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城下尊之の「フラッと芸能解説」

永山絢斗、復帰はいつに? 映画業界での前向きな評判

永山絢斗、復帰はいつに? 映画業界での前向きな評判の画像1
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』公式サイトより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――6月16日、大麻取締法違反(所持)の疑いで永山絢斗容疑者が逮捕されました。2024年放送の大河ドラマ『光る君へ』は降板となりましたが、出演映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』は、予定通り6月30日に公開されると発表になりました。

城下 『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は前編がすでに4月に公開になっています。後編だけ永山容疑者の執行猶予明けまで待つというわけにもいきませんし、何より作品に罪はない。映画は見たい人が納得した上でお金をはらって見に来るものですから問題ないでしょう。

――確かにそうですね。でもこれで見納めなんでしょうか。俳優業は終わりなんですかね。

城下 いや、そんなことはないんじゃないですか。知り合いの映画のプロデューサーに聞いたら、「映画の世界ならまた戻って来られるだろう」と言っていました。現に、麻薬取締法違反で逮捕されたピエール瀧さん、大麻取締法違反で逮捕された伊勢谷友介さんも執行猶予中から撮影に参加しています。それだけ俳優として魅力があって需要があるから復帰できたんです。永山さんもテレビやCMは厳しいかもしれませんが、映画であれば需要がある。

――そうなんですか。

城下 そのプロデューサーによると、永山さんは「主役もでき、二番手、三番手でもエッジの効いた演技をしてくれる、使い勝手がいい役者」と言っていました。仕事が途切れずいい状況だった中での逮捕となりもったいないけれど、今回は初犯ということでおそらく、執行猶予3年が付くでしょう。3年後に戻ってきてもおかしくない。

――炎上しませんかね。

城下 一部で批判は出るかもしれませんが、強制わいせつなど“ハレンチ罪”ほどのダメージにはならないと思います。近年の映画の多くは製作委員会方式でさまざまな企業が資金を出し合います。俳優のイメージに厳しいスポンサーもいますが、あまり気にしないスポンサーもいる。しっかり反省して更生すれば、復帰は十分可能です。

――兄の永山瑛太は一部メディアの取材に応じ、弟・絢斗に対して「許さない」とコメントしましたが、瑛太の仕事への影響は?

城下 長男で俳優、写真家の永山竜弥さんは、6月16日の夜、都内のDJバーでDJ「Tatsuya.N」として出演予定でしたが、マスコミが集まってしまうことを懸念して急きょ出演を取りやめました。とはいえ、竜弥さん、瑛太さんへの仕事の影響はないでしょう。竜弥さんは43歳、瑛太さんは40歳、絢斗容疑者は34歳。みんなもういい年ですからね。

――復帰といえば、不倫問題で無期限謹慎中の広末涼子はどうでしょうか。夫のキャンドル・ジュンが6月18日に会見を開き、家庭内の問題を涙ながらに赤裸々に語りました。

城下 広末さんも映画であれば復帰できると思います。もともと外見の透明感と自由奔放さのギャップがいいと言われていました。謹慎後、気持ちが安定して本人がまた復帰したいと望めば、「また一緒に仕事をしましょう」と手を差し伸べる人はいると思いますよ。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/06/23 11:00
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