トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > YouTuber  > コムドット、人気凋落に歯止めかからず

「ジャにのちゃんねる」に抜かれたコムドット、人気凋落に歯止めかからず

「ジャにのちゃんねる」に抜かれたコムドット、人気凋落に歯止めかからずの画像1
フジテレビ『コムドットって何?』公式サイトより

 嵐・二宮和也が、後輩の中丸雄一、山田涼介、菊池風磨と共に運営するYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』が、7月23日に登録者数400万人を突破した。2021年4月25日から配信を続けているチャンネルで、4人がバラエティに富んだ動画を公開。2022年8月には、4人で『24時間テレビ』のメインパーソナリティーを担当し話題を集めたばかりだ。

 「YouTubeに参戦する芸能人も多くなり、有名なユーチューバーたちも登録者数を増やすのに四苦八苦している。そんな中、『ジャにのちゃんねる』はメンバーがテレビで大活躍しているアイドルですし、目立った宣伝をしなくても登録者を集められる。また、最近ではSixTONESなど人気の高いジャニーズグループのメンバーも出演するようになり、常に人気を維持している。100万再生を下回る動画はほとんどなく、1ヶ月の収益は数億円になっているという。ジャニーズ事務所としても、チャンネル運営にしっかり予算をかけ、今後はさらにパワーアップさせていくつもりのようです」(スポーツ紙記者)

 そんな絶好調の『ジャにのちゃんねる』に、あっさりと登録者数を超えられてしまったのがコムドットだ。5人組のユーチューバー集団で、「地元ノリを全国へ」というスローガンのもとで動画を制作。若年層を中心に人気を集め、YouTubeチャンネルの登録者数は400万人を突破していた。しかし、人気ユーチューバーの平成フラミンゴと契約トラブルで騒動を起こし、ファン離れが加速したことで登録者が激減。この騒動などもあり、約20万人のフォロワーが離れたといわれ、2023年7月末時点では登録者数396万人となっている。

 「コムドットは、人気があるユーチューバーの中でメンバーのビジュアルが良く、アイドル的な扱いをZ世代から受けていた。それだけに、本物の国民的アイドルである二宮率いる『ジャにのちゃんねる』に追い抜かれたのは象徴的な出来事です。応援していたファンも、どこかジャニーズアイドルよりもYouTube界ではコムドットのほうが上だという想いを持っていた。それが、こうもあっさり実力の差を見せつけられたわけで、応援する意味合いを失ったファンも多いようです。これまで以上に、コムドットの人気は低迷していきそうです」(民放関係者)

 勢いがあった頃は、写真集の発売やアパレルブランドの設立でブームを生み出したコムドット。特にリーダーのやまとは、2021年8月にエッセイ『聖域』を発売して大ヒットを記録している。人気が急激に落ちているコムドットだが、テレビ番組を持ったことが人気凋落の原因ではないかと言われている。

 「これまで、コムドットは芸能人になりたいわけではないと豪語していた。そういった発言に、ファンは熱狂していたんです。しかし、フジテレビで放送する冠番組の『コムドットって何?』が今年4月からレギュラー化すると、自分たちで否定していた『芸能人』的な仕事ばかりこなすようになる。フジもコムドットを売り出そうと、4月末に『ゴールデンウィークアンバサダー』に抜てきし、7月に放送した『2023FNS歌謡祭 夏』では湘南乃風とコラボさせている。コムドットも高待遇を受けて舞い上がり、今や芸能人としての仕事がメインになっている(笑)。こういった活動に疑問を持つ古参ファンも多く、登録者数の減少に繋がっているようです」(同上)

 ここ最近、そんなコムドットの評判を下げたのもテレビ番組への出演だった。7月22~23日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、「100キロサバイバルマラソン」にコムドットから「やまと」と「ゆうた」が参加。『コムドットって何?』でも『27時間テレビ』とコラボし、青山学院大駅伝部の原晋監督から走り方のコツを指導される企画を放送している。

 しかし結果は、約40キロ地点でゆうたがドクターストップ、さらにやまとも約43キロ付近でリタイヤする結果となった。

 「今回は、女性タレントの井上咲楽をはじめ、芸人のワタリ119、みちょぱの旦那としておなじみの大倉士門も完走している。フジの山本賢太アナは疲労骨折してまで走ったわけで、コムドットの2人は何のためにエントリーしたのかわからないままだった。フジのスタッフの間でも失望の声が大きく、今後はコムドット推しも勢いを無くす可能性が高い。SNSでも『ガッカリした』という書き込みも大きく、出演が完全にマイナスプロモーションになった。そもそも、コムドットは登録者数を伸ばすためにテレビ出演を決心したという話でしたが、全てが裏目に出ている状況です」(スポーツ紙記者)

 やることなすこと上手くいかない印象のコムドットだが、再起できる可能性は残されているのだろうか?

 「2022年の前半からテレビ出演を増やし、登録者数400万人にはずみをつけた。要は、テレビの力を使ってファンを獲得したことになる。そうなると、テレビで活躍できなければ登録者は減っていく一方でしょう。ただ、若手芸人並みのトーク力しか無く、芸があるわけでもないので今の彼らのポテンシャルではテレビで生き残ることは無理。このまま、過去の人になっていく可能性は十分あります。また、人気が高い『ジャにのちゃんねる』は、一流芸能人なのに『地元の友だちノリ』で動画を作成している。コムドットの競合になるので、YouTube内でもどんどんファンを吸い取られていくと思われます」(民放関係者)

 こうなったら、いっそのこと前言撤回して、芸能人になって有名になりたいと宣言したほうが良いのではないだろうか?

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2023/07/28 07:00
ページ上部へ戻る

配給映画