フジテレビ“金9”の新ドラマ枠 汚れ役ムロへの信頼と平手への期待
#ドラマ #フジテレビ #平手友梨奈
10月からフジテレビで始まる金曜午後9時枠のドラマ『うちの弁護士は手がかかる(仮)』で、ムロツヨシが主演、元欅坂46の平手友梨奈と共演することが発表された。フジテレビの“金9”枠で連続ドラマが放送されるのが約54年ぶり。ムロにとっては、フジテレビ系のゴールデン・プライム帯の連続ドラマでは初主演、平手にとってはフジテレビのドラマ初出演となる。
ムロが演じるのは、スター女優を育てた元敏腕芸能マネージャー。平手演じる新人弁護士とコンビを組んで成長していく、“育成型リーガルエンターテインメント”だという。
フジテレビの“新ドラマ枠”の第1弾となるこの作品において、ムロツヨシが主演に起用されたのはどういった事情があったのだろうか。ドラマ関係者はこう話す。
「地上波での“新ドラマ枠”は苦戦する、というのが定説。つまり、新枠の第1弾は、大コケする危険性が高いということです。そんなリスクがある枠の主演をやりたがる俳優はあまりいない。それこそ“名がある大物俳優”だと、自分のキャリアに黒歴史が刻まれる可能性が高いということで、新枠を敬遠するケースが多いですね。
もちろんムロさんも同様のリスクを背負うわけですが、これまでのムロさんのキャリアを見ると、小さな役から大きな役まで、あらゆる仕事をこなしている。ひとつくらい主演ドラマがコケても、それほど影響がないくらいに、いろいろな仕事をしています。いわば“俳優界の何でも屋”のような立ち位置にいるので、誰もやりたがらない枠での主演も引き受けやすいということでしょうね。ムロさんは好感度も高いし、そのうえ汚れ役もやってくれるしで、フジテレビとしては最高の人選だったのでは」
ムロとバディを組む平手友梨奈は昨年12月、BTSが所属する韓国の大手芸能事務所HYBEの日本本社HYBE JAPANの子会社であるNAECOに移籍。新事務所属となってから、初めてのドラマ出演となる。
「HYBE傘下ということで、海外進出も視野に入っている平手さんなので、今回のドラマは、日本だけでなく、世界からも注目されることになりそう。そもそも俳優としての評価も高い平手さんですから、一部では今回のドラマは元々“平手友梨奈主演”という流れもあったのではないかとも囁かれています」(テレビ局関係者)
ドラマがコケた場合、その戦犯とされるのは、主に主演俳優だ。つまり、今回のドラマの責任を負うのはムロということになる。
「今回のドラマなバディものなので“ムロと平手のダブル主演”と発表する可能性もあったはず。でも“ムロの主演”と発表しているのは、平手さんに責任を負わせないためのようにも見えます。
平手さんについては、スター性も高く、この作品をきっかけにフジテレビのドラマの常連になって欲しいと願う関係者も多い。だからこそ、できる限り平手さんのキャリアに傷がついてほしくないという空気があるのも事実。主演ドラマがコケてもダメージを受けにくいムロさんがいてくれることで、関係者全員にとって助かるわけです。ムロさんの主演は、“誰も損をしないためのキャスティング”ですよね」(同)
“ムロツヨシ主演、平手友梨奈共演”は、新ドラマ枠における絶妙かつ賢い人選だったと言えそう。あとは、多くの視聴者に愛される作品に仕上げていくだけだが、果たしてどんな作品になるのか、注目だ。
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