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城下尊之の「フラッと芸能解説」

元キンプリ合流のTOBE、ジャニーズとは競合しない?

元キンプリ合流のTOBE、ジャニーズとは競合しない?の画像1
TOBE 公式ツイッターより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――5月にジャニーズ事務所を退社した元King&Princeの平野紫耀と神宮寺勇太が、なんと、滝沢秀明が設立した新会社「TOBE」に合流することになりましたね。7月7日に同社公式YouTubeチャンネルの生配信で発表されました。7月2日には、滝沢と2018年に「KEN☆Tackey」を結成したことがある三宅健が合流を発表したばかり。

城下 滝沢さんはジャニー喜多川元社長がご存命の頃から、ジャニーズJr.の舞台の演出補佐を務め、彼らのさまざまな相談に乗っていましたし、ジャニーさん死去後の2019年に上演され、平野さんや現King&Princeの永瀬廉さん、高橋海人さんが主演した舞台「ジャニーズ・アイランド」では演出を担当しました。

――そうしたつながりがあったんですね。今後は退所したジャニーズがどんどんTOBEに移籍するんじゃないですか。

城下 そうですね。8月でジャニーズ事務所を退所するKis-My-Ft2の北山宏光さんや、9月で退所する元King&Princeの岸優太さんも合流するでしょうし、滝沢さんが作ったユニットで5月にメンバー全員が退所したジャニーズJr.のユニット、IMPACTorsも集まる可能性が高いですね。

――この流れが続くと、ジャニーズにとって大きな脅威となりますよね。

城下 いや、TOBEがすぐにジャニーズの対抗馬になる、あるいは受け皿になるということにはならないと思いますよ。TOBEはあくまで滝沢さんの作りたいエンターテインメントの形に賛同する人たちが集まるということでしょうし、今売れているグループがすぐに移籍することもないでしょう。

――SnowManやSixTONESは、滝沢にデビューさせてもらった恩義があると思いますが。

城下 滝沢さんに恩義はあるとは思いますが、だからといって今移籍することが自分たちのためになるかどうか。ドームコンサートも大成功し、大きなギャランティを得ていますから。すぐに移るということはありえません。

――なるほど。じゃ、まだまだジャニーズ帝国は揺るがないということですか。

城下 そうですね。来年は嵐が活動再開して、デビュー25周年を記念するツアーを展開するでしょうから、さらに大きく稼げる。ジャニーズは今後も変わらず大規模コンサートで稼いでいくでしょう。一方、滝沢さんは大きくてもコンサートはアリーナクラス、あとは舞台が中心となるはず。自然と棲み分けができると思います。

――テレビではどうですか。互いに「共演NG」といったことになるのでしょうか。

城下 TOBEがテレビに進出していけるかどうか、そこは難しいでしょうね。ジャニーズが圧力をかけるといったことではありません。ただ、起用する側は忖度するでしょう。比較的、TBSとNHKが出やすいかもしれませんが、どうでしょうか。

――ではTOBEはしばらく、コンサートと舞台での活動ということなりそうですね。今後の活動が気になります!

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/07/12 08:00
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