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城下尊之の「フラッと芸能解説」

羽生結弦の結婚発表は“完璧” ファン離れを最小限に

羽生結弦の結婚発表は完璧 ファン離れを最小限にの画像1
羽生結弦(写真/Getty Imagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――プロフィギュアスケーターの羽生結弦が8月4日午後11時11分、自身の公式SNSで結婚を発表して大騒ぎになっています。この日は「一粒万倍日」「天赦日」「大安」と開運日だったとか。

城下 アップされた報告文はずいぶんと長いものでしたが、お相手については一切触れていませんでしたね。ネットではさっそくお相手探しが始まっているようですが、一般人なのかそうでないのか、年齢すらもわからない。まったく手がかりがなくわかりません。

――過去のウワサから掘り返している人もいるようですが、決定打は何もない。気になります。

城下 羽生さんのファンは女性が多いので、お相手について一切明かさないというこの徹底した発表方法は、ファンを減らさない最善の策。実に素晴らしいと思います。ファンはなんだかんだ言っても、お相手の存在がチラついてしまうと冷めてしまうものですから。

――一部では「ゆづロス」なんて言葉が出ていますが、確かにそれほど大きなダメージにはなっていないようです。

城下 たとえば、2015年に結婚した福山雅治さんの場合、お相手は誰もが知る女優の吹石一恵さんだったため、ロスが大きかった。会社を休む人まで続出したくらいです。

――あんなに「抱かれたい男」と騒がれていたのに、結婚後はスーッと引いていきましたよね。

城下 さらに昔の話になるとすごいですよ。演歌歌手の山本譲二さんは、若い頃はアイドル的な人気があったんです。ところが、女性との交際が報じられると、ファンクラブの会員が半減、そして交際を認めるとさらに半分に減ってしまい、結果、4分の1になってしまったと、本人から聞いたことがあります。

――そんなに減っちゃったんですか!

城下 まあ、当時はアイドルが交際なんて許されないという時代でしたから。今は既婚者アイドルも活躍する時代。一定の年齢になれば、結婚して家族を持つのもいいと、ファンは許容しています。それでもやはり、具体的なお相手のことは考えたくないものなんですよ。

――わかる気がします。プロならプライベートはプライベートできっちり分けてほしいですよね。

城下 今回の羽生さんの結婚発表は、羽生さん本人がプライベートのことは明かしたくないと思ったのか、もしくは誰かがアドバイスしたのかわかりませんが完璧な発表でしたね。ファン離れを最小限に抑えられると思います。

――スターの格を見せつけられたような気がします!

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/08/10 07:00
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