『旅サラダ』中丸雄一、番組終了間際にスタジオに到着。神田正輝のギャグをガン無視!
#KAT-TUN #中丸雄一 #旅サラダ #なかまる印
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUNの中丸雄一。7月22日放送回で彼が訪れたのは、大阪府河内長野市であった。
「天気なんですけど、完全に晴れ。ゴリゴリの晴れということですかねぇ~」(中丸)
また言った! 中丸お得意、「ゴリゴリの~」というおなじみの表現方法だ。ゴリゴリの晴れだけに中丸が着るつなぎは半袖になっており、空と同じくサックスブルーのカラーだ。司会の神田正輝が「カッコいいねえ」とつぶやくほど、中丸にはお似合いの衣装である。青い空に青いつなぎの半袖丸。つなぎが半袖になり、梅雨明けのお知らせ代わりになっている感がある。
「河内長野市は大阪府の南東部に位置しまして、和歌山県や奈良県に隣接しております」(中丸)
同市について説明しながら、カンペをめちゃくちゃ丸読みしている姿をカメラに抜かれる中丸。
「今、読んでました。バレましたね」(中丸)
バレてるよ!
“おもしろ食リポ”の雄・中丸雄一が、わかりやすい食リポを披露
この日の「なかまる印」が深掘りするのは、ぶどうらしい。大阪にぶどう栽培のイメージはなかったが、実は日本有数のぶどう産地だそう。たしかに、大阪にはワイナリーもある。
今回、案内してくれるのは「なかむらオリジナルぶどう園」4代目の中村一俊さん。ぶどうカラーである紫色のTシャツを着ての登場だ。同園にはオリジナル品種が10種類以上あり、それらは直売所か、同園のネット通販でしか入手できないという。
特に人気の品種は、その名も「いちご」。ぶどうなのに「いちご」とは、これいかに?
「交配する過程で1列目、2列目といろいろあって、1列目の5番にあったので、1列目(いち)の5番(ご)で『いちご』っていうダジャレみたいな……」(中村さん)
ぶどうを一房もぎった中丸が、この「いちご」を食べるようだ。
中丸 「(ぶどうの房の中央あたりをつまんで)このへん?」
中村 「上のほうがいいと思います」
中丸 「(ぶどうの房の下あたりをつまんで)上ってこっちですか?」
「上ってこっちですか」と言いながら、思いっきり下のほうをつまむ中丸。いや、ぶどうは天地無用である。というわけで、いちごの上のほうに生えたぶどうを中丸が食べた。
「……!!!!!! あっ、スゴっ!」(中丸)
リアクションが早いし、食べたあとの反応がスゴい。むちゃくちゃびっくりしてる、中丸の顔! 目をまんまるにさせる彼のリアクションを見るにつけ、たぶん本当においしかったのだろう。おいしくてびっくり丸。リアルな反応で、おいしさがすごく伝わってきた。
もう1つ、このぶどうは中丸にいい効果をもたらしている。正直、この日の中丸はオープニングから少し眠そうな雰囲気を漂わせていた。しかし、おいしいぶどうを食べてバッチリと目が開いたのだ。ぶどう丸雄一だ。
中丸 「思ってたのと全然違う! めちゃくちゃうまいのと、果汁がとんでもなく出る。ぶっちぎりで……! なんスか、これ?」
中村 「果汁が多すぎて輸送ができないんで、お店に来ていただけないと食べていただけない品種です」
果汁が多すぎて輸送ができない、貴重なぶどうだということ。試しに中丸が手でぶどうに触れると、果汁が滲み出てくるのだ。ぶっちぎりで出てきた果汁である。
ほかにも、オリジナル品種のぶどうはたくさんあるらしい。例えば、皮ごと食べられる「シャーロット」はどんなぶどうなのだろう?
