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マイナンバーカード問題が岸田政権を押し潰す?
マイナンバーカードの不具合問題は岸田政権を押し潰しそうである。マイナンバーカードの人為的なミスやシステムエラーが多発し、河野太郎デジタル相も責任を逃れられないと観念したようだ。
「マイナンバーに本人ではない家族らの口座が13万件ひもづけられている問題で、河野太郎デジタル相は9日の参院特別委員会で自身の処分を検討する考えを示した」(朝日新聞DIGITAL 6月10日 5時00分)
当然である。2024年度中に紙の保険証を廃止するなどとバカなことを早く撤回して、もう一度マイナカードを白紙に戻し、時間をかけてやり直すべきである。
私は、安倍第1次政権が「消えた年金」で崩壊したように、岸田政権は「マイナカード拙速普及」で潰れるのではないかと思っている。
ポストによれば、SNS上では、「マイナカード制度廃止」だけではなく、「マイナ返納運動」も盛んになっていると報じている。
このマイナカードは、認知症気味の私のような者には暗唱番号を記憶するだけで一苦労だし、毎回更新しなければならないとなれば、不便この上ない。
それに他人のカルテと間違えてひもづけされていたら、命にかかわるこというまでもない。
自治体情報政策研究所の黒田充代表がこういっている。
「マイナンバーに紐付けられた被保険者番号は転居や転職などで変わり、その都度マイナンバーと被保険者番号の紐付けを修正する必要がある。ミスは今後も出るでしょう」
冗談ではない。ミスが出ることを前提にこんな制度を一方的に作られてはたまったものじゃない。
4月には全国の医師1075人が「マイナ保険証の義務化阻止」を掲げて国を提訴している。
「マイナカードを保険証として使うと、医療機関は患者の投薬情報や特定健診情報などを確認できますが、国は今後、閲覧可能な医療情報を増やす計画です。マイナンバーと被保険者番号の紐付けを間違うと、カルテが他人のものと取り違えられ、それに基づいて医師が診察や投薬をすることになる。最悪の場合は命に関わります。このリスクがあるため、多くの医師がマイナカードと保険証の一体化に反対しています」(黒田代表)
今年の3月時点で、マイナ保険証に対応していない医療機関が4割もあるという。
私がよく行く医者はみな小さな診療所だから、対応するのはまだまだ先になるだろう。
2万ポイントで釣っておいて、7割以上が金欲しさでカードを取得すると、今度は紙の保険証は使えなくしてやると、1年後にはすべてを切り替えるといい出しやがった。
だが、口から出まかせで、システムも、情報共有する意志疎通もできていないから、ボロボロ不都合な真実が出てくるのは当たり前だ。
ポストは、マイナンバーカードを返納するやり方を教えてくれているが、こんな不要なものは捨て去って、今まで通りのやり方で当分やればいい。
近い将来、銀行口座も何もかもカードに入れ込んで、税の取りっぱぐれがないようにしたいのだろうが、そうは問屋が卸さねえ。
私はマイナンバーカードを申請する気も全くないから、今の騒ぎは、ざまあミロである。
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