堂本剛も「圧力」を心配…三宅健が「炎上したくない」と連呼したワケ

　TOBEで活動を再開した三宅健が、YouTubeで個人チャンネルを開設。今後、週2回のペースで生配信を行っていくと発表したが、ネット上では「健くんが炎上を怖がってて心配」と気を揉むファンもいるようだ。

　8月1日に初の生配信を行った三宅は、序盤から「本当に危険な匂いがプンプン、わたくししておりますので、みなさんぜひとも、わたくしが炎上しないように（してほしい）」と不安げにコメント。

　その後も、「炎上したくありませんから、わたくしが炎上しそうになったら止めていただきたい。軌道修正を促していただきたい」とファンに呼びかけ、その後も「（問題発言をしても悪気は）ないです！　自分でも思ってもないことを口にしちゃうことが結構あって……」といった発言を繰り返した。

　また、同チャンネルの概要欄には、「三宅健の生配信トリセツ」との見出しで、「思っても無い事をたまに口にしてしまう事があります」「悪い事を口走っている際は、コメントで教えてください。すぐに軌道修正します」「自由奔放なところがあり、進行がグダグダになることがあります」などの6項目が箇条書きされており、配信でも概要欄を一読するよう視聴者に呼び掛けていた。

　初回から炎上を過剰に恐れている様子の三宅だが、過去には女性に関する発言が「モラハラっぽい」などと物議を醸したこともあったため、身構えてしまうのは仕方ないのかもしれない。

　記憶に新しいところでは、2月12日放送の『ドーナツトーク』（TBS系）が挙げられる。

　同番組にゲスト出演した三宅は、女性視聴者から「年が離れていても異性をドキドキさせる方法」を問われ、「ドレスコードがあるようなところに行くとか」とアドバイスした流れで“女性のハイヒール”について持論を展開。

　この時、三宅が「ハイヒールちゃんと履ける？」「（あまり履いた経験がないなら）履いちゃダメだよ。ハイヒールを履けない人が、生まれたての小鹿みたいに歩いてる様が一番冷めるから」「（ちゃんと歩けないのなら）外に出る前に夜中に公園で練習しろって思う。だったら履かないでほしいって思っちゃう」と畳みかけたため、ネット上で「健くんの言う通りだと思う」「相変わらず女性に厳しいな。言葉が強すぎる」と賛否を呼んでしまったのだ。

　さらに、2017年に女性ファッション誌「BAILA」（集英社）に掲載された美容企画「三宅健　愛の美容ダメ出し！」でも、三宅は「冬の間はムダ毛の処理をしなくてもバレない」という女性読者の意見に対して、「タイツやストッキングを履いていたとしてもムダ毛の存在感は目にした人に伝わるもの。すべての女子に永久脱毛をすすめてまわりたい」と少々厳しめに助言。

　こうした美へのこだわりは三宅の魅力といえるが、特にファン以外も見るようなメディアでは、時として誤解されてしまうことがあるのだろう。

　そんな三宅の人柄は多くのファンが理解しているが、親交のあるKinKi Kids・堂本剛も、良き理解者だった様子。

　というのも、堂本は昨年3月14日深夜放送のラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ！』（文化放送）で、三宅を「ファッションとかいろいろな感性を持って生きている人」と形容した上で、「グループ（V6）にいる中で、健の魅力を出しづらかったふしもあるだろうなと思う」と、個性を潜めざるを得なかったのではないかと推測。

　その上で、「こういう優しい子が、社会とかさまざまものの決めつけとか、圧力みたいなものとかに邪魔されずに、“自分”という人間をこれからも生きていけたらいいな」と三宅を慮っていた。

　現在、TOBEが世間から注目されていることもあり、しばらくは野次馬も集まりそうな三宅のYouTubeチャンネル。本人が楽しく活動できることを願うばかりだ。

仲宗根由紀子（エンタメ系ライター）

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