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コムドット、登録者数の「減少」止まらず…フジのゴリ押しに変化も?

コムドット、登録者数の「減少」止まらず…フジのゴリ押しに変化も?の画像1
フジテレビ『コムドットって何?』公式サイトより

「地元ノリを全国ノリに」をストーガンに掲げ、テレビでも活躍を見せる5人組YouTuberグループ・コムドット。しかし先月以降、チャンネル登録者数の減少が止まらない。

 6月23日時点で416万人だった登録者数は、7月6日に“10万人減”の406万人に減少。その後も視聴者の“登録解除”が相次ぎ、12日時点では“13万人減”となる403万人にまで落ち込んでしまった。

 もしこのペースで減り続ければ、近く400万人を割る可能性もありそうだが、こうなってしまった発端は、“アラサー独身コンビ”として活動するYouTuber・平成フラミンゴのイベント出演をめぐるトラブルと思われる。

 彼女たちは当初、コムドットが総合プロデュースを手がけるライブイベント『Creator Dream Fes ~produced by Com.~』(東京ドームで27日に開催)への出演が告知されていたが、双方の間で行き違いが生じ、6月13日に出演見送りを発表。

 この時、平成フラミンゴは自身のYouTubeで経緯を説明し、イベント主催側から事務所を介した出演依頼がなかった旨などを暴露していた。

 すると、同23日にコムドットのリーダー・やまとが、自身のTwitterに「自分の言葉で喋ったか誰かに言わされたか知らないけど、証拠そろってるのに被害者ヅラして視聴者に嘘をついて、保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ」と意味深な文章を投稿。

 この攻撃的なツイートがたちまち炎上し、この日を境にチャンネル登録者数が減少の一途をたどっているのだ。

 コムドットといえば、昨年4月に『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)で地上波初出演を果たして以降、同局が彼らのテレビ進出を後押し。

 同局は今年4月より、初冠番組『コムドットって何?』を毎週月曜深夜に放送しているほか、5人を「フジテレビ系ゴールデンウィークアンバサダー」に起用。4月29日~5月7日に放送されたさまざまな番組に出演し、同5日には情報番組での電波ジャックや、『コムドットって何?』の70分スペシャルも放送された。

 さらに先月には、7月12日放送の音楽特番『2023 FNS歌謡祭 夏』に出演することも発表され、「すごすぎる!」とファンが歓喜。

 しかし今月、大ヒット曲「睡蓮花」で湘南乃風とコラボすることが発表されると、一部の湘南乃風ファンから「湘南乃風だけで聞きたかった。こんな企画、誰が考えたの?」「コムドットをゴリ押ししたいからって、一緒にやらされる湘南乃風がかわいそう」とブーイングが起きてしまった。

 このように、今のところ“万人受け”には程遠い印象のコムドットだが、一方、『コムドットって何?』を手がけている放送作家・鈴木おさむ氏は、彼らのテレビタレント化に自信を持って臨んでいる様子。

 というのも、5月7日放送の同局『ボクらの時代』でやまとと共演した鈴木は、「コムドットを使うのは、テレビにとってすごい実験。これで通用しなかったら(自分が放送作家を)辞めますよ」と発言していたのだ。

 この口ぶりから、フジによるコムドットの“売り出しキャンペーン”はしばらく続くものと思われる。ただ、もしもコムドットのYouTubeチャンネルがこのまま失速した場合、「不測の事態」としてフジが方針を変えざるを得ない状況もあり得るだろう。

 7月10日には、「ここが人生の正念場 登録者が減ろうと再生回数が落ちようと、YouTubeを始めた時の死んでも売れてやるって覚悟決めて活動してた自分たちに恥じないように、ここからコツコツ積み上げていきます 不屈な精神があれば必ず道はひらけることを証明してみせます」と決意表明をツイートしていたやまと。

 YouTuberはセルフプロデュースをしている分、何かあった時にイメージの浮き沈みが激しいだけに、起用したテレビ局はリスクを覚悟する必要があるのかもしれない。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2023/07/13 08:00
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