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バツ3、バツ4もあたりまえ! 芸能界の離婚歴は増える傾向?

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広末涼子

 ここ最近のニュースは、なんだか“バツ”が多く並んでいる。

 7月23日に所属事務所の公式サイトを通じ、キャンドル・ジュン氏との離婚を発表した広末涼子。

 もちろん6月初旬にシェフ・鳥羽周作氏とのW不倫が公になったことが起源だろうが、妻の不倫報道を受けて会見を開いたキャンドル氏からは、広末の過去の浮気や疑惑についても語られ、結婚後も恋多き広末の一面がクローズアップされた。

 2003年にモデルと結婚し5年後に離婚、2010年にキャンドル氏と再婚からの離婚で、今回バツ2となった彼女は独り身を謳歌することになるのだろうか。

 時を同じくして、格闘家・才賀紀左衛門のパートナーである絵莉さんが7月20日、自身のインスタグラムを更新し、才賀との事実婚解消を報告した。

 また、絵莉さんは才賀から妊娠初期に暴力を受けたこと、日常的に暴言などのモラハラに晒されていたことについて言及しており、2014~2019年まで才賀と結婚していたタレント•あびる優との離婚&2015年に誕生した長女の親権を巡るトラブルが、フラッシュバックする。

「2019年にあびるさんと離婚後、シングルファザーを熱心にアピールしていた才賀さんはブログで娘との日々をアップし、アメブロの“パパ部門”で1位を誇るなどブロガーと化しました。ですが昨年、東京地裁で決定された娘の親権者変更と身柄の引き渡しに応じない違法の連れ去り状態であると、あびるさん本人が『週刊文春』(文藝春秋)を通じて告発しました。

 離婚後、ずっと黙っていたあびるさんでしたが、娘を取り返すために覚悟を決め、以前に才賀さんからのモラハラDVがあったことなども併せて話していたのでその時、妊娠中だった絵莉さんにも心配の声が集まっていました。才賀さんは両者の言い分を否定しているものの、結果的に元パートナーたちからは同様の証言が。さらに、才賀さんはあびるさんとの結婚前に、一般人女性との間に2児をもうけるも、自分の不倫が原因で離婚しているため、無責任さが際立ってしまっていますよね」(芸能リポーター)

 はたまた、7月19日には、ビッグダディと2013年に離婚したタレントの美奈子が、現在の夫で元プロレスラーの佐々木義人から度々DVを受け、警察沙汰にまで発展。離婚協議中だと自身のYouTubeチャンネルを通じて報告した。なお、ビッグダディこと林下清志はバツ7。

 YouTubeやSNSを駆使して私生活をさらけ出す風潮がより一般的になってきた現代では、夫婦であることやママパパであることを武器に、仕事の幅を増やしている芸能人も多い。

 かといって、本人たちにとっては辛いことではあるだろうが、結婚の反対にある離婚が逆に仕事の幅や出会いを狭めるわけでもなさそう。

 藤原竜也や小栗旬など後輩たちから慕われる俳優の吉田鋼太郎は、2016年に4度目の結婚、60歳を過ぎて娘も誕生するモテおじっぷり。

 今年の春に再々婚したことを6月に発表した渡辺謙も、一般人である最初の妻と2005年に離婚、同年に女優の南果歩と再婚し、おしどり夫婦として知られていたが2017年に渡辺の不倫が報じられ翌年に離婚。

 今回は、その不倫相手だったとされる21歳年下女性と3度目の結婚となったが、世界的に認知度の高い日本人俳優というキャリアには変わりない。

 個性派俳優の六角精児もバツ3で、2011年に2度目の妻と復縁し、こちらも結婚4度目とドラマのような展開だ。

 一般人でも離婚や再婚は珍しいことではないが、著名人たるもの、否応なしに公表せざるを得ないケースもあり、結果的に浮世離れした結婚離婚が際立つことになるのかもしれない。

 アーティスト業界でも、少し振り返ってみよう。

 音楽プロデューサーの小室哲哉は2018年に看護師との不倫疑惑が報じられ、芸能界引退を表明し尚且つ2021年にglobeのKEIKOと19年間の結婚生活に終止符を打ち、バツ3に。2020年には早速、現場復帰を果たし、2021年にはTM NETWORKを、こちらも何度目かの再始動をはたしている。

 そんな小室が現役時代から、度肝を抜かれるほどの才能だと賛美している宇多田ヒカルも、19歳の時に映画監督の紀里谷和明と結婚し2007年に離婚、2014年にはイタリア人男性と再婚するも4年後に離婚し、現在はシングルマザーだ。

「宇多田さんの両親である歌手の故・藤圭子さんと音楽プロデューサー宇多田照實さんは夫婦間で6回も離婚と復縁を繰り返したといわれています」(既出•リポーター)

“天才”と名高く同業者のファンも多いシンガーソングライター玉置浩二も、その甘い声とダンディなルックス、カリスマ性で数々の女性を虜にしてきた一人。

「1983年に一般人女性と結婚も、女優の石原真理子さんとの交際が発覚した1985年の翌年に離婚となりました。1991年には女優の薬師丸ひろ子さんと再婚、7年後に離婚。その翌年にはサポートメンバーでキーボードを担当していた安藤さと子さんと再々婚も、2007年に離婚した。割と間髪開けずに結婚している印象を受けますが、情熱的な人ですからね。2009年には若い頃に不倫関係だった石原さんと復縁し、超ラブラブを見せつけて、連日ワイドショーを賑わせて、婚姻届を出すも、石原さんの不備で不受理であったころから、この時はバツが付かずに破局を迎えました。2010年に4度目に結婚した青田典子さんは現在も玉置さんを献身的に支えています。感性豊かなアーティストの中には、基盤になる心強いパートナーを必要とする人も少なくないかもですね」(既出・リポーター)

 最後に、モデルで実業家のMALIA.は2002-2004年にサッカー選手の田中隼磨、2004-2009年に格闘家の故・山本KID徳郁さん、2015-2017年サッカー選手の佐藤優平、2017-2019年にモデルの三渡洲舞人と結婚離婚を繰り返し、4人の子どもを育てるシングルマザーだ。

「現在はブラジリアンワックスや化粧品、アパレルブランドなど多岐にビジネスで成功し、ドバイに移住しているMALIA.さんですが、2回目の離婚で子どもたちを育てるために必死で起業したそうです。そんな姿をみていたからか、家族仲はとてもいいようで、長女と次男はMALIA.さんの仕事を手伝ったりもしています。結婚が多い理由は『好き人なって付き合った人にプロポーズされて、断る理由がない』とよくいっていましたから、本人の中では離婚も自然な結果なのかもしれません。ついでにMALIA.さんの元義理姉である格闘家の山本美憂さんも3回離婚を経て、2020年に4度目の結婚をしています」(既出・リポーター)

“一生添い遂げる”ことも美しいが、1度きりの人生、心のままに生きるのもまた美しい。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/07/26 08:00
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