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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > ジャニーズ唯一の希望は?

平野紫耀の起用CMが徐々に終了で…ジャニーズCMに異変

平野紫耀のCM起用が一斉に終了。ジャニーズ唯一の希望は?の画像1
シーブリーズ 公式サイトより

 このところジャニーズ事務所から多くのタレントの事務所退所が続いているが、それに伴い、CM起用の“人員整理”も連鎖しているという。

 さっそく決断を下したのが、かゆみ・虫さされ薬の「ムヒ」が主力商品である、池田模範堂だった。「ムヒ」シリーズのイメージ・キャラクターは、2010年から21年2月まで嵐の相葉雅紀がつとめており、、その後、当時King & Prince(キンプリ)のメンバーだった平野紫耀が受け継いだ。

 それが今年3月から新CMキャラクターに抜擢されたのは、映画やドラマで活躍中の人気俳優・中川大志(スターダストプロモーション所属)だった。この起用に広告業界では「ジャニーズ離れでは……」と囁かれ、スポンサーのジャニーズ離れを勘ぐる声が次々にあがっているのだ。

「平野紫耀がジャニーズ事務所を退所した時には、『ムヒ』のキャラクター契約も打ち切りになることはきまっていました。そこでジャニーズ事務所は、平野の後輩にあたるなにわ男子の道枝駿佑らをプッシュしたといいますが、結果的にはまったく違う事務所のタレントを起用、業界でも驚きの声が聞かれました。まして起用されたのは、女性タレントではなくイケメン俳優。商品のターゲット層はそのままで、事務所を替えたかたちです。通常なら驚くことでもないんですが、これまでのジャニーズと広告クライアントとの付き合い方ではあり得なかった流れだけに、『終わりの始まりでは』と業界で話題に上がっています」(広告代理店関係者)

 キンプリメンバーの出演CMといえばその殆どが平野のソロだった。それが契約期間の満了とともに徐々になくなっていくことになる。多くのCMスポンサーを抱えるジャニーズ事務所にとっては、本件が単なる一例――とはいかないようで……。

「キンプリメンバーである永瀬廉の『ヒルマイルド』のCMでさえも、打ち切りがささやかれています。放映当初、彼にとって初の単独CMであることや出稿量の多さから話題でしたが、該当商品が“パクリ”であると競合他社から訴えられたり、永瀬が独特の歌い方をするCMソングが『気持ち悪い』との声があがるなど、評判はさんざん。まだ契約自体は残っていますが、ここ1年はCMの新作が放映されていません」(前出・広告代理店関係者)

 リスタート早々に受難の時代を迎えるキンプリ。そのほか、P&G、ボシュロム、キッコーマンなどは平野の退所にともない、ファンに惜しまれつつも徐々に終了する見込みだ。

「虫刺され薬や安価な化粧品など、スーパーで主婦層が手にとることを前提とした商品は、やはりパッと見た際の印象が第一。すなわちイケメンだと目が行きやすいわけで、このターゲット層に向けたCMからジャニーズタレントの露出が減っていくと、次々とクライアント離れが進んでしまいそう。ただでさえ、強気の値段設定な上に、他事務所よりも厳しいチェックや要望あるので、コスパが悪くなっちゃいますからね」(CMディレクター)

 ひびが入りつつあるジャニーズとCMクライアントとの関係だが、この夏唯一と言ってもいい明るいニュースも。

「制汗剤・シーブリーズのCMに、2001年の赤西仁以来、20余年ぶりになにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜というジャニーズタレントが起用されました。十代から圧倒的な人気を誇る本商品にキャスティングされたことは、彼らにとっても大きいはず。ジャニーズ内の序列も、なにわ男子中心へと変化していっています」(CMディレクター)

 平野紫耀の脱退により、一気に勢力図が変わりつつあるCM業界。なにわ男子がこの窮地を救ってくれるのか。

 

 

加藤マサキヨ(CMディレクター)

1988年生まれ。広告、IT業界に精通。週末はアイドル鑑賞で目を労り、サウナで汗を流す。

かとうまさきよ

最終更新:2023/06/16 13:00
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