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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > 文春まで…「SMAP復活」加速か?

SMAP復活への布石か 木村拓哉と草彅剛の「半年前の再会」を文春がこのタイミングで報道

SMAP復活への布石か 木村拓哉と草彅剛の「半年前の再会」を文春がこのタイミングで報道の画像
SMAP

 元SMAPの木村拓哉と草彅剛が、昨年12月に約6年ぶりの再会を果たしていたと報じられた。昨年末の話が今ごろになって表に出たのは意味深で、「SMAP復活」の布石ではとファンの期待を集めている。

 2人の再会は、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が「〈実況中継〉キムタクと草彅剛が6年ぶりに再会した!」の見出しで報道。記事によると、木村が昨年12月24日のクリスマスイブに東京・世田谷の撮影スタジオ「東京メディアシティ(TMC)」へ主演映画『レジェンド&バタフライ』の宣伝VTR収録のために訪れ、ちょうど草彅も1月期に放送された主演ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)の撮影でTMCに来ていたという。

 木村がいると知った草彅は、2階にあった自身の楽屋から1階にあった木村の楽屋を1人で訪問。「メリークリスマス」と、いかにも草彅らしい言葉で木村に声をかけ、SMAP解散以来となる約6年ぶりの再会を果たしたという。この出来事について、同誌が草彅の所属事務所を直撃すると、代理人弁護士を通じて「たまたま同じスタジオで木村拓哉氏の収録がありましたので、草彅氏のほうから木村氏に簡単なご挨拶をさせていただいたとのことでした」との説明があり、事実であると認めた。

 草彅の「メリークリスマス」に対する木村の気になる反応は同誌で確認してもらいたいが、ネット上のファンからは「キムタクらしいといえばらしい反応」「塩対応に見えちゃうけど木村くんの照れ隠しだと思う」といった感想が寄せられている。

 SMAPの解散は、「文春」が2015年にジャニーズ事務所の後継者争いを報じたことが発端だった。メリー喜多川副社長(当時)の娘である藤島ジュリー景子氏(現社長)とSMAPのチーフマネージャーだった飯島三智氏が次期社長を見据えた派閥争いをしているとして、「文春」が事務所を直撃。メリー氏から「対立するならSMAPを連れて出て行きなさい」と記者の目の前で?りつけられた飯島氏は立場を失って退職することになり、メンバーたちは飯島氏と共に全員で別の大手事務所に移籍しようと画策したが、木村が残留を決めたことで頓挫したとされる。メンバーの関係がぎくしゃくしたまま2016年末にSMAPは解散となり、その後に草彅、香取慎吾、稲垣吾郎の3人はジャニーズを退所し、飯島氏が立ち上げた新事務所に移籍した。

 現在「新しい地図」として活動している草彅ら3人と木村の間には深い溝があるとみられていたが、草彅が自ら木村の楽屋を訪ねてあいさつしたとなると、雪解けムードをうかがわせる。稲垣が4月に『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した際にも、木村と中居正広について「5、6年お会いしてないので、ちょっと会ってみたいというのはある。2人は年上で照れちゃうだろうから、僕から話しかけたい」と語っており、稲垣も木村とのわだかまりはもうなさそうな様子だった。

 最も確執が深いとされていた香取は2020年にABEMAの生番組に出演した際、木村の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)をチェックしていることが明らかになり、木村が劇中で見せていたポーズをマネする一幕があった。本当に確執がある相手なら主演ドラマをわざわざ観るようなことはないと思われるため、こちらもメディアで書き立てられていた対立関係はすでに解消されているのではと指摘された。

 だが飯島氏とジャニーズ上層部、とりわけメリー氏との確執は根深く、それがジャニーズを退所した3人と残留した木村の間に溝を作っていた。しかし、メリー氏が2021年に他界したことで、両者の関係性に変化が生まれたのかもしれない。もともと飯島氏とメリー氏の問題でメンバー同士に深い確執はないとなれば、長年苦楽を共にした仲間の楽屋にあいさつに行くのは自然な流れ。「文春砲」にするほどの大ごとではないようにも思えるが、このタイミングで半年以上前の出来事が表に出てきたのは意味深だ。

 このところSMAPをめぐる動きが活発化しており、4月末には、独立後もジャニーズ事務所と親密な関係にあるはずの中居が『まつもtoなかい』(フジテレビ系)のレギュラー化初回放送で香取と6年ぶりに共演。また、中居の体調不良により実現しなかったが、昨年12月26日に生放送予定だった『タイムリミットバトル ボカーン!』には1月期のフジテレビ系列ドラマの出演者が迎えられ、MCの中居と、『罠の戦争』主演の草彅の再会が予定されていた。

 今月1日には、「SMAPの弟分」であるKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔がラジオ番組で、「今でも好きだね、SMAP。僕がこんなこと言うのあれだけど、再結成してほしいよね」「“SMAP再結成、どこかで”って思ってますよ。SMAPは必要ですよ、今の日本には、世界には」などと熱弁。現役ジャニーズである藤ヶ谷が「SMAP再結成」を望んでいると発言し、それを放送に乗せることを事務所が容認した意味は大きい。今年2月上旬には、ジャニーズアイランドの社長に就任した井ノ原快彦が、ジャニーズJr.の撮影のために訪れたスタジオで『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)の撮影も行われていたことから、香取・稲垣・草彅の楽屋を訪れ、「しばらく楽しそうに談笑」していたとも、2月16日発売の「女性セブン」(小学館)が報じていたこともある。

 ジャニーズ事務所といえば、創業者ジャニー喜多川氏による未成年タレントへの性加害問題が拡大。国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が7月下旬に来日し、被害を訴える当事者への聞き取り調査に乗り出すことになったと報じられるなど、国際的な人権問題に発展しようとしている。

 地に落ちたイメージを回復するための起死回生の策として、ジャニーズ上層部が恩讐を越えて「SMAP再結集」を計画しているのではとみる向きがあるようだ。もし5人の再会が実現すれば、「新しい地図」側は“ジャニーズお墨付き”となってテレビなど大手メディアでの活動がやりやすくなり、ジャニーズ側は「もうジャニー氏やメリー氏が仕切っていた時代とは違う」とアピールでき、両者にメリットがある。そんな中で、身内しか知り得ない「半年以上前の草彅と木村の再会」が、このタイミングに因縁の「文春」によって報じられたことで、SMAP再結集に向けた布石ではないかと期待する声があるようだ。

 時代のめぐり合わせによって、ついに大きな山が動くか。『タイムリミットバトル ボカーン!』『ツマミになる話』『まつもtoなかい』とフジテレビの番組で“動き”が続いたこともあり、『SMAP×SMAP』を放送していた同局でさらなる“再会”が演出されるとみる向きもある。かつて「SMAP復活」は夢物語だと思われ、あきらめてしまったファンも少なくないが、最近のメンバーたちの動きは「きっと夢じゃない」というメッセージなのかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/07/13 21:00
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