原田葵と竹俣紅は“アイドルアナ”から脱却できるか?フジテレビの裏事情
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今年4月、フジテレビに新たなアイドルアナウンサーが誕生した。アイドルグループ・櫻坂46に昨年6月まで7年間在籍していた原田葵だ。アイドル時代はグループ随一の知的タレントとして名を馳せ、「インテリ女王」として知られていた。
「坂道アイドルからの在京キー局アナウンサー転身は、日テレの市來玲奈、テレ朝の斎藤ちはる(ともに乃木坂46出身)に続いて3人目。櫻坂46(前・欅坂46)からは初めてです。坂道ブランドが欲しいテレビ局としては、どうしても獲りたい“看板”だったのではないでしょうか」(テレビ業界関係者)
原田アナはフジのほかにテレビ朝日や地方局の試験も受け、テレ朝の内定も得ていたという。
「もともと原田アナはフジとテレ朝とは関係が深かった。フジでは『潜在能力テスト』、テレ朝では『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』『くりぃむクイズ ミラクル9』に出演し、関係者のウケも良かった。その2局を選ぶのはごく自然なことでしょう」(同)
6月19日放送の『めざましテレビ』に生出演し、番組史上最速となる入社2カ月半でのデビューを果たした原田アナ。月曜日の「ココ調」(ココまで調べてみました!)リポーター、木曜日のフィールドキャスターとして、レギュラー出演している。ただ、その将来性は未知数だという。
「大学生活とアイドル業の傍ら、アナウンススクールに通って技術を磨いてきたという原田アナ。アイドル時代、知力はありましたが、決して機転の利くトークができたり、即応性があるわけではなかった。もしそれらがあれば、クイズ番組に多く出演していた時、さらにブレイクしていたはず。もちろん『めざまし』に抜擢されたということは、のちのメインキャスターへの道を見越してのものでしょう。今は話題性が先行しているため、もてはやされてはいますが、今後の評価は未知数です」(同)
一般的な知名度を獲得するためには、もう一つキャラが欲しいところだが……。
「原田アナは体は細いのですが、意外に大食漢として知られています。欅坂時代、CMキャラクターの1人として抜擢された際、撮影のために用意された熟成肉のおいしさに大興奮、底なしの食欲を見せていたといわれています。また、グルメとしても知られており、『細いのによく食べる女子』は好感を持たれやすい。いずれにしても、実力が伴わない『アイドルアナ』で終わるのか、実力でアナウンサーとして成長していくのかが注目されます」(同)
もう1人、フジのアイドルアナといえば、“女子高生棋士”として名を馳せ、2021年に入社した竹俣紅だ。原田アナと同様に鳴り物入りでデビューした竹俣もまた、フジとは縁が深い。
「高校生のときには『ワイドナショー』にワイドナ女子高生として出演。博識を生かして『潜在能力テスト』にも出ていました。さらにさかのぼれば、小学校5~6年生のときに『ネプリーグ』の特番に『大人に物申すキッズ』としても出演していました。また、早稲田大学政治経済学部に進学した際は、フジと強力なパイプを持つワタナベエンターテインメントに所属していました。相思相愛ともいえる竹俣アナの入社は、フジにとっても歓迎すべきことだったのではないでしょうか」(同)
竹俣アナの転身には、棋士としての事情もあったようだ。
「2019年3月、日本将棋連盟に退会届を提出して、棋界と決別して新天地に飛び込んだわけですが、それまでは夢として、将棋番組を持つことや海外からの留学生に将棋を体験してもらうこと、などを語っていました。もともと棋士としての通算成績は30勝36敗。年間10局ほどしか対局していなかったため、棋士としての限界を感じていたのかもしれません」(同)
現在の活動といえば、『Live News イット!』のお天気キャスターと『みんなのKEIBA』のキャスターのみだ。
「竹俣アナは2021年8月に2夜連続で放送された超大型特番『ラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』で、同期の小山内鈴奈アナ、小室瑛莉子アナとともに初の総合司会を務めていました。その後、小室アナは永島優美アナの後任として『めざまし8』のメインキャスターに抜擢。快活で、自分の言葉で伝えられる小室アナと比べ、竹俣アナはトーク力の点で今後の奮起が期待されます」(同)
原田アナと竹俣アナは今後、フジを代表するようなアナウンサーになれるだろうか。
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