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「週刊現代」よ、パワハラは編集部を暗くする。踊れ、踊れ!

安倍政権を吹っ飛ばしたジャーナリストが追うマイナ問題

 ついにというか、やっとというか、ジャニー喜多川問題は、彼に特別に可愛がられていたといわれる東山紀之にたどり着いた。

 ジャニーズ出身のロックバンド。男闘呼組のメンバーだった土田一徳(53)が、35年ぶりに重い口を開いた。

「ジュリーさんは知らないって言っているけど、いや、ヒガシ君、あなたは知ってるでしょうって言いたい。(タレントトップの)ヒガシ君は知っているんだから、それで社長が知らないっておかしい」

 彼がジャニー喜多川に襲われたのは18歳になってから。合宿所で部屋着に着かえ、マットで横になっていたという。

 しばらくするとジャニー喜多川が布団の中に入ってきた。「とうとう俺のところに来た」と思ったそうだ。嫌だったので、振り返って押そうと思ったら、ヒザがジャニー喜多川のお腹に当たったそうだ。

 ジャニー喜多川は「ユー! ズルいよ!」といったという。

 すぐに着替えて合宿所を飛び出した。その日を境に、ジャニー喜多川からお呼びはかからなくなった。

 その後は、友達の家や路上生活までした。別の事務所には入ったが、俳優を辞めたという。

 土田は、今回しゃべる気になったのは、自分たちのように芸能界を離れて暮らしている人間も、ネットで晒されたり死亡説まで流され、周囲からも「ジャニーズにいたよな」と変な目で見られていることに憤り、事実と違うものは違うと公にしないと生きていけないと思い、取材を受けたという。彼はこう話す。

「ジャニーズ事務所とヒガシ君は事実を認めて、そこから透明性を持って再出発すればいいんですよ。僕はジャニーズに潰れろとか、そんなふうには思っていない。いま頑張っている子たちが堂々とエンターテイナーとして生きていくために、全部取っ払ってあげるのが年長者のすることでしょう」

 年長者である東山紀之は、自身が経験したことを洗いざらい話すことができるのか。できはしないだろうな。

 

 さて、安倍第一次政権を吹っ飛ばした「消えた年金問題」をスクープしたジャーナリストの岩瀬達哉が再び動き出した。

 岩瀬は消えた年金問題を追及して社会保険庁が解体された後、新たに日本年金機構を設立するにあたって、設立委員会の委員に就任し、その年金機構を「調査審議」する社会保障審議会年金事業管理部会の委員も務めてきた。

 その岩瀬が初めにこう書いている。

「日本年金機構が業務委託した事業者(SAY企画)から、厚生年金受給者のマイナンバーのほか、住所、電話番号などの個人情報、さらには所得情報までが中国のネット上に流出したのは、わたしが年金事業管理部会の委員在任中のこと。

 この流出問題を調査する『検証作業班』が、同管理部会の中に設置された際、わたしも4人の検証委員のひとりとして調査にあたってきた。

『検証作業班』での調査は約1年半におよび、その過程で判明したことは、機構と厚労省年金局が国権の最高機関である国会で、虚偽答弁を繰り返していたという驚くべき事実だった。

 日本年金機構と年金局は、『虚構のストーリー』と『欺瞞の論理』で国会を欺き、国民を騙し続けていたのである。その犯罪的行為を、事実をもって集中連載で明らかにしていくことにする」

 これは面白くなりそうだ。安倍政権を吹っ飛ばしたジャーナリストが再び、岸田政権を吹っ飛ばすかもしれない。マイナンバーカードの脆弱性が明るみに出れば、マイナ制度を白紙に戻さなくてはいけなくなるかもしれない。期待したい。

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