ももクロ高城れに、初の水着写真集 スタダアイドルの定石を打ち砕く衝撃
#ももいろクローバーZ
ももいろクローバーZの高城れにが、自身初となるソロ写真集(タイトル未定)を8月29日に発売する。水着姿、ランジェリー姿、入浴シーンなどを含む、大人の色気を表現した写真集は、高城以外のメンバーも含めて、ももクロとしても初めてとなる。
これまでももクロが所属するスターダストプロモーションの女性アイドルグループでは、水着などを含む写真集をほとんど発売していない。そんななかで、今回の高城の写真集はかなりのレアケースと言えそうだ。
「2016年、私立恵比寿中学の星名美怜がスタダアイドル初の写真集を発売しています。そのあと、21年に超ときめき♡宣伝部の坂井仁香も写真集で水着を披露していますが、スタダのグループアイドルのメンバーの水着写真集はそれくらいのもの。ばってん少女隊がプールのCMで水着を着たこともありますが、セクシーさは感じさせないものでした。
スタダの女性アイドルは“性的な表現”を避けているなか、高城さんのようなランジェリー姿を含むような写真集は本当にめずらしいことだと思います」(アイドル誌ライター)
どうしてスターダストの女性アイドルたちは、水着のグラビアを避けてきたのだろうか?
「いくつか理由があるとは思いますが、ももクロがブレイクした当時は、ちょうどAKB48のメンバーたちが雑誌のグラビアを席巻していた頃であり、そことの差別化という思惑もあったでしょうね。
そもそも、スタダの楽曲のテイストもコミカルで“元気系”なものも多いし、男性ファンを意識した売り方のAKB48グループや坂道シリーズとも一線を画している。その時代の王道アイドルに対するオルタナティブという方向性を持つのがスタダのアイドルなので、水着グラビアを避けるというのも自然な選択だったと思います」(同)
ももクロは今年で結成15周年を迎えた。水着グラビアを避けてきたからこそ、これだけ長く人気を継続できているとの見方もある。
「水着グラビアの世界は、何かと消耗戦になりがちです。ファンもフレッシュなアイドルを求めるし、衣装やポーズもどんどん過激なものにエスカレートしてしまう。そういったなかで、アイドル本人に対する負担も大きくなっていくわけです。
ももクロのように、ライブがメインの活動となっているアイドルにとって、水着グラビアで消費されることは不本意でしかない。つまり、グラビアで“消費”されなかったからこそ、長くファンに支持され続けているという側面もあるんですよね。そもそも老若男女に愛されるグループを目指していたのがももクロですし、男性向けの水着グラビアにばかりに注力するのはちょっと違う。グループの方向性として、グラビアをやっていないのは、大正解なんです」(同)
しかし、高城本人はこれまで、水着などを含んだ写真集に興味を持っていたという。スターダストとしては水着を避けてきたが、高城にとって水着グラビアは、念願だったのだ。
「高城さんは昨年中日ドラゴンズの宇佐見真吾選手と結婚していますし、恋愛禁止に代表されるような旧態依然としたアイドル像を打ち破っている存在です。そういったなかで、高城さんが水着を避けてきたスタダのアイドル像を壊していくのもまた、自然なことと言える。“大人のプロデュース通りに動くだけがアイドル”という考え方も、もはや過去のものですし、定石を崩していくのは、まさにももクロらしいことでしょう」(芸能事務所関係者)
過去にとらわれることなく、さまざまなチャレンジを繰り返していくももクロ。まだまだその活躍は続きそうだ。
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