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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

渡辺謙の再々婚に祝福ムードが生まれないのは「女性たちとの黒歴史」が影響か

渡辺謙、再々婚に祝福ムードが生まれない「女性たちとの歴史」の画像1
渡辺謙

 今春、21歳年下女性と再々婚していたことを公表したハリウッドスター・渡辺謙。お相手は、かねてより交際していた女性で、本来ならおめでたいニュースのはずだが、周囲から祝福の声はあまり聞かれず、長女で人気女優のも再々婚のニュースには沈黙を貫いている。

「渡辺が結婚を発表したのが、6月30日。すでに春には入籍していたにもかかわらず、広末涼子のW不倫騒動も収まっていないさなかに発表したことに、“なぜこのタイミング?”“間が悪すぎる”との声もあがっています。何より、今回のお相手は、前妻で女優の南果歩との結婚生活中に出会った人で、しかも彼女が闘病中の不倫だったことを、業界関係者は忘れていません。素直に祝福する気持ちにはなれませんよ」(芸能ライター)

 1987年、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で主演を演じて脚光を浴びた渡辺だったが、その後、急性白血病を発症。当時、妻だったU子さんはじめ、杏や長男の渡辺大に支えられ、95年に復帰を果たしたが、その後、U子さんの“借金トラブル”が発覚。離婚訴訟に発展したが、その裁判で、U子さん側が、渡辺が女優5人と不倫していたと告発。女優の実名を暴露したのだ。

「渡辺サイドは不倫を否定したものの、女優の実名があがった大スキャンダルでした」(前同)

 しかし、スポーツ紙やワイドショーをこれを黙殺。実は、U子さんの借金スキャンダルが発覚する直前、渡辺はそれまで所属していた劇団「円」から、大手芸能プロ「ケイダッシュ」に移籍していたのだ。

「渡辺は移籍の理由を『プロ野球でいうFAのようなもの』と語っていましたが、実際はスキャンダルから自らをガードしてもらうための移籍だったようでした」(前同)

 実際、移籍が功を奏し、離婚裁判スキャンダルは芸能メディアからスルーされた。

「U子さんの借金は、渡辺の闘病のため、宗教に頼ったことがきっかけでした。にもかかわらず、渡辺は借金を肩代わりするどころか、責任も子どもたちもU子さんに押しつけて別居。生活費も渡さなかったんです。借金まみれで無収入の母親のもと、当時高校生だった杏がモデルとして働き始めたのは、“私が働くからお兄ちゃんは大学を卒業して”と、高校を中退したから。実際、彼女がヤングケアラーとしてアルバイトをしながら、生活を支える状態でした」(前同)

 当時、17歳の杏は、モデルとして「サンミュージックプロダクション」傘下の「サンミュージックブレーン」に所属していたが、筆者は、事務所の会長だった故・相澤秀禎さんが「杏は、事務所に渡辺謙の娘ということを内緒にしていた。杏のような親孝行な娘は見たことがない」と感激していたのをよく覚えている。ちなみに、身元を隠していた杏だったが、彼女の母親が事務所にまでお金を借りに来たため、すぐに素性はバレてしまったという。

 その後、U子さんとの離婚が成立した渡辺は、裁判中に不倫が噂されていた南果歩と再婚。南が乳がんを罹っていたことが明らかになると、彼女の闘病を支える献身的な夫を演じていたが、その後、大坂・北新地の元ホステスでジュエリーデザイナーの女性と不倫関係にあることが発覚。結局、南との離婚を経て、その女性と一緒になったわけだ。

「その南は、渡辺の再々婚について記者からの囲み取材を受け、“まずはおめでとうございます”と祝福コメントを出していますが、“結婚したからには、幸せになって”という言葉には、“自分の結婚生活は幸せではなかったが”という含意が感じられます」(スポーツ紙記者)

 一方、杏と渡辺は一時“不仲説”が取りざたされていたが、近年は、たびたび共演する姿を見せるなど、すっかり和解ムードで、最近では杏が渡辺の健康を気遣っているという情報もある。

 「ただ、杏は渡辺によって、ヤングケアラーという辛い経験をさせられましたからね。再々婚について、素直に喜べるか疑問です」(前出の芸能ライター)

 業界関係者が祝福できない理由は、他にもあるという。

 「昨年末、かつてスキャンダル対策のために移籍した『ケイダッシュ』を、渡辺は再々婚前に退社していますが、関係者によると“マネジメント料を払いたくない”というのがその理由だそうです。あまりに身勝手な言動に、業界関係者は呆れています」(前同)

 その言動を、不倫の末、愛人と再婚したビートたけしの姿に重ねる人もいる。

 「愛人関係だった女性と再婚したビートたけしの元からは、次々とブレーンが離れていっています。渡辺も、退所で今後、仕事は激減するでしょうけれど、そのまま孤立しなければいいですがね」(前出のスポーツ紙記者)

 ちなみに渡辺は、ビートたけしこと北野武監督から、新作映画『首』への出演オファーを受けたものの、過激な脚本にダメ出しし、断っていたと報じられている。

 日本を代表する俳優と映画監督だが、今後の活動が懸念されそうだ。

(文=本多 圭)

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2023/07/17 16:00
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