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『だが、情熱はある』高橋海人の圧倒的演技力 俳優評価はうなぎのぼり、だが…

『だが、情熱はある』高橋海人の若林完全再現演技が大絶賛! 俳優評価はうなぎのぼりだが…の画像1
日本テレビ『だが、情熱はある』公式サイトより

 King & Prince高橋海人とSixTONES森本慎太郎が主演を務める日本テレビ系ドラマ『だが、情熱はある』。視聴率は決して好調ではないものの、オードリー若林正恭役の高橋と、南海キャンディーズ山里亮太役の森本の演技については高評価となっている。

 話し方や見た目も含めて、かなり本人に寄せている2人。6月5日、森本はSixTONESの新曲プロモーションも兼ねて、山里がMCを務める『DayDay.』(日本テレビ系)にゲスト出演。ドラマ中の衣装を着て登場し、そのまま山里になりきってMCとして武田真一アナと軽いトークを交わしたが、まったくの違和感がないやり取りだったことも話題となった。

 圧巻だったのが、6月4日放送のドラマ第9話の漫才シーンーー『M−1グランプリ』敗者復活戦でのオードリーの2人ーーだ。高橋は若林として、戸塚純貴演じる春日とともにオードリーの漫才を披露。その話し方や間合いも含めて、完璧に再現されていたのだ。

「実際のオードリーの敗者復活での漫才とドラマのシーンを並べた動画がネット上で拡散されていましたが、高橋さんと若林さんがおそろしいほどにシンクロしているんですよね。高橋さんと戸塚さんが撮影前に相当練習したことは間違いないでしょう」(ドラマ関係者)

 高橋の演技はネット上でも絶賛。SNSでは、

<なんかだんだん話を重ねていくうちに、 これが髙橋海人だと気づくのが遅くなってくる。最終話にはもうあいつは若林よりも若林>
<漫才完コピすげぇ…何十回も観てるネタだけど、違和感ないわ。特に若林役>
<あまりにも若林でびっくり。顔も体型も全然似せてないのに若林なのまじですごいな>

 などと、若林を再現する高橋の演技に圧倒される視聴者が多い。

「高橋さんの演技のスゴいところは、今の売れている若林さんではなく、当時の売れていない若林さんを演じきっているところですね。ひねくれた雰囲気やイライラしている感じを見事に表現していて、キャラ作りは完璧。言ってみれば、今の若林さんよりも、高橋さんのほうが当時の若林さんを表現できているということです。この作品で高橋さんの俳優としての評価はかなり高まっていると思いますよ」(同)

 しかし、視聴率は低空飛行を続けている。第1話、第2話は平均世帯視聴率4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったが、第3話から第8話までは3%台、第9話で4.0%を記録し、どうにか4%台に戻った。

「なかなか売れないオードリーと、売れっ子になったけど思い通りにいかない山里さんの物語を再現性高く描いていますが、2人の“これまで”に興味がないと、ストーリーが入ってきにくいというのは間違いない。裏を返せば、若林さんと山里さんに興味がある視聴者なら、絶対に楽しめる内容なんですよ」(お笑い事務所関係者)

 また、高橋や森本の再現性の高い演技が、作品のハードルを高めているとの指摘もある。

「高橋さんと森本さんの演技がうますぎて、若林さんと山里さんにしか見えない。つまり、ノンフィクションに近い雰囲気になっているんですよ。もっと気軽にドラマを楽しみたい視聴者にとっては、そこが違和感になっているのかもしれません」(同)

 出演者たちの俳優としての評価は高まっても、作品としては思うように評価されないというジレンマを抱える『だが、情熱はある』。最終回に向けて、大逆転はあるか──?

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2023/06/11 09:00
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