カップ麺のごときインスタントさで…マイナンバーカードの怖い話 ほかスクープ12本
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
広末涼子と不倫、鳥羽周作の独白
ところで、ミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作(45)は独特の少ししゃがれた声で、女優・広末涼子(42)とのダブル不倫について、文春の編集部にわざわざ来て、これまでの一部始終を語ったという。
「僕の行動で家族を傷つけたし、多くの方に迷惑をかけました。全て自分の不徳の致すところです。許してもらえるとは思わないけれど、それでも、どこかで男としてケジメをつけないといけない。だから、今日は本当のことを全て正直に話したいと思います」と話し始めた。
――急接近した理由は?
「会見で旦那さんが仰っていたような、精神的なプレッシャーがあったのかもしれない。彼女的に心の支えが欲しいタイミングだったんじゃないか、と。ちょうど(広末の出演映画の)舞台挨拶があった時(四月二十六日)くらいの話です」
――交換日記を始めようと言ったのは広末さん?
「いや、僕です。意外かもですが、『形に残るものがあるといいんじゃないか』という提案を僕がしました。元々手紙は彼女のほうがマメで、彼女が(ノートを)用意してくれた。一緒に会っている時に彼女はノートを持ってきて、それを見てその場で僕が返事を書いていました。だから、ノートを僕の家に持って帰ることはない。交換日記という意識じゃないんです(笑)」
――(鳥羽がやっているレストランや事業の=筆者注)会社の損失は?
「億単位、三億くらいになるんじゃないかなって予想してますけど、まだ収束していないので……決まっていたクライアントさんが四十社くらいありますが、九割はもう無くなりました。超でかいプロジェクトも無くなり、五年間で築いたおカネもほぼ無くなった」
社長のポストはすぐに辞する気持ちだともいっている。
この厳しい状況下で、励ましてくれてくれた人もいるそうだ。その1人が、アンジャッシュの渡部建だという。鳥羽と同じように、かつて文春に不倫を報じられ、いまだに表舞台には立てないグルメ芸人である。
――今後、“茨の道”を歩いていく覚悟はあるのか?
「彼女を凄く大事に想って自分からアプローチして、その思いが届いたというのは事実。当時に関して言うと、間違いなくそういう感覚もあったと思いますし」
――覚悟とは、彼女と一緒になるということ?
「彼女と一緒に進んでいくという覚悟はもちろんあった。でも、今は沢山の人に謝るのが先だし、現実的な部分に照らし合わせて考えなくちゃいけない」
さらに文春は、こう突っ込む。
――いずれ広末さんにフラれるという恐怖は?
「過去のことは気にしないんで。今の彼女を見ているので、そういうことは考えていないです。そうした結果にはいろんな要因がありますから」
――全てクリアされたら広末さんと結婚する?
「それが本当に二人にとってベストな形なのか考えていきたい。彼女には本気で向き合ってきたし、今も本気で向き合っている。だからこそ、安易に“いけます”とは言えないし、不確定な中でビジョンを掲げることは結果として誰も幸せにならないと思っています」
わずか2カ月で燃え上がった恋。移り気な女を好きになった男が、何もかも捨てて恋の逃避行をするには、2人とも年を取りすぎていると逡巡しているのかもしれない。
いっそ、ニューヨークへでも行って、レストランでも始めたら。
だが、鳥羽の糟糠の妻や広末の夫は、どう出るのか? まだまだこの騒動は先が見えない。
さて、ポストの今起きている日経平均史上最高値をつけた令和バブルについての論考記事は、まだまだ上がる、今が株の買い時だと煽るのかと思って読んだら、全く違った。
誰もが浮かれていた1989年当時、世界の時価総額ランキングの上位を日本が占め、特に12の銀行がトップ50入りしていた。
GDPが4%成長を記録し、山手線内の土地の値段でアメリカ全土が買えるといわれた。
銀座のクラブではドンペリを開ける音が響き渡り、タクシーに乗れないからと、1万円札を運転手に見せるが、それでも乗車拒否された。
今思っても狂った時代だった。だが、物価高でも給料も上がっていたから不満はいわなかった。郵便局の定期預金の金利が6%もあったのだ。
バブルが崩壊して、失われた30年と呼ばれる低成長期に入った。リーマンショックがあったのが2008年。だが不思議なことに株価だけはこの頃上がり続けているのだ。
しかし、海外の投資家マネーが流入して上がっているだけで、株を持っていない人間にまで恩恵は及ばず、株価が4万円をつけても国民生活が大きく変わることもなく、物価高と実質賃金の低下に苦しむだけのようだ。
識者たちは、日銀が利上げをすれば、令和バブルは弾け、株価が10分の1にまで急落しても不思議ではないという人もいる。
ポストは最後に、「そのままでは『失われた30年』は終わらない。令和の株バブルをごく一部の人の宴で終わらせず、日本経済全体が強く甦るための正念場は、これからやってくる」と結んでいる。至極真っ当だが、真っ当すぎてやや物足りない巻頭特集ではある。
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