クラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥と長与千種18年ぶり同席会見 10月に復活イベント
#女子プロレス
80年代に社会現象を巻き起こした女子プロレス界伝説のタッグ「クラッシュ・ギャルズ」のライオネス飛鳥と長与千種が6月30日に都内で会見を行い、10月1日に神奈川・横浜武道館でクラッシュ・ギャルズのメモリアルイベントを開催することを発表した。
クラッシュ・ギャルズは、今年が結成40周年のアニバーサリーイヤーとなる。83年の結成後、アイドルレスラーとして「炎の聖書」などのレコードをリリースしてヒットさせるなど、一大旋風を巻き起こしたが、1989年に長与が、90年に飛鳥が引退し、惜しまれつつも解散。2000年に再び「クラッシュ2000」として再結成して2005年まで活動を続けたが、その後は18年間、同じステージに立つことはなかった。
飛鳥は会見冒頭、「2人でこうして並ぶのは18年ぶり。また新しい気持ちでチャレンジしようという思いでここに立っています」と感慨深げにスピーチ。今回のプロジェクトは、35周年の際に長与から「何かやろう」と話を持ちかけられてスタートしたといい、その後、コロナの到来などでプロジェクトが頓挫しかけたことを明かした。「リモトートでやろうという話もあったのですが、せっかく2人で並んでまた新しいことをやるんだったら、生で皆さんに観てもらいたいということで、この日を迎えました」と述べ、「10月1日まで何カ月かありますので、その中で中身を充実させ、皆様に素晴らしいステージをお届けしたいと思います」と意気込んだ。
長与も「親子二代でプロレスを観ているというようなファンの方に会うと、『もう一度2人が揃うことはないんですか』とよく声をかけられることがあったんです。それがきっかけとなって今回のプロジェクトを立ち上げたんですが、準備を整えているうちに世界中が大変なことになってしまって……」と実現までの苦労を回顧。「でも、私たちライブで生きて来たんだし、さすがにネット上でやるっていうのはどうかなって、待ちに待ってこの発表をできることを嬉しく思います」と笑顔を見せる。
当日のラインアップについて聞かれると、飛鳥は「私たちはもう試合はできないので、歌とお話を中心にさせていただくんですけど、未来に繋げるという意味で、途中、今の現役の選手たちに3試合ほど試合もしていただこうと思っています」と計画中のプログラムの一端を紹介。「当日はみんながあの時の気持ちに帰れるような、みんなが楽しめるライブにしていきたいと思っています。来ていただく人に喜んで帰ってもらえたら嬉しいです」と話した。
今回のイベントについて「1夜限りで終わるイベントなのか」との質問も飛んだが、長与は「女子プロレス自体が巡業をメインにしているので、やってみて感触が良かったり、まだ弾けたいと思ったら……」と活動を続ける可能性があることを示唆。「更年期を吹き飛ばしたい方からアーカイブを観たいとお声が上がったら、私たちはどこでもやろうかなと思っています。更年期を吹き飛ばせ!」と意気込んだ。長与は本番に向けてダイエットに取り組むなど、肉体改造も目論んでいる様子。飛鳥も「更年期をクラッシュします!」と長与に続いて会場を笑わせていた。
(取材・文=名鹿祥史)
<イベント情報>
“女子プロレス界伝説のタッグチーム”
クラッシュ・ギャルズ結成40thアニバーサリーイベント
『CRUSH GALS 40th Anniversary スペシャルライブ-THE TOP-』
10月1日(日)神奈川・横浜武道館
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