NHKは前のめり…男闘呼組が『SONGS』へ出演、紅白歌合戦も“当確”か
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初夏に『NHK紅白歌合戦』の話をするのはあまりに気を急いているかもしれないが、早くも“当確”が囁かれているのが男闘呼組だ。
男闘呼組は成田昭次、高橋和也、岡本健一、前田耕陽の4人からなり、1980年代半ばから90年代にかけて活躍。昨年、およそ30年ぶりに再結成し、今年8月25日までの活動を宣言している。
「男闘呼組は当時、ジャニーズではめずらしい本格派のロックグループとして活動。紅白にも2回出場するなど活動は順調でしたが、1993年に突如、活動を休止しました。
直接的な理由は、高橋和也が事務所を解雇されたことで、事務所との確執、素行不良、薬物使用疑惑などが囁かれました。でも活動再開に際してメンバーは、当時、メンバー間に音楽性の相違があり、さらに『高橋がいないならやらない、という意見が出た』と説明しています」(芸能ライター)
現在は、30年前に決定していながら、活動休止のため公演中止になった会場を中心に全国ツアーを行っている男闘呼組。8月に行われる計4回の武道館公演で活動を締めくくる予定だ。しかし、周りがそれを許してくれるかどうかわからないほど、周囲は盛り上がっている。
「30年近くも前に活動休止したグループだけに、若者からすれば誰? といった感じでしょうが、自分たちできちんと楽器を演奏し、作詞作曲にも挑んだ男闘呼組の活動は、ジャニーズの中では革新的でした。
とりわけSMAPのメンバーにとって、年齢の近い男闘呼組は特別なグループで、男闘呼組の活動再開に伴い、木村拓哉が男闘呼組のライブに行った写真を公開したり、中居正広が『金スマ』(TBS系)で男闘呼組を取り上げたりして、彼らの評価は日増しに高まっています」(エンタメ誌記者)
そこでもっぱら飛び交っているのが、“男闘呼組が紅白に出る”という噂だ。
「実は昨年にも彼らが紅白に出るという噂はありましたが、選から漏れてしまった。ますます期待が高まる中で、一気にファンが盛り上がったのが、NHKの『SONGS』への出演です。同番組は、1組のアーティストをじっくり掘り下げる音楽番組ですが、6月8日の放送で男闘呼組をピックアップ。NHKが誇るアーカイブの中から、デビュー前から活動休止に至るまで、貴重な映像がたっぷり紹介されました。
巷を賑わせているジャニーズの性加害問題も、男闘呼組にとっては“追い風”でしょう。近年、紅白はジャニーズへの依存度が高く、昨年はKinKi Kids、SnowMan、SixTONESなど計6組が選ばれました。でも、NHKのニュースでもジャニーズ問題が報じられるようになった今、これまでのようにジャニーズにベッタリでは、性加害問題を無視しているという印象を視聴者に持たれるのは確実です。その点、男闘呼組はジャニーズを離れているので“セーフ”でしょう。男闘呼組のファンが、人口の多い40~50代に多いのもNHKには魅力的でしょう。
彼らは今年8月で活動を打ち切り、そのあとは4人を中心に別のグループ名で活動していく予定……ですが、もし紅白から打診があったら、本当にそれを断るかどうか。とりあえずは、8月の武道館公演がどれだけ盛り上がるかが1つのポイントです」(同上)
ジャニーズの性加害騒動はそう簡単に収束しないだろう。元ジャニーズは救世主となるのか。
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