錦戸亮『離婚しようよ』が好評、地上波にもTBS冬ドラマで復帰か?
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松坂桃李が主演を務め、その妻を仲里依紗が演じる話題のNetflixドラマ『離婚しようよ』(6月22日より配信中)。人気脚本家のクドカンこと宮藤官九郎、大石静の共作で、離婚と選挙をテーマに描いた新感覚のドラマとして注目を集めている。
「松坂と仲の演技力が高いのはもちろんのこと、クドカン作品でおなじみの古田新太や尾美としのり、池田成志がいい味を出している。ストーリーもクドカンと大石氏が交換日記のように脚本を作り上げたという意欲作で、テンポが良くウイットに富んだ会話劇を楽しめる良作です」(テレビ誌編集)
そんな作品の中で、ひときわ異彩を放っているのが錦戸亮だ。錦戸は本作で、自称“パチアーティスト”の加納恭二役を担当。仲が演じる国民的人気女優の黒澤ゆいと不倫する役で、東大卒でありながらも普段はパチンコで生計を立てる“色気ダダ漏れクズ男”を熱演している。
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「恭二は、夫の不倫で悩むゆいの前に突如現れ、その独特なオーラで一気に虜にする。ただならぬ雰囲気を漂わせているキャラで、無精髭と目元が魅惑的な“危ない男”として描かれています。錦戸は恭二を見事に表現し、ネットでは『錦戸がヤバい』『破壊力すごすぎる』などと大絶賛する声が殺到。錦戸さんはアイドル時代も、2008年の『ラスト・フレンズ』(フジテレビ系)で恋人に執着する役を演じて伝説になりましたが、一方で爽やかな役を演じることも多かった。今回、また新たな境地を切り開く作品になりました」(スポーツ紙記者)
ジャニーズ事務所に所属していたときから、俳優として高い評価を受けていた錦戸。今年5月からは、NHK BSプレミアムのドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』にも出演し、主人公の父親役を担当している。19年にジャニーズ事務所から独立後初となるテレビドラマ出演で大きな話題を集めたが、出演作が立て続けに話題をさらっている。
「錦戸はジャニーズ事務所を退所してから、同じ“辞めジャニ”の赤西仁と組んで音楽活動をメインで行っている。22年末にはホールツアーを行うなど、精力的に活動しています。ただ、ジャニーズ事務所が忌み嫌っている赤西と組んでいることもあり、錦戸も巻き添えを受けて、テレビなどで活動を紹介されることがほとんどなかった。今回、NHKとNetflixの作品への出演となりましたが、俳優としてようやく“本格復帰”を果たしたといってもいいでしょう」(同上)
そんな錦戸だが、『離婚しようよ』に出演したことで、民放ドラマ“解禁”も目前だという。
「ジャニーズ事務所とモメることも承知の上で錦戸さんのブッキングに動いたのはクドカンだったとか。クドカンと錦戸さんは、14年に『ごめんね青春!』(TBS系)でタッグを組んだ縁がある。『離婚しようよ』でもプロデューサーを務めるTBSの磯山晶氏はクドカンとは旧知の仲ですが、クドカンが磯山氏に錦戸さんをプッシュしたという話です。ほかのクドカン作品同様、『離婚しようよ』もTBSの制作ですし、自由度も高いので、錦戸さんを押し込めたようですね」(民放関係者)
今回、久しぶりにドラマへ出演することで多くの媒体で取材を受けた錦戸。ジャニーズ臭は“脱臭”されつつあるが、こうした動きに古巣のジャニーズ事務所はイライラが爆発寸前だとか。
「ジャニーズの担当者は、錦戸と自社のタレントが共演NGであることを改めてTBSに通達したようです。このまま錦戸が勢いに乗り、民放ドラマ解禁となるのは、ジャニーズサイドとしては面白くないところ。もちろんTBS以外の民放各局にも、歌番組などで錦戸を起用するならば、ジャニーズのグループは共演させられないと念押しで通達しています」(同上)
これまでならば、ジャニーズ事務所の“圧力”によって、錦戸のような出る杭は打たれたことだろう。しかし、錦戸には“神風”が吹きそうだという。
「他局はわかりませんが、TBSは錦戸をバックアップする磯山氏が、ジャニーズの“圧力”には屈しないだろうといわれています。磯山氏はTBSのドラマ担当部長で、かなりの発言権を持っている。クドカン作品を多くTBSで放送できるのも彼女の功績で、幹部からも一目置かれていますしね。
今回、錦戸は『離婚しようよ』で大きな注目を受けましたし、早ければ今年の冬ドラマで起用されるのではないかという噂です。水面下でのこうした後押しもあって、錦戸は晴れて本格的に民放ドラマへ復帰することができそう。もちろん、例の性加害騒動の影響もあって、ジャニーズの求心力が落ちていることも関係しているでしょうけど」(スポーツ紙記者)
元SMAPの草なぎ剛が、今冬に放送された『罠の戦争』(フジテレビ系)で久しぶりのドラマ主演を果たしたことも話題となったが、“辞めジャニ”が民放ドラマに返り咲くのはまだまだ至難の業のよう。そんな中、錦戸の華麗なる復活に期待がかかっている。
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