麒麟川島のMC新番組がアレにそっくり過ぎて…テレビマンも驚いた
#麒麟 #川島明
『ラヴィット』(TBS系)での手腕が評価され、目下、MCとして引っ張りだこになっている麒麟の川島明が、また新たにレギュラー番組をゲットした。
7月から3カ月間限定で、『発表!ウチの県の大事ケン』(TBS系)がレギュラー化されることが判明。6月27日には、プライム帯で1時間の特番が放送された。
「『ウチの県の大事ケン』は今年2月、深夜で2回にわたって放送された番組。麒麟の川島とともにMCを務めた元りんご娘の王林は民放番組初MCで、初回は滋賀、2回目は佐賀をピックアップしました。とりあえずは3カ月間限定ですが、深夜で放送された単発の番組がレギュラーになるのは異例。川島は月曜22時に指原莉乃とやっている『推しといつまでも』(TBS系)の視聴率が壊滅的で打ち切りは確実な状況なので、有力な“後釜候補”です」(テレビ情報誌記者)
同番組は、「47都道府県の中からあえて1つの県だけに密着し、スタッフが現地で暮らす県民に徹底的に聞き込み取材」(公式HPより)するというもの。麒麟川島は京都府出身、王林は青森県出身と、MCにもしっかり地域色が現れているが、岐阜県を取り上げた27日の放送を見たテレビ関係者は、その内容に驚きを隠さない。
「まず、番組名からして『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)に似ていることは一目瞭然(笑)。ですが、いざ番組を見ると、感心するぐらいさまざまな人気番組の要素をテンコ盛りにした“サンプリング番組”でしたね。
ピックアップされた地域の住民が自虐に走るのは『ケンミンSHOW』や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の定番ですし、インタビュー場面のやりとりは『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)か、『笑ってコラえて!』(同)の『ダーツの旅』で流してもなんら違和感がないものばかり。さらに、『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)の要素も感じられました。一部の番組は制作会社が同じなので、似て当然といえばそれまでですけど……」
ほかの業界ではあり得ないが、テレビ業界は“パクリ上等”の世界。昨年4月にスタートした『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)が『めちゃイケ』(同)にあまりにそっくりで、視聴者のみならず当事者からも疑問の声があがったのは記憶に新しい。
今回、『大事ケン』が取り上げたローカルネタも、近年のバラエティのトレンドだという。
「地域ローカルネタは、『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)が当たったことで一気にメジャーになりましたが、それをよりいっそう加速させたのが、2019年の『翔んで埼玉』の大ヒットです。ともすれば炎上しかねない地域差別を全面に押し出した作品が当たったことで、バラエティ番組が一気に飛びついた。とりわけ多いのが、埼玉のほか、群馬・栃木・茨木の北関東3県を擦るネタ。魅力度ランキングが低いのでそのままいじりやすいというのもポイントです」(民放バラエティ番組制作関係者)
こうなると『大事ケン』ばかりをあげつらうのはアンフェアか。それならいっそ、最初から「47回限定」と謳ってレギュラー番組にしてみるのが潔いかもしれない。
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