梅雨を乗り切る! 汁なしカップ麺のキーワードは「ハワイアン」「ニボ玉」「冷し」
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「赤いきつねと緑のたぬき」シリーズの創作冷し麺!
東洋水産「冷しこく担々うどん」&「冷しキムチそば」
最後に紹介するのは、東洋水産の「冷しこく担々うどん」と「冷しキムチそば」236円(税別)。「赤いきつねと緑のたぬき」シリーズから毎夏発売される冷やし汁なしカップ麺です。今年登場したのは「冷しこく担々うどん」と「冷しキムチそば」で、どちらも創作色が強そう。
まずは「冷しこく担々うどん」。いつもの通り湯戻しした後に、冷水を入れて捨てるを何度か繰り返すことで「冷し」状態にします。いつものカップ麺よりは多少手間ですね。担々麺だれに、中太で縮れのついた油揚げ麺のうどんと、肉そぼろやチンゲン菜が合わせられています。
担々麺だれは、味噌味ベースに練りごまを効かせ、ラー油で辛味を加えています。練りごまがかなり濃厚で、ごまのコクが味の主役となっていますが、「冷し」だとまったり濃厚なごまだれでも、ちょっと爽やかに感じられました。爽やかさと美味しさが両立しています。
辛さはピリ辛に毛の生えた程度ですが、塩気と辛味が共鳴して、多少塩辛く感じるかもしれません。個人的にはギリギリセーフですが、冷し系の商品は塩気が強くなりがち。ちなみに、実際の食塩相当量の数値はそれほど高くありません。
麺は、中太で縮れのついた油揚げ麺のうどん。いつもの「赤いきつね」の麺に比べて幅が少し狭いですが、いつもより硬めで歯切れの良い食感。実際に成分が違うのか、それとも冷したからそうなるのかはわかりませんが、太さだけではなく食感も異なっていました。
続いて「冷しキムチそば」。こちらもいつも通り湯戻ししたあとに、冷水で「冷し」状態にします。キムチ味のたれに、中細の油揚げ麺のおそばと、白菜キムチ、ネギが合わせられています。麺はやはり冷水で引き締められることで硬めの食感となります。
キムチ味のたれは味噌味ベースで、こちらも辛味と合わせて少し塩気が強めに感じられます。みそとキムチなんて爽やかとは縁遠い感じがしますが、「冷しこく担々うどん」と同様、冷して食べると爽やかで夏らしい味になります。キムチ味がこんなにさっぱりと食べられるのはちょっと驚き。
それほど味に厚みがあるわけではありませんが、力強いキムチ味でわかりやすく、ピリ辛程度の辛味もあって、食欲増進にもなりそうです。
カップ麺をうまく活用して梅雨を乗り越えたい
梅雨時期に食べたい汁なしのカップ麺をレビューしましたが、いずれの商品もやる気が削がれる時期に手を抜くことができ、食べるのも食べやすく、大いに役立ってくれるのではないでしょうか。
ただ、根本的に梅雨に立ち向かうには体力をつけなければならないので、結局のところバランスの取れた食生活が重要になってきます……。カップ麺にはほどほどに頼るくらいに活用していければよいですね。
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