乃木坂46弓木奈於、その存在がグループを救う?
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今年2月に2代目キャプテンの秋元真夏がグループを卒業し、1期生がいなくなった乃木坂46。5月の東京ドーム2DAYS公演では合計10万人を動員し、夏の全国ツアーのチケットも激しい争奪戦となるなど、世代交代を経ても無敵の人気を誇る彼女たち。だが、強いてウィークポイントをあげるとすれば、バラエティ番組で活躍できるメンバーが限られていることだ。
「乃木坂が超人気グループになったのは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花、橋本奈々未など、とにかく美形揃いだったのが大きな理由ですが、“バラエティ班”の活躍も見逃せません。秋元真夏、高山一実、松村沙友理など、バラエティに強いメンバーの存在がなければ、アイドルファン以外にグループ名が知られることはなかったはず。本人たちは、バラエティ班と呼ばれるのは不本意かもしれませんが、グループには絶対に必要な存在です。
しかし現メンバーを見渡すと、バラエティに強いのは山下美月、賀喜遥香、与田祐希、久保史緒里など、シングルでセンターを任されるような中心メンバーばかり。これでは仕事が偏りかねません。昨年加入した5期生は逸材揃いですが、まだ経験が乏しいだけにピンで仕事をするのは難しく、バラエティ担当メンバーの育成が課題でした」(アイドルライター)
今やグループアイドルは百花繚乱。カワイイだけではダメとはなんとも厳しい世界だが、ここ最近、一気にバラエティで頭角を現しているのが、4期生の弓木奈於だ。
「2020年にグループに加入した弓木は、当初はあまり目立つ存在ではありませんでしたが、グループの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の学力テスト企画で最下位を取り“おバカ”が判明。一気にイジられキャラになりましたが、言動がことごとく笑いを生むので、バラエティ番組から声がかかるようになり、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『ラヴィット』(TBS系)に出演した際も、しっかり爪痕を残しました。
弓木の魅力は、計算不可能な“ミラクル”を起こせることです。先日、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出演した際も、アンタッチャブル柴田の質問に冷たく答えてしまい、柴田が『はぁ?』とキレたため、スタジオは爆笑。さらに、戦場カメラマンの渡部陽一のVTRを見た後のトークで『地雷』という単語を使うと、松本人志に『渡部さんの話題で“地雷”はやめて』とツッコまれ、ここでも笑いが生まれました。芸人にこの子なら強めにツッコんでも大丈夫と思わせるのもひとつの才能です」(民放バラエティ番組制作関係者)
弓木は京都府出身の24才。普段はあまり関西弁が出ることはないが、関西出身で笑いの呼吸は理解しているということか。芸人との絡みがスムーズなら、いよいよバラエティで重宝される可能性は高い。
「若者にテレビを見てほしいテレビ局にとって、多数のファンに支えられるアイドルという存在はとてつもなく大事。とりわけ人気バツグンの乃木坂46は、テレビ欄に『乃木坂』という文字が入るだけで視聴率が確実にアップするので、もはや誰でもいいから呼びたいという状況です。
シングルのセンターを担当するようなメンバーが番組に来てくれるのは当然ありがたいですが、乃木坂という看板がありながらしっかりトークができたり、コーナーを盛り上げられるメンバーなら、文字通り一石二鳥。現在は秋元真夏や松村沙友理といった卒業メンバーが引っ張りだこですが、弓木の存在は彼女たちにとっては脅威でしょう」(同上)
芸能界のバラエティー枠は入れ替わりが激しいことで知られるが、弓木はニュースター候補の一番手かもしれない。
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