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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #61

『旅サラダ』中丸雄一、猫背で釣りに挑戦! オケラなのに至れり尽くせりの回

『旅サラダ』中丸雄一、猫背で釣りに挑戦! ボウズなのに至れり尽くせりの回の画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#29」より

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。6月24日放送回で彼が訪れたのは、鹿児島県垂水市であった。鹿児島湾の船の上で、縁の上に片足をかけ、海の男のポーズで中継が始まるのを待機している中丸。

 そんな彼に、スタジオにいる松下奈緒が呼びかけた。

「まずは、なかむら印で~す。……なかまる印です(苦笑)。中丸さん、今日どこ~(笑)?」(松下)

 レギュラー入りして3カ月が経とうとしているのに、ここに来て「なかむら印」と言ってしまう松下。中丸もカッコつけて待っていたのに。

「おはようございますー! 中丸です」(中丸)

 中丸も中丸で「なかむらでーす」くらい言って始めればいいのに、アドリブが効かないのか、スタジオの会話が聞こえていなかったのか。というか、「なかむら」と間違えて呼ばれることに彼は慣れているのだろう。

中丸が釣りを始めるや、ものすごい猫背に

 どうやら、今回の中丸は釣りに挑戦する模様。同市の丸圧水産は、釣りをする人に向けて10m×10mの巨大サイズを誇る釣り筏(いかだ)を鹿児島湾の沖に設置している。この筏の上で、中丸はブリやクエといった高級魚を釣るべくチャレンジするのだ。

 この筏が、またすごい。トイレはあるわ、釣った魚を筏の上でバーベキューできるわ、船みたいに揺れないから船酔いもしないらしい。だからこそ、家族連れも多い模様。中丸のいる筏の横にある別の筏には、3世代にまたがった10名ほどの家族連れが釣りを楽しんでいた。

中丸 「どうですか、今日結構釣れます?」

子 「はい!」

中丸 「何時からやってるんですか?」

子 「5時!」

祖父 「6時!」

中丸 「子どもとおじいちゃんで言ってることが違いましたけど」

 何時から釣りしているのか尋ねたのに家族内で言ってる時間がバラバラで、そんなファミリーにツッコミを入れた中丸。

 一方の中丸は、8時から釣りを始める。当日は釣り名人の平井さんがやって来てくれ、彼の指導で中丸は大物釣りをねらうというわけだ。

 で、案の定、猫背である。釣り竿を持つ中丸の顔が体より前に出ている。釣れるかどうかより、中丸の姿勢に心配してしまう。

平井 「あ、さっそく来ましたね、さっそく来ましたね。ゆっくり上げてみましょう」

中丸 「え、うそだろ。これ、来てます? なんもしてないんですけど」

 海に釣り糸を入れて10秒後、やらせのような早さで魚に食いつかれる中丸。彼が釣ったのはサバの子どもだ。

 しかし、このサバを餌にしてさらなる大物を狙うとのこと。また、子サバを釣り上げてそのまま生き餌に流すくだりが物凄いスピード感というか、スタッフの手際が恐ろしく早いのだ。まるで、台本があったかのようなよくできた流れ。

 でも、こんな細い竿でブリなんて釣れるのだろうか? 結果、大物の魚はすぐには釣れなかった。約1時間後、中継が再開されるまでにブリかクエを釣っておきたい。そんな期待を持たせ、「なかまる印」は一旦中断となった。

釣れなかったくせに至れり尽くせりの中丸

 というわけで1時間が経過し、「なかまる印」は再開された。きっと中丸は大物を釣り上げているだろうし、カンパチあたりの魚で舌鼓を打つのか?

「はい。ちょっとねえ、釣りやってたんですけど、結論から申しますと釣れませんでした」(中丸)

 結論を申し上げるのが早い中丸。ただ、代わりに釣り名人たちがたくさんの魚を釣り上げていたらしい。この釣れたてを、まずは、お刺し身でいただくようだ。自分は釣れなかったが、名人のおこぼれを頂戴する中丸。いわば今回は、中丸は釣れなかったけども、プロの方々が釣ってくれた魚をいただく回である。

 また、見るからにおいしそうなのだ。筏の上で潮風を感じながら、カワハギのお刺し身を食べた中丸。

「あぁーーっ、すっっごい!」(中丸)

 すごい叫んだ中丸。大声出しちゃうおいしさである。身がプクプクふっくらしているし、うまそうすぎるお刺し身。どれほど美味かは、中丸の眉間のシワが物語っている。

 そして、すぐさま差し出されたアジのお刺し身。わんこそば形式でお刺し身を出されるシステムが、なんともうらやましい。

「あー、打って変わって!」(中丸)

 なんだ、そりゃ。試食後の第一声が、「打って変わって」。食レポ史上、初めての語彙じゃないか? カワハギとは打って変わって……ということなのだろうが、日本語として自由すぎる。

 さあ、締めは焼きである。しっぽが黄色く、あきらかに新鮮なカマスを焼き、これを塩で行った中丸。これが、メチャクチャうまかった模様。ひとくち食べた中丸が、おいしさのあまり身悶えている。どうおいしいのか、早く中丸に解説してもらいたい。

中丸 「いただきま~す、塩だけで。……(食べてのけぞり、コメントしようと口を開く)」

漁師 「(さえぎって)これから、夏休みにご家族やお友だちとぜひ来てください」

中丸 「なんで、僕が感想言うタイミングでそれ言ったんですか(笑)」

 食レポのタイミングで、一般人にコメントを被せられるもぐもぐ丸。感想を言うタイミングを逃し、文句を言うジャニーズだ。アイドルが一般人にクレームを入れるレアな瞬間である。

 意思疎通の取れなさで、中丸の変な挙動がキャンセルされた格好。まあ、魚のおいしさはジタバタしてる中丸を見てわかったから無問題だ。というか、イレギュラーな横槍を臨機応変に素人いじりへつなげたのは好プレーだった。

 天気はいいし、景色はきれいだし、新鮮な魚を生と焼きで体験できたし、釣れなかったくせに至れり尽くせりの中丸。そんな彼がコーナーを締める。最後は、お決まりのアレだ。

「じゃあ、最後は決めゼリフを皆さんお願いしまーす。せーのっ、はっくつーにっぽーん、なかまるーじるしー!」(中丸)

 地元の人たちも一緒にご唱和し、全員でコールした恒例の雄叫び。これがまた、暑苦しい絵面なのだ。中丸のうしろにずらりと並んだ、むさ苦しい漁師たち。さすが、海の男である。

 

 話は変わるが、やっぱり『旅サラダ』を毎週見ていると、MC・神田正輝の体は段々と細く小さくなってきている気がする。ひと月前と比べてもかなり印象は異なるし、少し老けたような感も受ける。

 ちなみに、この回が放送された6月24日は、神田正輝と前妻・松田聖子が結婚式を挙げた「聖輝(せいき)の結婚式」の日であった。あれから、38年経った。本当にいろいろなことがあった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/07/01 06:00
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