巨人・原監督がV逸危機でトレード第2弾へ…あの投手を狙うもすんなりいかなそうな“因縁”
#プロ野球 #原辰徳 #巨人
2019年・2020年と2年連続でセ・リーグ優勝を果たしたものの、ここ2年は逃しているプロ野球・読売ジャイアンツ。5月28日からのセ・パ交流戦以降は善戦しているが、現在セ・リーグ4位という状況だ。
この状況についてスポーツ紙番記者はこう語る。
「野手では坂本勇人、丸佳浩など主力の高年齢化が進んでいます。ところが後継者がなかなか育っておらず、だいぶ無理をさせている。その結果、シーズン序盤にとんでもない不振になっても替えの選手が見当たらない」
投手に目を向けても、厳しい状況は同じだ。
「エースの菅野智之が開幕前に右肘の張りを訴えてオープン戦で緊急降板。以降はなかなか浮上できずようやく、6月11日のソフトバンク戦で今シーズン公式戦初登板を迎える有りさまです。チーム防御率3.95、自責点228はリーグワーストで、テコ入れが今すぐ必要な状況。残っている投手で1軍戦力になりそうな面子もいないことから、球団も現場も焦っている」(同)
3年連続で優勝を逃すとなれば退任問題に発展しかねない状況で、後がない原辰徳監督は、その打開策としてトレード第2弾を画策しているようだ。
テコ入れ第1弾は5月17日に起こった。オリックス・バファローズの鈴木康平投手と巨人・廣岡大志内野手の1対1の交換トレードが成立した。鈴木は29日に1軍登録されるとそのまま中継ぎ陣に入り、ここまで9登板している。ここに新たな戦力を追加したい意向が現場には強いのだという。
「巨人は、原監督が現場責任者と同時にチーム編成も掌握しているため、権限が大きい。今は余った野手をエサにして『パ・リーグ球団の速球系投手を獲ってこい!』とフロント陣に大号令をかけている。最も欲しいのは日本ハムの井口和朋投手。新庄監督とは起用方針で合わず、4月19日に1軍登録を抹消されてから一度も再昇格していません。直球が武器で原監督の補強方針にも合致しており、なおかつ日本ハムでは余剰戦力といっていい存在。トレード商談はまとまりやすいだろう」(球界関係者)
ところが、大きな問題もある。
「日本ハムと巨人のトレードといえば、2021年8月にチーム内でトラブルを起こした中田翔の巨人への無償トレードを、日本ハム球団フロントの意向を汲んで原監督が承諾したことも記憶に新しいが、くだんの件に井口も絡んでいるとされており、中田と同じ球団でプレーするのはかなり難しいのではないかと言われています」(同)
グラウンド外のいざこざに配慮するのか、あるいは野球人として輝ける場所を与えられることに喜びを感じて商談が成立するのか。結果は早ければ交流戦終了後にも出ることになりそうだ。
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