『SONGS』でなにわ男子特集、『24時間テレビ』に美 少年…J事務所は無傷?
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NHKは7月3日、7月13日放送の音楽番組『SONGS』でジャニーズの人気グループ・なにわ男子を特集すると発表。ネット上でファンが歓喜する一方、ジャニーズ事務所の“無傷”ぶりが話題になっている。
同局『ザ少年倶楽部』に出演してきたなにわ男子だが、『SONGS』には初登場。番組では、デビュー曲「初心LOVE」など3曲をスタジオで披露するほか、関西ジャニーズJr.をプロデュースする関ジャニ∞・大倉忠義とともに、大阪での下積み時代からデビューまでの苦悩や葛藤を紐解くという。
ネット上では、「1時間番組でなにわだけを特集してくれるなんて、うれしすぎる!」「『SONGS』って大物ミュージシャンが出る番組だよね! すごい!」と喜ぶ声が相次ぐ一方で、「ジャニーズ事務所、全然勢力失ってなくて驚いた」「このタイミングでジャニーズを特集するの? NHKはもう、あのことはもう不問ってこと?」という反応も。もちろん“あのこと”とは、故・ジャニー喜多川氏のジャニーズJr.への性加害問題のことだ。
確かに、タレントの活躍を見る限り、テレビ局はジャニーズ事務所の対応をさほど問題視していないようにも見える。
なにわ男子といえば、日本テレビ系チャリティー番組『24時間テレビ』(8月26・27日放送)のメインパーソナリティーを務めることが決まっているが、今月3日には、中京テレビのメインパーソナリティーをジャニーズJr.内ユニット・美 少年が務めることも発表に。
さらに、読売テレビのパーソナリティーも関西ジャニーズから選出される可能性があり、今年の『24時間テレビ』も例年通り“ジャニーズ祭り”状態となるだろう。
加えて、民放キー局で6~8月に初回が放送される深夜ドラマ23作品のうち、実に3分の1以上にあたる8作品がジャニーズ主演ドラマである点にも注目したい。
3月頃から拡大した性加害騒動で、ジャニーズタレントのメディア露出が「激減するのではないか」と予想するニュース記事も目立ったが、今のところ気配は感じられない。
大きな影響が見えない要因としては、テレビ東京・石川一郎社長の「タレントに罪とか問題があるわけではない」発言を皮切りに、テレビ各局の重役たちが、続々と会見でジャニーズタレントの起用を続ける姿勢を示したことが大きいだろう。
一方、現在も「週刊文春」(文藝春秋)は毎号、元ジャニーズタレントによる告発記事を掲載しているが、世間の興味が薄れている印象は否めず、今や広末の不倫問題のほうが関心が高そうだ。
一見すると、無傷にも見える現在のジャニーズ事務所。ジャニー氏問題は、このまま風化していくのだろうか。
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