「ああ、これはいけるかも」宇多丸、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』に本気で期待
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こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第116回目。今回は7月12日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で宇多丸さんが予告編とタイトルが公開された山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』について話していた部分です。
「あの山崎貴監督がゴジラの最新作を撮る」ということが発表された後、何度か番組内で話題にしてきた宇多丸さん。これまでに何度も映画評コーナー「ムービーウォッチメン」で山崎貴監督作品を扱ってきた宇多丸さんは『STAND BY ME ドラえもん』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』、『DESTINY 鎌倉ものがたり』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のような謎の英語を付与した「田舎の喫茶店風タイトル」をつけがちであるというこれまでの傾向から、山崎版ゴジラのタイトルを『メモリー・オブ・レガシー ゴジラ』『ウィンド・オブ・ジ・アース ゴジラ』『ボイス・オブ・ネイチャー ゴジラ』『ネイチャー・オブ・ラブ ゴジラ』などになるのではないかと予想をしていました。
そんな中、予告編とともに発表された新作ゴジラのタイトルは『ゴジラ-1.0』。1954年の第1作目の『ゴジラ』よりもさらに前の時代、第2次世界大戦直後の時代にゴジラが現れ、復興途中の日本に絶望を与えるというコンセプトを聞いた宇多丸さんは「ああ、これはいけるかも」と感じだんだそう。
かつて、『STAND BY ME ドラえもん2』などの山崎貴作品で酷評をしたこともある宇多丸さんですが、常に山崎作品のことをけなしているわけではなく、2019年の『アルキメデスの大戦』の映画評では「山崎さん、見直した! よくやった!」と絶賛をしていました。そして今回の『ゴジラ-1.0』についてもどちらかといえば『アルキメデスの大戦』的な方向にあるという印象を持ったようです。
「絶望を味わせるすごく怖いゴジラだし。その戦後すぐっていう設定が……ある意味、架空の日本史っていうことです。ここを実際に見て、どういう意味合いとしてこっちに伝わってくるのかみたいなのは実際に見てみないとわかんない。どういうメタファーにとれるのか? もしくは本当にただの設定に……まあ、ただの設定で終わらせるっていうことはないとは思うんですけどね。要するにメッセージ性というか、ゴジラという存在そのものに関わってくる。
現代日本にそのオリジナルゴジラの怖さのあり方を置き換えるっていうのは『シン・ゴジラ』がこれ以上ないほど非常にうまくやってたと思うんで。だから、面白い手を考えたねって感じもするし。山崎さんのいろいろある引き出しの中でも、これは結構手が合う方じゃないかと。僕は少なくとも、テイストが合う方じゃないかなと本気で期待しています。本当に期待してますよ。お願いします!」と山崎貴監督が描くゴジラについての期待を話してた宇多丸さん。『ゴジラ-1.0』は2023年11月公開予定ということなので、どのような作品に仕上がるのか? そして宇多丸さんはどのように評するのか? 今からとても楽しみです!
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