「甘さの種類が(いちごとは)全然違う。トロッと感と言いますか、はちみつに近い……濃いって言ったらいいんですかね」(中丸)
「はちみつに近いぶどう」という、中丸の例えがスゴい。隙あらば、むしゃむしゃ食べてるし。さらに、まだ名称が決まっていない開発途中のぶどうも中丸は体験した。
「うまー! なに、これ? こんなこと言ったら怒られるかな、お菓子みたいな甘さなんですよ。砂糖っぽい甘さがしますね」(中丸)
ぶどうの食リポがめちゃくちゃ具体的で、わかりやすいのだ。妙で独特な表現方法&微妙な表情で“おもしろ食リポ”の印象が強い中丸だが、これはおみそれした。
一方で、園のぶどう棚の天井が低いというシチュエーションに対処していた点にも言及しておきたい。176センチという高身長な彼だけに、天井に頭が当たらないよう中腰のままあちこちを移動し、その体勢がまるで恐竜みたいだったのだ。立ち止まって中村さんと会話するときは、ほとんど四股(しこ)の体勢だし。地味に腰にくる食リポである。
中丸、『24時間テレビ』マラソンばりに絶妙なタイミングでゴール
勝俣 「なかまるくーん! なかまるくーん!!」
中丸 「聞こえてます。声、大きいですよ」
腹から声を出す勝俣州和の呼びかけに、「聞こえてます」と中丸が返した不穏なやり取り。なにを理由に、勝俣はそんなバカでかい声を出したのか?
「我々もぶどうが食べたいんですけど。持ってこれません?」(勝俣)
勝俣からの“俺らもぶどう食べたい指令”である。正直、ロケ地が大阪だっただけに、そうなる気はしていた。“果汁が多すぎて輸送に向かない品種を優しく運ぶチャレンジ”が、中丸に課せられたわけだ。
「なかまる印」前半戦で「おいしい!」の好リアクションを連発し、このままだと後半戦が蛇足になる可能性もあった。つまり、これは予定通りの展開なのだろう。ぶどう園から『旅サラダ』のスタジオまでは車で約1時間かかるようだが、果たして間に合うか? というか、いつものようにギリギリにスタジオに到着し、BGMで「サライ」を流したら完璧である。
ここで、少し時間軸を整理したい。「なかまる印」の中継が終わったのは、8時16分。それから1時間経過した9時20分ごろのスタジオの状況はどうかというと、中丸はまだ到着していないのだ。いつもはエンディング間際にやる天気予報のコーナーを前倒しにしたのに、それでもまだ着かない。「スタジオに間に合うか!?」とドギマギしている頃、実は当人はすでに到着していて裏で待機しているという演出はありがちだが、今回は果たしてどうなのか?
結果、9時27分……つまり、『旅サラダ』終了の3分前に中丸は到着した。いつものように、ギリギリで到着したぶどう丸。さすが、ギリギリで生きるのが得意な中丸である。まさに、KAT-TUNな登場の仕方!
マイクの発信機を手に持ってスタジオに現れた中丸。この忙しなさは、本当にスタジオへ飛び込んで来たのかもしれない。でも、そのわりには汗ひとつかいておらず、仕組まれたギリギリ到着だったのかもしれない。どちらにしろ、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンばりのゴールタイミングの良さはスタジオを盛り上げた。
で、注目はこのときの中丸の態度だ。「おまたせしました!」的に大仰に見得を切るでもなく、駅弁の売り子ばりにぶどうを抱えつつ、レギュラー陣に粛々とぶどうを配布したのだ。裏方じゃないんだから。猫背のADかと思った。
当然、レギュラー陣は大喜びだ。目をまんまるにさせ、全員が中丸とおなじようなリアクションを見せた。きっと、感動的なおいしさだったのだろう。
「感動まさき」(神田)
ぶどうのおいしさを表現すべく、「感動まさき」と言い放ったMC・神田正輝のギャグ。しかし、これをスタジオにいる演者が一人残らず完全スルーするというものすごいシーンが出現した。衝撃的な場面である。一部の視聴者には刺さったはずだが、誰か拾ってやれよ。
着いたばかりの中丸も、神田のギャグを拾っていない。それどころか、スタジオの隅に立ってぶどうをむさぼっているのだ。まだ食べてる、ギリギリ丸。放送時間に間に合うか否かの危うい状況だったのに、落ち着いた顔してパクパク食べる余裕っぷりはさすが生番組のレギュラーを2本持つ男だ。
昨年7月30日放送『旅サラダ』でも、彼はロケ地の京都府からスタジオにトウモロコシをお届けし、その日もギリギリの到着だった。そんな“お届け回”が、今年は今回だったということだろう。お疲れ様である。
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