合司会を3年連続となるビートたけしが、キャプテンを『関ジャニ∞』の村上信吾が務め、3年ぶりの生放送を行ったのですが、平均視聴率は5.8%と歴代最低を記録。この結果に、打ち切り説が流れたのですが、昨年、社長に就任した港浩一氏が、『27時間テレビ』の復活と、千鳥、かまいたち、ダイアンのMC起用を決定。3組には、いま最もお笑い界で勢いがある芸人として、直々に指名したそうです』(フジ系列の制作会社スタッフ)
決定当時のフジテレビは、番組の低視聴率が続いていたうえ、退職する女子アナが続出。社員のモチベーションは下がりっぱなしで、社外秘の番組情報もダダ洩れ状態だったという。
「やる気のなさが漂っていたフジですが、港社長は、勢いがある3組で『27時間テレビ』を成功させて、社員の士気を取り戻そうとしていたようです」(大手プロ関係者)
港社長の狙い通り、番組のエンディングを飾る「グランドフィナーレ」は平均視聴率9.5%と、前回19年の5.8%から大幅に上昇。
この勢いのまま、低視聴率にあえぐ同局の昼の情報番組『ぽかぽか』の後番組のMCとして、3組を起用する案が急浮上しているという。
「『笑っていいとも!』終了以降、この時間帯は“魔の時間帯“と言われるほど、どの番組も惨敗していて、1月からスタートした『ぽかぽか』も現在、苦戦しています。実際、番組スタートから視聴率は1%台が続き、6月にも打ち切りが検討されたんですが、MCの『ハライチ』らが所属するワタナベエンターテインメントに反対されたようです」(前出の制作会社スタッフ)
ちなみに、それほど知名度のない『ハライチ』の澤部佑、岩井元気がMCに起用されたのは、ワタナベエンターテインメントの力だと囁かれている。
「反対にあったフジは、『ぽかぽか』をゴールデンタイムに放送するという“賭け”に出たんです」(前出の制作会社スタッフ)
6月29日、夜7時から放送された『ぽかぽか』の番組冒頭で、『ハライチ』の澤部は、「一応、令和の『いいとも』を目指す」と宣言。しかし、平均視聴率は3.5%と惨憺たる結果に終わった。
「年末か来春の番組改編では『ぽかぽか』の打ち切りが検討される予定で、そこで早くも後番組のMCとして、千鳥、かまいたち、ダイアンの3組が候補に挙がっているんです。この3組がMCになれば、所属する吉本興業の大物芸人たちのゲスト出演も期待できますし、少なくとも『ぽかぽか』以上の視聴率を取る可能性は高いでしょう」(お笑いライター)
フジの昼の情報番組が今後定着することを期待したい。
(文=本多 圭)
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