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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > マユリカ、東京で広がる可能性
「出陣」芸人連続インタビュー vol.1

マユリカ、「めんどくさい」から「がんばらな」へ 東京で広がる可能性

マユリカ、「めんどくさい」から「がんばらな」へ 東京で広がる可能性の画像1
写真/Kyogo Hidaka、以下同

 マユリカが東京にやってきた。ポッドキャストの冠番組『うなげろりん』(関西ラジオ)では、阪本と中谷の幼なじみコンビによる、ゆるい距離感と下品なトークが繰り広げられ、ラジオ好きの間で評判を呼んでいる。番組の企画で生まれたビキニ写真集は3000冊も売り上げて話題になった。

 ラジオだけでなく、先輩芸人・見取り図のYouTubeへの出演や、2年連続『M-1』セミファイナリスト、『ラヴィット!』(TBS)出演など、活躍の場が広がっているマユリカ。このタイミングでの東京進出は機を見るに敏だ。しかし、少し心配にもなるのだ。「めんどくさい」が口癖の阪本と、度重なる遅刻で謹慎を食らったこともある中谷。そんな二人が東京進出って、少しがんばりすぎてやしないか? と老婆心ながら思ってしまう。

 芸歴13年目で慣れ親しんだ大阪を離れ、群雄割拠の東京に拠点を移したふたりに、その真意を聞いた。

居心地のいい大阪に飽きていた

マユリカ、「めんどくさい」から「がんばらな」へ 東京で広がる可能性の画像2

──大阪のよしもと漫才劇場(マンゲキ)に所属していた人気芸人6組が、今年4月に揃って東京進出されました。個人的に、ポッドキャスト番組『うなげろりん!!』やライブ配信を通して知るマユリカは、大阪でのびのびお笑いをしていくコンビな印象があったので、東京進出は意外でした。

中谷 そうなんですね。僕らは単純に東京のほうがやれることが広がるよなぁと思って出てきましたよ。

──すごく前向きだったんですね。マユリカ、ロングコートダディ、ニッポンの社長、紅しょうがあたりのマンゲキ芸人たちは、ラジオを聞いていても仲がいいのがよく伝わっていて。あの親密さは大阪だからこそなのかなと思ってました。だからこそ、東京進出は「マンゲキ芸人たちの青春が終わってしまう……」くらいの切なさがありました。

中谷 えー、ほんまに? そこに関しては自分らでは何も感じてなかったですね。仲いい人たちと一緒に東京来れたんで、これまで通りのこともできる。その上、東京で新しく出会った人とも何か生まれるかもしれない。だからワクワクしてますよ。良くも悪くも大阪では、ほとんどのライブを同じメンバーでやってたので。

阪本 語弊があったらアレですけど、大阪では同じメンバーで同じことばっかりやってて飽きてたんですよね。

中谷 語弊あるなぁ(笑)。

阪本 ビスブラ(ビスケットブラザーズ)、紅しょうが、ニッポンの社長さん、ロングコートダディさんがおもろいことなんか、僕らはもう知ってるんですよ。一緒にライブしたらおもろいし、楽しい。だから居心地はいいんですけど、ワクワク感はなかったです。

中谷 それはしょうがないよな。言い方変えると、刺激がなくなってたというか。その点、東京はめちゃめちゃ刺激的よな。

阪本 昨日もPOISON GIRL BANDの吉田(大吾)さんと「はじめまして」できて嬉しかったです。絡んだことない人とできるのは単純にワクワクしますね。大阪はほんまにずっと同じメンバーだったからなぁ。ただ、大阪でもまれにNGKとかで笑い飯さんと絡めるときは嬉しかったんですよね。

がんばりたいけど無理はしない

マユリカ、「めんどくさい」から「がんばらな」へ 東京で広がる可能性の画像3

──「ワクワクする」とか「刺激的」という言葉をマユリカさんから聞くのが新鮮です。

阪本 「東京がんばらな」って思ってますよ。これも語弊があったらアレですけど、大阪でがんばるより、東京でがんばるほうが大変やと思うんで。東京は売れきった人たちの世界じゃないですか。

──「めんどくさい」が口癖の阪本さんの口から「がんばる」と聞けたことが勝手に感慨深いです。ちなみに何をがんばりますか。

阪本 萎縮しないことですかね。有名な人って怖いんですよ。「僕らのことどう思ってんねやろ」って思ってしまうので。そうやって萎縮せずにやったほうがいいよなって。

──背伸びはせず、あくまでもマユリカらしく。

阪本 そうですね。それでダメだったらダメでいいし。僕ら遠慮してしまいがちなんで、そこがんばりたいですね。でも無理はしません。

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